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2017年3月21日 (火)

春雪の足尾、森に寄り添う暮らしは我慢が伴う?

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 今日は、朝早くから天気予報通り雨でした。ところが30分後には思った通り、雪が降り始め、春雪となりました。

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 ラジオでは、東京ではソメイヨシノの開花が報じられていましたが、膨らみ始めた足尾の桜の蕾は冷たい雪に驚いているようでした。

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 今日の森作業は高橋さんと2人作業でした。天気予報で雨が確実でしたのでボランティアの皆さんには遠慮してもらいました。暫く雨や雪が降らなかった足尾なので、苗木にとっては恵みの春雪になりました。春の足音はストップしましたが、草木の根には最高の恵みでしょう。

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 ハウス内の苗木は来月早々、外に運び出し、太陽のエネルギーで元気をもらいます。そこで今日は、10年以上も使って破けている防草シートの上にシートとして使えなくなったブルーシートを敷き、再利用しました。この上に、新しい防草シートを敷いて、防草シートの効果を強めまたいと思っています。手の指が凍るような作業でしたが、午前中には終わりました。

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 午後は、雨の恵みを受けている広葉樹の苗床をチェック、苗木たちも春が近づいていることを感じているようでした。枝が赤みがかり、蕾の先は黄緑色になっていました。

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 ところが、ドングリから1年間栄養をもらっている苗木のポットが荒らされていました。何時ものことなのですが、猿が土の下にあるドングリを食べていた跡がいくつもありました。

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 森に寄り添って生きていくと言うことは、猿たちの食事に我慢しなければならないのか、と思いつつ、ポットから抜かれた苗木をポットに戻しました。本日のボランティアは、高橋、仁平でした。(報告 仁平範義)

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