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2016年12月14日 (水)

“落ち葉ラッセル”で足尾・深沢の森を楽しみました

 

 足尾のふるさとの森ではどんな木々が森社会を形成しているのか、ということを目的に足尾の山を登って木々を調べるのは大変な事。仁田元川と松木川に挟まれた中倉山の森ではミズナラやブナ、ホウノキ等が森社会を形成していることが眼で分かりました。

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 中倉山の東方向に聳える赤倉山の森ではどうなのかと、半年前頃から気になっていたメンバーが、今日、赤倉山の調査登山を行いました。メンバーは、鎌田、松村両スタッフと筆者でした。仁平スタッフは無線機担当として森びと広場で待機してくれました。

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 足尾町民からの情報を基に、深沢左岸を緩い道を登っていきました。町から2分~3分歩くと、深沢社宅跡地があり、そこには、当時の子供たちが遊んでいた滑り台が残っていました。

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 地元の情報では赤倉山登山は2時間程で頂上に着く、ということでしたので9時に出発しました。しかし、正確性がとても大事な登山であるのに、情報だけの登山でしたので、赤倉山の頂には着けませんでした。(写真下、党務゛入口から30分の経済林)

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 深沢を渡って90分程にある神社跡から左に曲がる、ということを曖昧にして右方向の半月峠に向かってしまいました。反省です。

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 半月峠も調査対象でしたので、来春調査前に150分程(往復約270分)歩くことが出来ました。

銅の精錬が盛んな頃には、生活道路だったらしく、道はしっかりしていました。歩を進めると“落ち葉ラッセル”と感じるくらいのふわふわした落ち葉を、踏んで緩い登り道を歩くことが出来ました。

歩いて90分経つと巨木のカツラとその横には神社の跡がありました。カツラは何とも言えない太さで幹の中からは霊がでてくるようでした。記念に一枚撮りました。

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 森の中では、ミズナラ、イヌブナ、ホウノキ、カツラ、サワグルミと思われる木々が、森の主役となっているようでした。

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 更に歩を進めると、滝がの音がし、眼下に滝が現れました。その岩上にはアカマツが一本元気そうに生きていました。また、滝の周囲には常緑樹(ヤマグルマ・写真下)が落葉広葉樹の森の中で緑の葉を輝かせていました。「何だろう?」と、調べているところです。「ふるさとの木であれば足尾・松木沢にも植えたいなあー」となりました。

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 更に、歩をすすめてみると当委員会アドバイザー・村上荘亮さんが昭和63年に植林した森と偶然に出会いました。

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 天気が気になった本日ですが、青空も見え、暖かい日射しが差し込む森で“落ち葉ラッセル”ができました。

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 森びと広場に帰った私たちは、仁平スタッフに調査報告を簡単に行い、作業小屋の煙突掃除を行ってから帰路につきました。本日のボランティアは、鎌田、松村、仁平、高橋でした。(報告 高橋佳夫)

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