今年は“森と生きる暮らしをつくる元年”！？
東日本大震災と原発事故から１０ケ月が経ちました。ニュースで天災に遭った方々や人災に遭った方々の心情を聞くたびに、“私たちは今、何をすべきか”、ということが突きつけられます。その時に忘れてはならないことは素直な気持ちではないでしょうか。
筆者が実感していることは、大自然の力と原子力の恐ろしさは人間の手に負えない、ということです。そして人間は自然の力には対抗するとか、征服しようと考えるのでなく、有限な自然の力を活用して、自然と人間が永生きするための備えに、知恵を結集してそれを活かしていくことではないかと思っています。
厳冬の積雪に残す足跡は自然の力と生きていることを教えてくれますし、トチノキの冬芽からも自然と生きる知恵を授かれます。七草は過ぎましたが、七草粥を食べると「春の気」を感じ、春を待つ力を与えられた気がします。
今月２２日は、「２０１２年森びらき」を開催します。当日は、“森とも”の皆さんと“何をすべきか”を語り合いたいと願っています。
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