« 森の囁きに応えましょう | メイン | 森の家族は地中にもいます »

2010年11月12日 (金)

資源は使い果たすのでなく未来を見据えてほどほどに

P9101494 

 COP10では遺伝資源の奪い合いが露呈しました。その資源は土の中で生きている微生物、菌、土壌分解動物などと植物(樹木や草)だそうです。人間にとっても繁栄のエネルギーは森からつくられてきました。原油や石炭がその代表格です。木が遠くなるほどの時間をかけて森の有機物が繁栄のエネルギーの基となってくれましたが、人間はたった100年ほどでその有機物を使い果たそうとしています。その過程では酷い殺し合いや戦争が起こりました。

土の中でいのちの源である森(木)と共生している土壌分解動物や微生物そして菌などが、今、土の中で生きていけなくなっているようです。土壌の酸性化がそうさせていると言われています。ミミズはpH5以下では生きていけません。中には土の中がレモン汁の中と同様な状態に土壌が酸性化し、とても生きていけない状態になっているところもあります。これでは恵みの母たる樹は根から栄養を供給することはできません。14日に開催するキャンパスフォーラムでは、全国的に広がっているナラ枯れ、土壌の酸性化・森の衰弱に私たちは何をすべきかを探り、森を元気にする活動を拡げます。

P9240792

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/330076/25402325

資源は使い果たすのでなく未来を見据えてほどほどにを参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

森びと検索

最近のトラックバック