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2010年1月 2日 (土)

やる気と勇気をもらった一冊の本

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 今日の朝の気温は-10度でした。この辺は6時30分頃から夜明けが始まりますが、今日は朝焼けがありました。森の枝に積もっていた雪は昨夜の風で飛んでしまいました。今日は風もなく、太陽の光が雪に反射し、眩しい程の森でしたが、とっても静かな1日でした。
 そんな中、『ニンジンの奇跡』(赤峰勝人著・講談社+α新書)を読みました。昨年の今日は木村秋則さんを紹介しましたが、今年は赤峰勝人さんです。この方は無農薬、無科学肥料の「循環農法」で野菜を育てる百姓、と紹介されていました。昨年末、事務所に来た事務局次長・清水さんから「この方も酸性化した土を中和させるのに炭を使っていますから」と、この本を頂きました。
 読んでみると、昨年末に民主党及び国家戦略室等へ提出した「日本の森を救う緊急提言」と同じような事を、この本には書いてありました。『ついでにお話ししておくと、マツ枯れも酸性雨が原因だと思います。マツ枯れはマツクイムシが原因といわれていますが、とんでもありません。何度も言うように虫たちは「神虫」です。マツクイムシも例外ではありません。マツが枯れるのは、まず酸性雨で土の中のペーハーが下がってくる(酸性度が強まる)と、マツの根を育てる菌が死んでしまいます。するとマツの根が死んでしまうので、地上部も枯れていきます。これがマツ枯れの原因です。マツクイムシは枯れたマツを食べて、糞にして返すのが役割です』、と書いてありました。
 読み終わって私は、日本各地には自然環境と人間の生命を大切にする皆さんが地道に活動し、その心を地域で育んでいることに感動し、勇気をもらうことができました。(下の写真は昨年末の足尾・松木の杜です)

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