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2009年4月16日 (木)

下で騒いでいても上(政治)を変えなくては駄目だ

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 昨日は山形県山形市で宮大工棟梁の加藤吉男さんにお会いしました。11月開催予定の「森と生きようキャンパスフォーラム2009」への協力をお願いしました。
 フォーラムの考え方をお話しすると、加藤さんからは「皆さんが国産材を使おうと言っても、外材が安ければハウスメーカーは国産材を使わない。国内に木はあっても使える木は少ない。また、現在の建築現場は大工(職人)を必要としない。今の建築法がある限り、国産材も職人も使わなくて済むようになっている」、と言われました。つまり、国産材を使うための法改正をしなくてはならない、という事が言われました。極めて政治課題であることが分かりました。
 また、加藤さんは「木造建築は柱が動かなくては駄目だ。建築に金属を使ってガッチリ動かなくしていれば木は金属に負ける。見てくれの建築では家は長持ちしない」、とも言ってくれました。私たちの建築に関する常識が非常識であることに気づかされました。その他にも加藤さんは、建築現場での話や木の話を私たちにしてくれました。フォーラムへの出席については後日、日程調整をすることになりました。昼には、山形そばをご馳走になりました。加藤吉男さんありがとうございました。
 午後には、間もなく満開を向かえる長井市のサクラを見ました。約800年も生きている「釜ノ越ザクラ」という、見事なヒガンザクラでした。(写真・左が加藤吉男棟梁、右は妹の陽子さん)

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