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2009年1月 5日 (月)

地球を駄目にしている「常識」は非常識?

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 今年は一歩前にステップを踏み出したい、と願っています。どんな意味なのか、といえばそれは難しいことではありません。私たちの「フツーの常識」が環境問題を引き起こし、地球を駄目にしているこの「常識」は非常識であるという常識に変えていく、という努力をすることです。この非常識は、森の中をしっかり観察するだけで解ります。ですから机上では解らない、ということでもあります。
 冬山を散策すると、木々の冬芽が目につきます。ヤナギ、コブシ、オオカメノキ、ミズキ、トチノキ等の芽は、毛糸のような帽子をかぶっている、コーデュロイ地の布を身につけている、そしてベトベトしたヤニを塗っています。また、木々の枝には虫の卵が産み付けられていますし、幹を住み処にして越冬している昆虫がいます。
 見るだけでは観察になりませんから、どうして冬芽は色々なもので身を覆っているのか、何故、昆虫は寒いのに木の枝で、幹で越冬するのか。どうしして温かい土中で越冬しないのか、と「見えないものを見ようとする努力」(宮脇昭最高顧問)をしてみることです。「土に触れ、葉の臭いを嗅ぎ、時には実を口に入れて、植物が発するわずかな情報を逃さずに読み取る」(宮脇昭最高顧問)、ということを実行してみることです。地球を駄目にしている「フツーの常識」が非常識である、ということをつかみ取っていく努力がステップのひとつです。
 

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