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2008年10月10日 (金)

 十三夜の前日、人は、万人ために怒ることも大切だ

Pa100129

 12日は、第8回「足尾・ふるさとの森づくり」です。今日は、事務局員とボランティアの皆さんで森づくりの準備をしました。当日は、7800ヶのドングリに命に吹き込み、100先の命の森を形成する主樹を育苗させます。
 木は根、根は土ですから、本日は小さなポットの中で根を充満させることができる土と堆肥、腐葉土を用意しました。今回は、ミズナラ、コナラ、ウワミズザクラ、ヤマグリ、ハウチワカエデ、ヤマボウシの命を吹き込みます。種は全て日光周辺の巨木から生まれたものです。ツキノワグマやシカこは申し訳ありませんが、ドングリを少々いただきました。
 五穀豊穣に感謝する日の一日は、明日の十三夜です。新米の甘さと小豆の甘さがミックスしたおはぎ、柿と栗の香りと甘さに感謝する心が十三夜です。モズやツキノワグマも感謝する時季は人間と同じようです。ちょっとした儲けのために人間の生命や自然環境を犠牲にしている社会現象が蔓延していますが、社会を構成している私たちにが失っていることは「人のために怒る」ということではないかとおもいます。「怒る」と自己犠牲がともないますが、何事も自己犠牲が伴わないとうまくいのが社会ではないでしょうか。足尾・松木沢にもススキが秋風に穂を揺らせ、モズの声が一段と晩秋を感じさせてくれています。
Pa100127

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