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2008年6月 3日 (火)

できることをやりきれたその善意に感謝

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 極酸性土壌で植樹をおこなうにはお金がかかります。国有地でありながら、旧松尾鉱山が残した負の自然を、どうして善意とボランティァによって命の森に生き返らそうとしているのかと、疑問がわきますが。児童たちやその先生、親子のみなさん、あるいは盛岡農業高校の先生と生徒たちの顔には期待感が感じられました。また、参加してた250名もの皆さんたちの顔にも充実感が漂っていました。期待感や充実感を感じとった事務局とスタッフ、サポーターのみなさんは、前段の苦労がなかったような言葉と笑い声を発していました。
 みちのく事務局に問い合わせをして参加してくれた女性は、半年前に横浜から八幡平市に引っ越してきた方でした。植樹会場に行くにもその手段がないというので事務局はこの女性を送り迎えしました。この女性は感謝の意を込めて、当日、植樹会場の事務局に軍手を届けてくれました。
 黒土を提供してくれた方は、岩手県立前沢養護学校の先生です。森びとのホームページを観て、「黒土が必要だというのであれは、実家は八幡平市だ必要な分だけ運んでください」と、言ってくれました。この先生の友人である森びとインストラクターの及川さんの話では、この先生も退職後には森づくりに参加したい、と言っているそうです。
 ここ旧松尾鉱山跡地周辺は別荘地と牧場が目立ちます。この地に山荘を持っている元JRの方は、準備作業に汗を流すJR東労組の組合員のみなさんの宿泊場として、この山荘を自由に使わせてくれました。その上、この方は前段作業にも協力してくれました。美味しい山菜やお酒もご馳走になったと聞いています。
 誰もが地球はおかしくなっている、と感じていますが、感じているばかりでは地球の危機を救うことはできません。机上の議論や国益や企業の利益優先では地球は益々おかしくなってしまいます。おかしいと感じて、できることをやろうと集まったのが「第3回八幡平ふるさとの森づくり」でした。“山と心に木を植えました”みなさんに感謝です。

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