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2008年6月 2日 (月)

森づくりから広がる人の輪

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 地下50㌢掘ると酸性度がpH4以下の国有地に命の森づくりが始まりました。場所は岩手県八幡平市にある旧松尾鉱山跡地・元山堆積場。ここに約250名のボランティァが参集したのが、小雨模様の5月31日の土曜日。
 二年前に地元の平舘小学校の子ども達と校長先生が拾って蒔いたトチノキやクリの苗木等を植えました。当日は、その子ども達と校長先生も参加しました。また、地元の建設関係の工場長と社員とその家族のみなさん達が、100年先の命の森づくりに挑戦しました。
 9種類の苗木は20㍍×4㍍の大きさに作られた場所5カ所に植えました。極酸性土壌での植樹であるためこの場所は、深さ50~60㌢の穴を掘り、この穴に木の皮・バーク肥料・黒土・ホタテ貝の粉・黒土、さらに掘った土を混ぜ合わせ、盛土にしました。
 酸性土pH6程度の黒土は4㌧トラック約50台分、バーク肥料はダンプ1台相当の量でした。この木の皮、黒土、バーク肥料は岩手県内の心あるみなさんからの提供でした。また、重機とその操縦者もボランティァで植樹場所は作られました。一週間以上かかった命の森づくり準備作業の中心は、JR東労組のみなさんが汗を流して行ってくれました。
 こうして第3回八幡平・ふるさとの森づくりは、人と物と心の提供があって、2100本の苗木に命の息吹を吹き込むことができました。多くの皆さんの心ある支援とボランティアに心から感謝します。当委員会は、参加されたみなさんの自然環境と人の命を大切にする願いを、旧松尾鉱山跡地から大きく育てていきます。
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