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2025年9月24日 (水)

諺通り、暑さは果たしてお彼岸までか!?

    9月23日、桜の紅葉がはじまった足尾・松木郷。午前9時の気温は16℃、天気は晴れ時々くもりの乾いた空気の清々しい朝です。軽い打ち合わせの後、坂口さんは森の点検を兼ねて散策に向かいました。「みちくさ」番で一人になり、ふとあるニュースを思い出しました。トランプ大統領が国連演説で国連を中心に各国が協調する気候変動対策を「世界史上最大の詐欺」と呼んだという報道です。諺通り、暑さは彼岸で一旦収まりましたが、10月もかなり暑い秋になる中期予報です。間違いなく夏の平均気温が過去の基準値を2.36℃上回った今夏の暑さは、尋常でなかったことを皆さん等しく感じていることと思います。この夏の異常な暑さを痛い程体感している身としては、トランプ大統領の言葉は全くもって説得力を持ちません。20年前「温暖化に少しでもブレーキを」と、NPO法人森びとプロジェクト委員会を立ち上げました。森づくりをはじめた我が先達の未来を見通す力にこそ真実があると、思いを巡らしました。

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    9時55分、ジャンダルムを目指す2人に「帰りに是非コーヒーでも」と声をかけると「何時まで空いていますか?」と。「15時頃までです。」と返すと「間に合えばお邪魔します。」という返事があり、間に合えばいいなぁ。無事を祈ります。

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    2人は急峻なジャンダルムにアタックに行きました。

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    その直後の9時57分、既に一汗かいて下りてくる方がいます。「コーヒーでも飲んでいきませんか?」と尋ねると、「ありがとう。でも急いでいるので!」と、忙しそうに下ってくハイカーの方。

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    さて、森作業責任者の清水さんから「中倉山の孤高のブナ恩送り」の案内チラシが出来たので、掲示板に貼ってほしい」と要請がありました。早速、「みちくさ」、「苔テラス」、「森びとの看板」の3カ所の掲示板にチラシを張りました。11月3日(祝)に「足尾・中倉山のブナを元気にする恩送り」を開催します。詳細は、ホームページを是非、ご覧ください。

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下は、森びとの掲示板に張り出したチラシ。

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    午後は、「りんねの森」に行ってみました。もみじや桜の幼木も既に色づいていました。

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    筆者の家のベランダで育てた「ムクロジ」ですが、2年目でどんどん成長して来年まで育てるとベランダから出せなくなると思い、7月に「りんねの森」の片隅に移植させていただきました。何とか、根付いたようです。

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    坂口さんと相談し、みちくさと水源周辺の草刈りをやることになり、広場を通って草刈り機を取りに行くと、森づくりチームが町民の方にいただける「シャクナゲ」の木を植えるための穴掘りをしていました。それにしても、掘れば必ず大きな石にあたり、スタッフは四苦八苦しながらも、直径約1mの見事な穴を4つも掘りました。このような地道な作業が20年間続けられ、今の松木郷の立派な森が出来たかのだなぁと、運営委員2年目の筆者は過去を想像し改めて頭が下がる思いをしました。

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    草刈りも終わり、残念ながら「ジャンダルム」の2人も間に合わなかったようなので、作業小屋の森づくりチームに合流し、次回作業の打ち合わせをしました。10月4日分の作業の穴掘りが終わったので、次の団体の方々の訪問日に記念植樹をする分の4つの穴掘りを次回作業のメインにし、終われば散策コースの草刈りをすることを確認。シャクナゲをいただく町民宅での作業イメージを出し合い、意思一致できたところで15時40分を過ぎたので、松木郷を後にしました。

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本日のみちくさ担当は、坂口さんと筆者・田城でした。(報告者 田城郁)

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