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2013年10月 5日 (土)

南相馬市の未来を高校生自らが描く

 いよいよ明日6日は南相馬市が主催をする植樹祭です。目標の2,000名をはるかに超える参加申し込みがあるそうです。これまで市役所の方をはじめボランティアの方々の力によって、順調に準備も進んでいます。

 今日は会場では横浜国立大学名誉教授の藤原一繪先生による市職員及び市民植樹リーダーへの研修が行われ、森びとからも21名が研修を受けました。

Dscf1086 まず、今回の植樹祭で植樹する苗木16種類のうち、タブノキ・アカガシ・アラカシ・シラカシ・ウラジロガシの5種類の高木の特徴を説明してもらいました。

Dscf1097 その後は研修ブロックに移り、苗木を水に漬けた後、実際に植樹をしました。盛土は津波の堆積土と震災で出たガレキを50%ずつ含まれたものです。土の流出や乾燥防止などのためにわらでマルチングをし、縄でおさえました。

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Dscf1112 今回の市民植樹リーダーには相馬農業高校の生徒が14名参加をしてくれ、熱心に藤原先生の話を聞いて、参加者に説明できるようメモしていました。未来を生きる若者がこの植樹祭に積極的に参加をしてくれたことは非常にうれしいことです。

Dscf1093 夜は足尾から嫁いだ苗木20,000本を日夜管理して下さっている地元の方々7名を交えての懇親会を開催し、これまでの苦労を分かち合いながら、交流をはかってきました。最後に挨拶に立った森びと・高橋監事から「初めて木を植えた。2時間の研修を受けて、いつ死んでも良いと思っていたけれど、5年、10年後の姿を見てみたい」とグッとくる言葉で明日の植樹祭の成功を全員で誓いあいました。

(事務局・小林発)

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