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2012年3月 4日 (日)

いのちを守る森づくりの心に木が植えられました

 

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昨日(3日)は、仙台市・東北福祉大キャンパスで「いのちを守る森の防潮堤推進」のシンポジウムに参加してきました。このシンポジウムには各地の“森とも”25名と今野東参議院議員(日本の森を元気にする議員連盟会長)が参加し、定員800名の会場ほぼ満員の皆さんとガレキをいのちの資源に活用する森づくりを推進していくことにしました。

 

 また、この日は私たちの森づくりを全面的に支援してくださっているJREUの皆さんが、1年を迎えようとしている仮設住宅で生活している方々へ心の春を届けた日でもあったそうです。この話を仙台で伺い、森びらきで来賓挨拶をしてくれたJREU本部委員長・千葉勝也さんの話を思い出しました。昨日は、JREUの皆さんの労組結成25周年でもありました。JREUの皆さん、25周年おめでとうございます。常に本物の労働組合をめざしている皆さんの活動に敬意を表します。

 

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 今年は石川啄木没後100年ですが、今日はその記念番組を制作している岩手朝日テレビから岸井成格理事長が取材を受けました。取材は、私たちが3年前に自費出版した『サルと人と森』(絵本)の経緯がメインでした。昨日は、この絵本の朗読会が東京・原宿で開催されました。

 

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森びらきで挨拶してくれました千葉委員長は、「被災地に立って“言葉を無くした”ということを生れてはじめて感じました。釜石の小学生は全員助かったという報道がありましたが、その小学校で先生から言われていたことは“市のハザードマップは信用するな”ということでした。私たちも電車を運行していて大震災ではお客様や乗務員には犠牲者をだしませんでしたが、マニュアル通りに避難していたら“あわや”ということになっていたと思います。それを防いだのは乗客の助言と乗務員のその場での判断でした。人間は地球を作れないわけですから、もっと謙虚な気持ちで自然と共生していかなくてはならないことを改めて感じています。今年は労組結成25周年ですが、諸先輩の心のひとつであった“自然と人を大事にする心”を堅持し、森びとと共に歩んでいきます」、と述べてくれました。

 

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