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2012年1月 1日 (日)

“森の鼓動が心に響く2012年”がスタート!

P1014143  2012年明けましておめでとうございます。大震災と原発事故に遭って避難生活している会員の皆さん、仕事をしている会員の皆さんそして休暇をとつている会員の皆さん、昨年は大変御世話になりましした。今年は、私たちの合い言葉“山と心に木を植える”心と活動を生活の中に、社会の中に具体的に活かしていきたいと願っています。願いを実現していくための今年のスローガンは、“森の鼓動が心に響く2012年”としたいと考えています。

P1014184  今年は、森と生きていく暮らしと文化そして社会を築くために、出会った“森とも”の皆さんとできることを実現していきたいと願っています。今までの暮らしや社会を変革していくには自己犠牲が伴いますが、森づくりから学んだことを暮らしに、社会に活かしていきたいと思っています。

P1014177  宮脇昭最高顧問は、「現在、環境汚染でも自然破壊でも、相手がわかっているもの、計量化できるものに対しては、人間は巧みに対応し、また、すでに対処してきている。しかし、最も恐ろしい、最も危険な状態は、相手が見えず、気がついたときには足をさらわれてしまうことである。個人の集まり、エゴの集まりとしての人間社会から、運命共同体、相生としての生物共同体を見なおし、その生物共同体の中における人間集団、人間社会、個々の人間の生き方、あり方について考えなければならない。これが、現在のいわゆる公害問題・環境問題が人間に与えた最も本質的な問いかけであり、正しい対応、解決を迫られている重要な課題ではないか。」(宮脇昭著『いのちの未来』・㈱サンガ発行)、と提起しています。

 現実的に私たちは昨年、東日本大震災と原発事故から突きつけられています様々な課題に、できることから挑戦していきたいと思います。永生きできる環境とは、エコシステム(生態系:生産、消費、分解・還元の柱が成り立っている多様なシステム)の存続が前提です。“森の鼓動が心に響く2012年”に向けて出会った“森とも”の皆さんと「いのちの未来」をスタートさせましょう。

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