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2011年4月15日 (金)

生きていることが幸せ、だからいのちの森づくり

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 若造の筆者は“路頭に迷う”、“途方に暮れる”という心境に立たされた経験がありません。被災地では、いつもの生活をしていた皆さんが、一瞬のうちに生活手段と家族や親族のいのちを奪われ、全ての生活基盤が失った被災者の方々が何とか生きようとしています。何十年を経て築いた自宅や農漁業そして家族や親族の絆と地域社会の支え合いが奪われてしまいました。しかし、自分の力でそして兄弟や親せき、地域の支え合いでゼロから生活基盤を築き上げていかなければならないのが被災者の方々です。新聞を読み、テレビやラジオを見て聴いて前に向かう自分を奮い立たせているようです。釜石の山崎さんは今日もボランティアの皆さんを元気づけています。

P4131894  私たちはこのような被災者の気持ちを受け止め、救援ボランティアを通じて体現させていくことが未来へつなげていく基礎になると思います。何を未来へつなげていくのかを考えていた今日、石川啄木の「林冲の譚」に共鳴している筆者は、本日(4/15)の毎日新聞社説「政策の大転換を図れ」にヒントを得ました。社説では「大災害を転機に、長期的な視点で原発からの脱却を進めたい。・・・危険度に応じて閉鎖の優先順位をつけ、依存度を減らしていきたい。・・・経済と安全をてんびんにかけた結果としての原発震災を直視したい。最終的には国民の判断ではあるが、原子力による電源に頼らなくても、豊かに暮らすための知恵を絞りたい。・・」と書かれていました。キーワードは“いのち第一、いのちの源は森、人は森と生きる、環境問題は政治課題、政治は大人の責任、責任は意識改革と実行力”ではと思いました。

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コメント

 本当に経済と安全をてんびんに掛けた結果、命をも脅かす事態になってしまい残念に思います。原発が作られたのは自分が産まれた頃のようです。同じ思いは子供達にはさせたくありません!知恵を出して行く事が大事だと本当に思います。
 あきらめないで原発を減らして、代替手段を考えていけるようにして行きたいと思います。

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