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2010年5月10日 (月)

25年間、夢を届けたMS会の皆さん!本物の森づくりへ着手?

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 昨日は宮脇先生講演とMS会植樹の報告ができず申し訳ありませんでした。旭川MS会の皆さんは足尾・ふるさとの森づくりに参加してくれている皆さんです。今年も11名の皆さんが参加します。MS会は桜の木を植えて今年が25周年。現在、植樹は旭川市江丹別で行われていますが、MS会の悩みは植えた桜が15~16年経つと枯れてしまう、ということでした。

P5080056 そんなわけで旭川空港着陸後、直行で土壌を調べました。枯れている桜の根元を掘って調べてみると、土壌内の水の流通が悪いことが分かりました。深さ30㌢程では粘土質の層があり、雨や雪が降ると水が地下に吸収されないようです。よって根は地表すれすれの深さに張り、栄養を吸収する毛根は殆ど見つかりませんでした。早速、水の流が良くなる植樹会場作りが始まりました。夕方から重機を使って土を掘り起こし盛土にしました。作業は講演後の会食時間中の20時半頃までかかりました。

講演で宮脇先生が力説していたことは、“森づくりは社会貢献等ではなくいのちの問題だ、これからも自分や愛する人そして子どもたちが生きていくための協働だ”という主旨の話でした。

P5090095 翌日(9日)は、土を盛った所に桜を植えました。会場には旭川市市長、地元出身の国会議員の方そして市民の方々が参集しました。植樹は宮脇先生の指名で市長と国会議員が先生のアドバイスを受けて植樹のお手本を示してくれました。植樹後は地元婦人会の皆さんが作ってくれた豚汁を頂き、交流会では桜だけを植えるのでなく本物の森づくりを進めていこうとなったようです。

 植樹会場周辺にはエンゴサク、カタクリが可憐な花を一面に咲かせ、花の香りに魅せられた蜂が密を集めていました。

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