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2021年5月20日 (木)

誰でも参加できる「里親植樹」がスタート

 本日は5月19日、足尾の天候は活発な梅雨前線の影響で、どんよりし、ジメジメした1日となりました。九州から東海地方にかけて、例年より20日以上も早く「梅雨入り」し、気象庁は、早めに豪雨災害への備えを進めるよう呼びかけました。気候変動の影響が肌で感じられるようになり、温室効果ガスを吸収する森づくりに力が入ります。

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 本日は、新生森びとプロジェクトが新事業とする「里親植樹」をスタートする日です。一昨年前から感染が拡大し続けるコロナ禍で、多くの皆さんが植樹に参加できない状況から、植樹を希望する方に代わり、森びとスタッフが足尾の荒廃地に木を植えます。

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  朝9時に、森びとスタッフが作業小屋に集合し、加賀スタッフから本日の森作業の説明をうけ、入念に打ち合わせを行いました。早めに到着したスタッフの準備で軽トラックに苗木や支柱の篠竹、スコップなどの道具が積み込まれており、打ち合わせ後速やかに臼沢西の森に向かいました。

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 トレーのポット苗を背負いカゴに移し替え、臼沢西の植樹地に運びました。

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  段々につくられた植樹地では、植樹を申し込んでいただいた17名の方、イオン環境財団の苗木を植える場所と樹種を間違えないように一本一本確認して並べました。並べ終えた後は、スタッフが斜面の砂土をスコップで掘り、黒土と攪拌し、土壌を柔らかくして、心を込めて苗木を植えました。ベテランのスタッフは苗木が風で振られないように手際よく麻ひもで篠竹に括り付けます。

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 植えられた小さな木々たちは、動くことができません。他の木々たちと競争し、我慢し、共生しながら生長していきます。森びとスタッフたちも、生き物たちに寄り添う森に成長することを願い、育樹、獣害対策に汗を流すことを改めて心に誓った日になりました。P5190001  里親植樹では、ミズナラ、ブナ、コブシ、ハウチワカエデ、ヤマモミジ、シラカンバ、ウワミズザクラ、クヌギ、エゴノキ、トチノキ、ハクウンボクなど101本の苗木を植樹しました。P5192363_2

 里親植樹を終え、下山後昼食をとっていると雨が降り出しました。段々雨足が強くなり午後の作業が心配になりましたが、スタッフの情熱で13時には雨も上がりました。午後は、食害などで枯れてしまった苗木の補植と植樹地をつくる為に甲羅板を運び、土留めをしました。補植では67本の苗木を植えました。

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  今日は、森びとの活動を応援するJREU大宮から西垣さんが森作業に参加してくれました。これまでも植樹活動に参加し、数年ぶりに臼沢の森を見て「16年でこんなにすごい森ができた。改めて、この活動をしてきて良かった。是非、友人に広めていきたい。」と感想を述べてくれました。

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  本日は福原さんから栃木県の大きなイチゴ「スカイベリー」、柳澤さんから栄養ドリンクとガム、林子さんからお菓子を頂きました。ごちそうさまでした。

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 作業小屋のストーブの薪を受ける五徳が熱で細くなり弱くなっていたので、薪が燃えやすくなるように、清水さんが土留め用の鉄筋を加工しゴトクを作ってくれました。

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 常に相手を思いやる心を持って考えてくださるスタッフの皆さんありがとうございました。

 本日のスタッフは、加賀、済賀、柳沢、福原、山本、西垣、鎌田、清水、高橋、林子さん、筆者・大野でした。

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