2021年1月 1日 (金)

本年も「みんなの森ひろば」をよろしくお願いします。

「みんなの森ひろば」をご覧のみなさま、あけましておめでとうございます。

いま世界はコロナを前に大変厳しい状況ですが、私たちが直面する「気候変動」の課題も、危機的な状況であることは変わりがありません。森びとも一人ひとりが感染予防に心掛け、できることを少しづつでも着実に歩みを進めてい行きたいと考えています。

「みんなの森ひろば」では森びとのみなさんの、そんな着実な歩みをいろいろな角度から載せていきたいと考えています。投稿も大歓迎ですので希望がありましたら森びと広報部までお知らせください。今年もどうぞ宜しくお願いします。

Rowbai
今年一年が皆さんにとって明るい年でありますように!(森びとプロジェクト広報 小黒)

初日の出に誓う脱原発社会

あけましたおめでとうございます。

P1000178  本日、南相馬市「鎮魂復興市民植樹祭」の第2回と第3回会場付近の日の出を撮ってきました。残念ながら天気は曇りでしたので初日の出はご覧の通りです。場所は原町区南萱浜地区です。

 森の海岸防災林は大きいもので樹高4㍍以上に生長しました。今年は東日本大震災・フクシマ原発事故から10年です。現地に立って日の出を観ていると、被災した一人として当時の悲しみや怒り、そして津波の脅威を思い出します。

20201214    応援隊スッタフ(昨年12月)

 今年は、脱原発社会へむけた誓いを全国の森ともと共有し、森の防潮堤づくりをすすめていきたいと思っています。今年もよろしくお願いします。(応援隊・岩橋孝)

森を友だちに迎え、いのちを育む営みを持続可能にしたい

あけましておめでとうございます。 

2        12/31精錬所(写真:橋倉)

 新生「森びとプロジェクト」は、今年、多くの皆さんに森と友だちになってほしいと願っています。そのきっかけをつくりだすために、足尾の森を案内したいと考えています。

1       12/31臼沢の森(写真:橋倉)

 森と友だちになってほしいと願うのは、想定外の気候変動、地球温暖化と無関係ではないウイルスの脅威に怯える暮らしを強いられているからです。全ての命を育む営みを持続可能にしていくには、植物に依存しないと生きていけない私たちだからです。生命にとって必要不可欠な要素としてある植物と友だちになっていただき、森に寄り添う暮らしと社会を描いてほしいと願うからです。

Photo           臼沢の森

Photo_2    手前:民集の杜、左側:新松木の杜(手前)、松木の杜(奥)

 ハゲ山になった足尾銅山跡地や旧松木村跡地に木を植え、森を育てていると、私たちの命は植物に支えられていることが実感できます。新緑では元気をいただき、紅葉には目と心を豊かにしてれる森。そんな森に眼を向けると、ツキノワグマから菌類が植物と共生し、その恩恵によって私たちの命が育まれていることが解ります。

2020110959       昨年11月の臼沢の森

 今年の森づくりでは、荒廃地の森がもっと元気になって、全ての生きもの達に多くの恵みを与えてくれるように、森のブラッシュアップを行っていきます。また、「ステイホーム」の暮らしが続いても森づくりに参加できるように、森びとスタッフがペアレントになって植樹を代行します。春頃、ホームページで案内します。

0101_2  すべての人々が願っている平和で安心な暮らしを願って、その土台である“森“を世界に拡げ、地球温暖化にブレーキをかけていきたいと思います。今年もよろしくお願いします。

2021010  森ともの皆さんのご多幸を祈念します。(副代表・清水 卓)

足尾・松木渓谷入口「みちくさ」でお会いしましょう!

 あけましておめでとうございます。今年も足尾・松木渓谷入口の憩いの場・「みちくさ」でお会いできることを楽しみにしています。

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 「遊働楽舎」(愛称名:みちくさ)は今年5月で設置10年を迎えます。管理当番の「舎人」一同は、4月オープンに向けて、10年間でお会いできた1千人以上の皆さんとの出会いノートを読み直し、“山と心に木を植えて”いきたいと思っています。

2020110101_4 今年は、足尾・松木渓谷の入口の自然中で、出会った皆さんに森の友だちを紹介したいと思っています。希望される方には、15年間に育てた森を訪案内する予定です。気軽に、問い合わせしてください。

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 それでは4月オープンまで暫くお待ちください。なお、オープンは4月から11月までの土日祝祭日(9時~16時まで)です。(広報スタッフ・高橋佳夫)

2020年12月31日 (木)

コロナ禍で自然界と向き合った足尾の森づくり

 大晦日を迎え、大きな怪我も事故もなく森づくり作業に尽力を注いでくれた足尾スタッフの皆さん、そしてNPO法人解散から新生「森びとプロジェクト」結成にご理解・ご努力された皆さん、今年一年間の森づくり活動ご協力くださりありがとうございました。心より御礼申し上げます。 

1231  今年の森づくりは人類が初めて体験した新型コロナウイルスの脅威の中ですすめられました。森づくり作業は栃木県と群馬県在住スタッフによる、自家用車使用に限定した方々にお願いしました。事務作業は、臨時総会から結成総会までの準備を整え、総会本番では感染対策を万全にして首都圏在住の事務局員、理事がすすめてくれました。

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1231_3  足尾の森づくりスタッフによる植樹と育樹、事務スタッフによる新生「森びとプロジェクト」結成という組織運営は事業計画通りにすすめることができました。改めて、心より感謝申し上げます。

1231_4  10月には、日光市内の「城山」に森びと栃木県ファンクラブが木を1千本植えてくれました。

1231_5  11月下旬には15年間の足尾森づくりを担ってくれた森びとシニアスタッフから次世代へのバトンタッチもできました。その記念樹を「臼沢西の森」へ植えることができました。 

Dscn7042  森びと次世代による“山と心に木を植える”運動が始動しています。新生「森びとプロジェクト」運営委員会は、前身の森びとプロジェクトの志と情熱を受け継ぎ、100年後の森を描いて、森の多機能を発揮する“いのちを守る本物の森”へと育てていきます。

1231_6  想定外の気候変動やウイルスの猛威で命と生活が脅かされています。このような社会の中で、私たちは15年間の森づくりで学んだ“人間は森に寄り添って生きていかなくてはならない存在”という冷厳な事実から希望の暮らしを見つめたいと思います。

Photo 森ともの皆さん、一年間の恩送り事業をつくりることができたことを共に喜び合いたいと思います。健やかな新年を迎えたいと思います。(運営委員・大野昭彦)