2021年1月14日 (木)

草木の不思議な力を感じて森づくり構想

森びとの皆さん、お元気ですか。森びと千葉県ファンクラブの武田です。今年もよろしくお願いします。

Photo  千葉県内ではコロナ感染者が毎日増えていますので、気持ちを引き締めて仲間たちと情報交換しています。雪国の皆さんの大雪対策やコロナ禍で気持ちが暗くなりがちですので、ちょっと明るくなるような写真(上)をお届けします。南房総のFC会員・相川さんからストックとカーネーション等の花が贈られてきました。独り占めで申し訳ありませんが、花の甘い香りと色の鮮やかさが家族の気持ちを和ませてくれています。

Photo_2  近くの稲毛海岸を散歩すると、写真のように富士山が威風堂々とそびえています。生ぬるい海風を浴びて富士を見ていると、何か元気をもらえます。山や花の不思議な力が私の気持ちを動かします。自然は有難いものです。

Photo_3  通勤途中では、椿の花の香りとナンテンの息づかいの変化をみることができます。花の命、ナンテンの実の恵みに少しでも何か気づくことができればと思っています。今年の森づくりは、こんな身近なところから活動を考えて行ければと思っています。

Photo_5 Photo_4  足尾町や南相馬市で皆さんと会えることを楽しみにしています。(森びと千葉県FC・武田芳明)

2021年1月11日 (月)

ホッとする!足尾の生きものたちのいつもの営み

 日の入り時間が少し延びています。コロナ禍での日常では気づきませんか。

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1  昨日、「足尾ダム駐車場は車が多く、中倉山登山者が多かったのではないか」と、宙ガール・林子さんから報告がありました。写真も一緒に送られてきました。

Photo 足尾ダムの水辺には水鳥がのんびりと泳ぎ、草地ではキジが餌を食べていました。いつもの見かけるキジは一匹もしくはつがいなので雄が3匹で餌を食べている様子は珍しい。

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Photo_2  水鳥はのんびりしている様子ですが、空にはトンビが舞っており、この写真はトンビから遠ざかっている様子だそうです。

3_2  足尾から銀山平キャンプ場へ向かう船石峠の途中、トンビが群れになって木々に止まり、眼下の餌を探しているようでした。(広報スタッフ・高橋佳夫)

2021年1月 9日 (土)

大雪の恵みを期待して、気を緩めず春を待つ

森びと秋田ファンクラブの船木です。森びとの皆さん、今年もよろしくお願いします。

5日の小寒を過ぎ、秋田市は本格的な寒さが連日続いています。7日は風速30㍍超えの風が1日中大暴れしました。

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Dscn0379  太平洋側の関東の皆さんには、厳寒の実感は伝わらないと思いますが、朝の雪よせが出勤前の大変な作業です。その後、自家用車のスイッチを入れますが、その室内温度はマイナス6度でした。道はアイスバーンで、気をゆるめることはできません。そんな訳で、冬の出勤所要時間はいつもの倍です。60歳を過ぎての運転は、手先を暖めるカイロが必需品になりました。

Photo_2  上の写真は雄のヤマドリの翁の部分です。友人がフライフィッシングに使うそうです。8日、その友人に会いに行き、狩猟で獲ったヤマドリの肉をいただきました。彼は、今シーズン15羽のヤマドリを獲っていました。うどんの汁に入れて、自然の美味しい味で冷えた身体を暖めました。

Photo_3  雪国の生活は色々と大変なことがありますが、その分、先人の知恵が暮らしに活かされています。その素は全て自然界の賜物です。これからも、秋田の自然に親しみながら、楽しく森づくり活動をすすめていきたいと思っています。(森びと秋田県FC 船木藤典)

2021年1月 6日 (水)

コロナ禍の森作業で探したい新たな日常

 今年の“山と心に木を植える”活動もコロナ禍社会下で実施していかなければならないようです。明日には緊急事態宣言が発せられるようです。足尾の寒さは一段と厳しくなりますが、生き物たちは人間の都合を待ってくれません。

Photo  木々の幹や枝は猿、鹿、野ウサギ達の命を支え、寒さに耐えながら春の陽射しで弛む土を待っています。この営みの循環を変更させてはなりませんので、今年も森作業を進めていきます。

Photo_2  視点を変えると、新型コロナウイルスも生き延びるために変異しているのかもしれません。人間の都合や科学で見えないウイルスが生き延びる領域を壊すことは、新たなウイルスの再来を呼び込むことにつながっていくのでしょうか。

1  昨年は、コロナ以前の日常が通用しないことに気づかされました。足尾の森づくりでは、作業を行いながらコロナ禍の新たな日常を探さしていければと思います。(スタッフ・高橋佳夫)

2021年1月 3日 (日)

仙台市荒浜、名取市の“いのちの森”で会いしましょう

 森ともの皆さん、あけましたおめでとうございます。森びと宮城県ファンクラブの林雄一です。今年から、宮城県の活動を紹介していきますので、よろしくお願いします。

2020123      荒浜の森

 昨年12月3日、私たち7名は仙台市荒浜と名取市閖上の森の防潮堤の観察会を行いました。荒浜の森は2013年に植樹した所、育樹はクズのつる刈りと下枝払いだけでしたが、木々は順調に生長しています。落葉樹の落葉がびっしり地面を覆い尽くし、現場を歩くと食物連鎖が感じられます。ふかふかした布団のような落葉が土壌分解動物により土が作られ、木々の根を支えています。津波で被災した海岸線に、緑豊かな森が蘇えり、いのちを守る「森の防波堤」が築かれつつあります。

2020123_2 名取市の森(上と下)

123  名取市の森は2015年に植樹しました。昨年は4回の除草と補植を行いました。小さな広葉樹の周りは松の木が覆っていますが、私たちが育てている森はその土地本来の樹種を植えています。潮風と寒風がふき荒れる時があり、厳しい自然環境ですが、木々はそれに耐え抜いています。そなん木々が太陽に向かって伸びていく様子を観るたびに、森と生きることの大切さを学ぶことができます。

123923  今年は、東日本大震災・フクシマ原発事故から10年です。是非、いのちを守る「森の防潮堤」を見に来てください。(森びと宮城県FC 林雄一)