2018年12月11日 (火)

冬本番、足尾森びと広場も冬支度

8:30、集合場所の三川ダムからの松木沢(下)

Photo 9:00、森びと広場からの松木沢渓谷、臼沢の森、中倉山(下)

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Photo_4 9時の気温は、-1℃、曇り。温かいコーヒーを飲みながら、今日の作業打ち合わせ。うんしゅう亭屋根裏の片付け、苗床にあるテントの解体(場所移動のため)そしてビニールハウス内のポット苗への散水。

Photo_5 まずは、うんしゅう亭屋根裏片付け作業。ヘルメット入りの箱を降ろすとハクビシンとおもわれる糞が多くあり、箱の中には食べ終わった動物の骨もありました。ちなみに骨は、自然にお返しいたしまた。

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Photo_7 ヘルメット、手製の背負子、板材を降ろしスッキリとした場所に、竹と高麗板でヘルメット箱、トタンを載せる場所確保

Photo_8 ヘルメット箱は、二段重ねの二列。トタンは、竹の上に管パイプを重しに乗せて風に吹かれて飛ばされないようにしました。

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Photo_10 板材と手作りの背負子は、後日整理することとしました。

Photo_11 思いのほか、うんしゅう亭屋根裏片付けが早く終わったので、午前中にテントの解体を終そうと作業にかかり、手際よく動くスッタフの皆さんのおかげでどうにか解体が終わりました。

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Photo_14 昼食後に、テントの具材は、Bビニールハウス内に。ポット苗用の配合用土は、Bコンテナ内に移動しました。

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Photo_18 最後に、ビニールハウス内のポット苗への散水ですが、散水機の延長ホース内が凍ってしまったのか水がでず、ジョウロでの人海戦術で散水。作業小屋に帰る途中、松木の杜内にシカが入り込んでいるのを見ましたが、私たちの帰る時間も迫り追い出すにいたれませんでした。

Photo_19 本日の作業スッタフは、橋倉、松村宗、加賀、小川(報告者小川)

2018年12月10日 (月)

温暖化防止に地球人の心をひとつへ“恩送り事業”!

Pc063995 先週の足尾・臼沢の森

 久しぶりに喧騒な東京に帰ると懐かしい友から手紙が届いていた。差出人は、当委員会のイメージソングを作詞作曲し、ライブコンサートなどで歌っているチョージさんのマネージャーからの手紙だった。中身は、今月16日、横浜でコンサートがあるから会いたいと言うことだった。早速、マネージャーに電話して会うことにした。

2018  今日は、朝のラジオでも紹介されたように田中正造さんが明治天皇に足尾銅山の毒害防止を直訴した日。14年前の今日は、当委員会が設立日でもある。

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Pb233832 先週の風花

 14年前、設立メンバーが時間をかけて“地球温暖化をなんとか防げないか”と、二酸化炭素吸収をする森をつくり、森を元気にしていこうと“山と心に木を植える”を合言葉に活動することになった。その精神は、村びとたちと共に闘った田中正造さんの生き様であった。彼の日記に書かれていた「真の文明は 山を荒さず 川を荒さず 村を破らず 人を殺さざるべし」というメッセージを現代社会の課題に活かしていこうと語り合った、当時の熱い心を想い起こした。

Epson053  今月15日には、東京にも広葉樹の森をつくろうと「どんぐり拾いウォーキング」が開催される。地球温暖化にブレーキをかける“地球人の恩送り事業”が歩き出した。

Photo 臼沢の森に生きる天然の繭

 暫くぶりに会うチョージさんと、この事業への熱い思いを共有したい。(理事 髙橋佳夫)

2018年12月 8日 (土)

一人ひとりの南相馬市の新しいふるさと像を語り合いました

 本日、南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊(略称:応援隊)は、朝9時に南相馬市原町区雫地区にある育苗場に集合し、年末作業を行いました。気温は6℃でした。

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 作業はポット苗の整理、倉庫の整理、草刈り、トイレ清掃でした。

 応援隊顧問の桜井前市長からは、先日行われた東京電力福島第一原発事故で南相馬市の市民が東京電力に対して損害賠償を求めた訴訟で証人尋問に立たれた際の話を伺いました。桜井さんの言葉からは、一貫して市民に寄り添われてこられたリーダーとしての説得力が感じられました。

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Img_1658_2 全国各地から預かっている苗木が今か今かと出番を待っています。それまでの間、これまでの反省を踏まえて計画をつくって苗木の管理をしていきます。

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Img_1665 作業終了後は、場所を移して、忘年会を開催しました。

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 女性陣が豚汁を作ってくださり、渡部代表からはキムチ、スタッフの小林光男さんからは場所を提供していただくとともに野菜の差し入れをいただきました。

Img_1668 司会の事務局・岩橋さんから今年の活動報告がされました。

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 市役所からは生活環境課の山田課長と辻さんにお越しいただき、一年間のお礼と来年以降の活動に対して、一緒にやっていきたいので、よろしくお願いしますとご挨拶をいただきました。20181208_124449_2 森びとからは大野理事が、森びとの現状、11月4日に開催された第6回鎮魂復興市民植樹祭の課題について、市民により認知される応援隊を目指そうなど、話をしました。

20181208_124748_2 懇談では、一年間の育樹・育苗活動について、とりわけ11月4日に開催された第6回鎮魂復興市民植樹祭の感想や意見をいただき、来年以降の鎮魂復興市民植樹祭や育樹祭の方向を意見交換をしました。

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Img_1683_2 本日の参加者は、敬称略で応援隊からは渡部、菅野、松林、桜井、岩橋孝、小川、東城敏男、松本、佐藤、東城睦子、岩橋恵美、遠藤、小林光男、青田、市役所からは生活環境課・山田、辻、森びとからは大野、小林敬でした。(報告:事務局・小林敬)

2018年12月 7日 (金)

新しい年の森づくりへ向けた環境がほぼ整った足尾松木沢

 今日は年末の整理整頓作業の最終日。朝の天気は曇り空でしたが、昼頃には青空が雲の間から顔を出していました。暦の上では「大雪」ということもあって北海道や北陸地方寒波の襲来で大雪という報道でした。

Pc074018  私たちが森びと広場に到着すると、中倉山北斜面では緑化作業が始まっていました。岩に種入りの土を吹き付け、来春にはその草の種から芽がふくそうです。斜面一面が緑色に輝く来春が楽しみです。

Pc074021  今日は仁平スタッフと筆者で作業小屋の蛇口修理とビニールハウス内の整理をしました。

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Pc074035  さらには、研究学習ができる状況でない「舎務室」を、何とかその環境に近づけるために片づけをしました。終わってみると、写真で見るかぎりちょっとしたビジネスホテルのシングルルームの様です。新年から楽しい座学と森作業ができそうです。

Pc074029  昼までには年末の整理整頓は終わりました。食事後、それぞれが夕方に用事があるため、マヒワやホオジロの囀りをあとに、早めの帰宅をしました。(報告 髙橋佳夫)

2018年12月 6日 (木)

冷えた身体を温めながらの越冬準備も楽しい

Photo  久々の雨に足尾松木沢の大地はしっとりと湿り草木はホッとしているようでした。冬将軍がやって来そうな天気予報でしたが、朝8時半頃の気温は6度、肌寒い小雨でした。

0  一昨日から年末の片づけと越冬準備をしていますが、今日はいつもの寒さに戻りそうな中で作業をしました。冷えてくると沢水を引いているホースが凍ってしまうので作業小屋の蛇口をチェックすると、水が漏っていることに気き、小川スタッフに直していただきました。

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3  仁平スタッフと筆者は、今年亡くなった竹内巧アドバイザーの願いが宿ったシロダモが元気に越冬できるようにと、週一回の撒水が容易にできるように苗床とハウスの整備をしました。

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Photo_5  防草シートは西北の強風で捲りあがっていたので、それを金具で止めました。ハウス内では撒水用の水タンクが凍らないようにハウスに入れ、洗浄機を使って散水できるように設置しました。

Photo_6  昼食は冷えた身体を温めようと、けんちん汁風の汁で蕎麦を温麺で食べました。中々の味に仕上がり、ストーブの暖と温麺で身体が温まりました。

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Photo_8  午後は、散水用タンクに水を入れた小川スタッフと「みちくさ」の大掃除を始めた二人でした。外を見ると松木村の郷愁をそそる景色が現れ、早速、シャッターをきりました。足元では、チカラシバの穂が雨の重さで頭が垂れていました。

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Photo_11 ”クスノキのこもかぶり”も絵になります?

 三時過ぎ、「みちくさ」に集まって「足尾フォレストコーヒー」を飲みながら身体を温めました。遠くで雄鹿が鳴き始めたので、帰路に着きました。本日の作業は、小川、仁平そして筆者でした。(報告 高橋佳夫)