2022年9月28日 (水)

時間を忘れるような心地よい足尾の森作業

 今日の足尾は、晴れたり曇ったりの天候でした。森びと広場の8時30分の気温は17℃、昼は23℃と森作業日和でした。

 夏の猛暑により3か月延期になっていた「りんねの森」に植える苗木が搬入します。待ちに待った植樹の日が近づいてきたことと、どんな苗木が来てくれるのか楽しみな日です。

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 苗木は、9時半にりんねの森土壌改良ブロックの入口付近に到着しました。トラックの荷台から網の袋に入った立派な苗木を、砂地、改良、赤土、湿地ブロックの順番に850本を降ろしました。

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 その後3人で、ブロック毎にトレーに20本をランダムに入れました。そこに、鎌田さんが丹精込めて種から育てたウワミズザクラ60本も一緒に各トレーに分けて入れ、獣害に合わないように保管しました。そして、たっぷり撒水して昼食にしました。

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 午後は、10月1日、2日に開催するりんねの森の植樹の準備をすることにしました。スタッフ・サポーターの車や自家用車、マイクロバスで来るボランティアの方の駐車する場所の草刈りをしました。15時を回ったので作業をやめて、次回の作業の打ち合わせを行い終了しました。お疲れ様でした。 

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 昼休み、みちくさの庭の花たちに癒されました。

「みちくさの庭の今日の写真」

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 本日の森作業は、鎌田さん、加賀さん、筆者大野でした。

(報告 大野昭彦)

2022年9月25日 (日)

いのちを守る森の防潮堤・宮城観察会

 9月24日、南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊6名は、宮城県の「いのちを守る森の防潮堤」観察会を行いました。この観察会は、応援隊第8回総会の中で森びとプロジェクトの取り組みを視察・交流したいとの意見が出され、隣県の森びと宮城県ファンクラブと相談し観察会が実現しました。

 当日は、台風15号の影響であいにくの雨模様となってしまいました。また常磐道も相馬~新地間で事故による交通止めのため一般道を迂回することになり約1時間延着することになりました。

 最初は、名取市下増田地区の2015年に植樹を行なった場所を観察しました。約600平米にコナラ・クリなど8種、約900本植樹したそうです。その後、定期的に除草・補植・下枝払いを行っているとのことでした。

 

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 次に、仙台市若林区荒浜地区の2013年に植樹を行なった場所を観察しました。約200平米に9種、約430本植樹をしたそうです。この場所は、ヤマザクラが樹高約5mになるなど大きく木々が生長していました。

 

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 今回の観察会は、宮城県ファンクラブの林さん、南出さん、青田さんに案内して頂きました。大変お世話になりました。心より御礼申し上げます。

 参加した会員からは、「南相馬とは違った平坦地での植樹で苦労が多かったと思いました。」との意見がありました。今後も応援隊は、各森びとファンクラブの取り組みを視察・交流していきたいと思います。

 当日の参加者は、渡部代表、松林副代表、道中内スタッフ、原田スタッフ、岩橋恵美スタッフ、筆者岩橋孝でした。

 (報告 事務局 岩橋 孝)

2022年9月21日 (水)

第3・4・5回里親植樹を行いました。

 9月21日、足尾松木の里はどんよりとした曇り空、気温は14℃少し肌寒く感じます。鎌田さんがストーブに火を入れてくれました。本日は、「里親植樹」の日です。7・8月と酷暑が続き植樹をしても枯れてしまう恐れがあり中止をしていました。9月分も含め3か月分の植樹を行います。9時前に全員が揃ったので早めに作業打ち合わせを行いました。今日は、Ⅴエリア60本、wエリア57本、合計117本を植えます。植樹の後は、昨年植えた場所の草刈りを行います。午後は、紅葉時期に案内する森の通路の草刈りをすることにしました。

Img_3975 Img_4011 苗木を背負子で背負い、スコップを持ち、植樹会場の「臼沢西の森」に向かいました。苗木を並べていき、順に穴を掘り、応募してくれた方の気持ちに思いをはせて、丁寧に木を植えていきます。応募してくれた方は、延べで74名、1団体で、今回の樹種は、ブナ、トチノキ、ヤマザクラ、イタヤカエデ、コブシなど17種で117本を植えました。ご協力ありがとうございました。Img_3980 Img_3981 Img_3984 10時頃には木を植え終わり、昨年植えたエリアの草刈りを行いました。このエリアは今回で今年3回目の草刈りです。1年に3回も草刈りを行うのは初めてです。それだけ今年は天気が原因なのか草の伸びが早いと思われます。それでも、苗木はすくすくと生長しています。

Img_3989 Img_4005 草刈りが終わるころには、青空が見えてきました。YouTubeに流すため、山本さんと大野さんが林子さんからのインタビューを受けていました。(詳しくは、YouTubeをご覧ください。)Img_3993 Img_4003 Img_4006 今日も差し入れがありました。林子さん、柳澤さん、筆者からです。ありがとうございました。

午後にはまず、彼岸中でもありお墓・祠、3か所に花を手向けてお祈りをしてきました。その後予定通り「民集の杜」「みちくさ」周り、「新松木の杜」の観察・見学通路の草刈りを、草刈り機6台をフル稼働させて行いました。Img_4010

Img_4026 Img_4034 Img_4046 Img_4055 Img_4056 Img_3991 本日の作業者は、鎌田さん、山本さん、大野さん、済賀さん、福原さん、柳澤さん、林子さん、筆者加賀でした。お疲れさまでした。(報告:加賀春吾)

2022年9月19日 (月)

台風来襲を前に「里親植樹」の苗木を準備。少しでも温暖化にブレーキをかけたい!

 本日9月19日の足尾は台風14号の影響もありどんよりとした雲に覆われ、足尾ダムから落ちる水量も多く、「ゴォーッ」という音が響き渡っていました。松木川も川幅いっぱいの水量に増えていました。

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 8時30分には本日の森作業参加の鎌田さん、福原さん、加賀さん、筆者清水がそろいました。加賀さんが21日の「里親植樹」用の苗木を搬入してくれましたので、お湯を沸かしている間に苗木を森びと広場の「うんしゅう亭」に降ろしました。9月21日は、夏の猛暑で植樹を延期した7月、8月の参加者分を含めて植樹を行います。 

 作業小屋に戻り、気温を確認すると21℃でした。ホットコーヒーを飲みながら作業の打ち合わせを行いました。台風の影響を考え、午前中に苗木17種類117本をトレイに分け、臼沢の森入口の獣害防止柵内に苗木のトレイを運ぶ作業と、秋の彼岸を前に松木の墓石と祠周り、民集の杜の通路の草刈りを行うことにしました。

  外は雨が降り出していますのでカッパを着て「うんしゅう亭」に移動。加賀さんが搬入したミズナラ、コブシ、クリ、クヌギ、ヤマボウシなどの苗木17種100本を6トレイに分けました。植樹後の苗木確認に苦労していましたので臼沢西の森の植樹場所に運んだ際に樹種がわかるように苗木に名札を取り付けました。17本は苗床の苗木を選定しました。

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 軽トラに苗木のトレイを積み込み、臼沢の森入口の獣害防止柵内に運び入れました。

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 10時に苗木の準備が終わりましたので森びと広場に戻り、刈り払い機4台に燃料を入れ試運転を行いました。動作良好を確認し、さっそく松木川沿いの墓石に向かいました。

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 墓石周りを福原さんと筆者、民集の杜の通路を鎌田さん、加賀さんと担当を分け作業を開始しました。適度な雨と暑い日が続きましたので草の生長も早いです。墓石周りの草刈りが終わり民集の杜に合流し、祠周りは福原さんが刈ってくれました。

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 12時になり刈り払い機の燃料も空になったので昼食にしました。台風接近に備えるため、昼食を終えた12時30分で本日の森作業を終了し帰路につきました。

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 「みちくさの庭」には彼岸花(曼殊沙華)が真っ赤な花を咲かせ、リンドウは紫の蕾をつけていました。「みちくさの畑」ではキクイモの黄色い花が風で揺れていました。トンボも体が赤くなり里に下りる準備をし、松木の秋を感じます。

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 「みちくさの庭」に真っ赤な彼岸花が咲き始めたことから、足尾からの帰り道に栃木県FCの皆さんが植樹を行った「城山の森」の彼岸花は咲いているか気になり立ち寄ってみました。

 雨上がりの湿った登山道を上り「城山の森」に着き、彼岸花が咲いていないか林道脇を見ていくと、松村宗雄さんが植えてくれた「白い彼岸花(曼殊沙華)」二輪が、雨水の重さでこうべを垂れていました。

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 可憐な白い花をしばらく眺め、2020年に植樹した苗木たちを観察すると40cmほどだった苗木は1mほどに生長し、草に負けない樹高に育っていました。サクラも樹高を伸ばし、大島桜は4mほどに生長していました。来年の桜の開花が楽しみになりました。

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 本日の森作業は、鎌田さん、福原さん、加賀さん、そして筆者清水でした。

(報告 清水 卓)

自治労の皆さんと育樹作業!ありがとうございました。

 9月18日、南相馬市の天候は曇り時々小雨でした。本日は自治労東京区職連絡会32名、自治労南相馬市職労6名の皆さんに参加していただきました。

 育樹作業は、令和2年10月に開催された第8回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭会場(原町区萱浜地内)において、草取りと補植作業を行ないました。

 

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 作業前には、渡部代表より除草に対する御礼のあいさつが述べられました。続いて、事務局より今日の作業についての説明が行われ、作業に移りました。

 この第8回植樹祭会場は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年間除草作業が行われず、セイダカアワダチソウなどの雑草がのび放題でした。

 この会場は約 500㎡の広さでしたので除草作業は1時間30分程で、怪我もなく無事に終了することができました。その後、シロダモなど5種150本を補植しました。

 今回参加してくれた40歳代女性は、「3年間コロナウイルス感染拡大で来られませんでしたが木々がたくましく生長しているのを見て感動している」と語ってくれました。

 

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 自治労東京区職連絡会の皆さん、遠くから除草作業に参加いただき大変ありがとうございました。

心より感謝いたします。

 本日の応援隊参加者は、渡部代表、松林副代表、菅野副代表、東城スタッフ、原田スタッフ、

岩橋恵美スタッフでした。 (報告 事務局 岩橋 孝)