2025年8月17日 (日)

緊張感のある駆除作業を終え、一安心

 本日9時過ぎの足尾の天気は晴れ時々曇り、気温は30℃でした。長いお盆休みの最終日のためか、みちくさを訪れる方はいらっしゃらないので、舎人の2人(永島・小林)も森作業をすることになりました。

20250817_101446_3 今日のメインは、森びと広場にあるうんしゅう亭の屋根部分にあるスズメバチの巣2つの駆除をすることでした。この時期はスズメハチの営業活動真っ只中で巣も大きくなると言われていますので、23日に足尾を訪れる高校生のため、森の手入れをするスタッフの安全のためにも最優先してやることになりました。

20250817_094154256_3 作業の着手前に入念に打ち合わせ。

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 安全にスズメバチの巣の駆除するために説明書の内容を確認。①巣にゆっくり近づき、風上側の約3m離れた場所から駆除エアゾールを噴射する②噴射しながら、さらに近づき、約1m離れた場所から、巣穴の中に10秒以上噴射する③処理後の巣は、袋に入れたり、土に埋めるなど、すみやかに処分すると記載されていましたので、シミュレーションをしました。故・小井土さんの網を使用し、網で巣を塞ぐもの、駆除エアゾールを噴射するものに役割を分担。1枚目の写真のように、皮膚を露出させないように清水さんの手作りの防護服、振動防止手袋、長靴を着用し、いざ作業に着手です。

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 20~30㎝ある巣に近づくと、見張りのハチが待ち構えていました。

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20250817_102348_2 約5分後…

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20250817_103035 無事に2つの巣を駆除。

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 5名全員、一仕事を終えて満足感に浸っていますが、後処理があり刺される危険があるため防護服を取ることはできませんので、顔は見えませんね。

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 午後は、みちくさの周りと広場から民集の杜・西の草刈りをしました。

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 初めて舎人の永島さんは、「日陰に入って作業ができて良かった」と仰っていました。

 本日の作業者は清水・永島・橋倉・坂口・小林でした。(報告者:小林)

2025年8月11日 (月)

 森の中で若者たちと意見交換・交流の準備

 8月10日(日)の足尾は、朝9時の気温が20℃。松木渓谷のジャンダルム方面は深い雨雲に覆われていました。朝からザーザーと音をたてて雨が降り、いままでの猛暑、酷暑が嘘のような一日となりました。

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 森びと広場に行くと、先日「本坪の鈴」を取り付ける支柱を設置した所にキジが散歩に来ていました。

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 参加者全員が揃ったので、責任者の清水スタッフから、「今月23日、松木郷の森に樹徳高校や那須拓陽高校の先生、生徒、保護者24名の皆さんが「森は友だち探し」に来ていただけるということになりました。」その準備を行いますと話がありました。

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 午前中は、全員で「民集の杜北」の散策通路の整備を行ないました。刈払い機、鎌などを持って、森内を安全に散策が出来るように点検、草刈り、枝払いなどを行いました。森内での作業では、蒸し暑く汗をびっしょりかきました。朝のミーティングで「民集の杜北」に「白い花が咲いている」と話題になったので、草刈り終了後に見に行きました。それは「ボタンヅル」であることが分かりました。

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 昼食後は、うんしゅう亭内の整理整頓を行う組と意見交換の場所とベンチの設置組に分かれて行動しました。

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 ところが、「うんしゅう亭」内の垂木や甲羅板などを整理していると、黒い帽子を被って作業をしていたスタッフにスズメバチが体当たりで攻撃してきました。天井を見上げると約30cmのボール状の巣があり、スズメバチがブンブンと巣に行き来していましたので直ちに「うんしゅう亭」内の作業を止めました。その場から離れたのでハチに刺されないで済みました。

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 一方のベンチ設置組は、甲羅板と丸太杭をあっちこっちに置いては座り、苔が茂る森内で心地良く意見交換ができるようにイメージを作りました。若者たちが、安全で希望が持てる森の観察と意見交換・交流にしていくために準備を行うことにしました。

 その後、2組が合流して、森びと広場の桜の幼木に取り付けてあるビニールの幹ガードが窮屈になってきたので金網の柵に取替えを行いました。 

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 本日は雨のため「みちくさ」は閉舎にしました。雨が強くなってきたので、作業小屋でミーティングを行い、本日の「森の手入れ」を終了しました。雨の中スタッフの皆様お疲れ様でした。 

 本日の森の手入れは、松村宗、福原、加賀、田口、坂口、田城、永島、清水、そして筆者大野でした。

<報告者:大野昭彦>

2025年8月10日 (日)

森の中で考えるとアイデアが湧く!?

 8月9日(土)9時00分、黒い雲に覆われようとしているジャンダルムの姿がこれからの3日間、松木郷の雨模様を予感させます。これまで朝でも30℃を超える猛暑続きでしたが、今日の気温は25℃と久しぶりに過ごしやすく感じます。Photo

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 朝一番の涼しいところで、今日のコンビの深津さんと水源の泥詰まりと空気抜きで清々しい一汗をかきました。Photo_6

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    さて、運営委員になって1年が経った私は、まだまだ森づくりの素人。兎に角、森の中に入って様々感じることが課題です。深津さんが帰ってきてバトンタッチ。明日の集中作業日の下草刈り予定地の「民集の杜・北」を散策しました。北海道のMS会や桐生ローターアクト他多くの団体や個人によるご支援、ご協力で2014年~2018年にかけて39種類、36,102本の木々を植樹したこの杜。まだ10年前後ですが、鬱蒼とした森になりつつあります。Photo_7

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 その森に一歩踏み入れると、「兎に角涼しい!」と感じます。この1年で学んだことは、この涼しさは単に日影に入ったからではなく、「木々の発する蒸散による気化熱の放出」の効果によるものだという事。人間が暑ければ暑いほど汗をかいて体温調節するのと同じように、木々も暑ければ暑いほど盛んに蒸散するようです。この森が、地球上からものすごいスピードで消えてなくなっていることを考えたくありませんが、それが現実です。私たちは、子や孫にこのような状態の地球を引き継いで良いはずがありません。皆さん、一緒に森をつくりましょう!Photo_11

Photo_12明日は、「民集の森・北」の下草刈り、頑張るぞー!!

今日の舎人担当は、深津と筆者・田城でした。 (報告者 田城 郁)

2025年8月 3日 (日)

“猛暑”に包まれた「松木郷」、森は生き物たちの「避暑地」に。

 8月2日(土)、台風9号が太平洋側を北上し本土上陸が避けられたため、足尾「松木郷」には雲が広がり青空がのぞいていました。

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 大陸側と太平洋側の高気圧に挟まれた影響で“みちくさ”の9時20分の気温は33℃。直射日光を浴びると“焼けるような暑さ”を感じます。日本各地で35℃を越える気温が続き、41℃を越える地域も出ています。

 現在も草地が広がり日陰の少ない「松木郷」。足尾ダムゲートから歩いてくると40分から1時間ぐらいかかります。松木渓谷を目指すハイカーやクライマーの皆さんの「熱中症対策」を心掛け、窓を開けて風を通し、クーラージャグに氷を入れて冷水を準備しました。

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 水道から水が出ないので水源の確認に行きました。台風9号の影響で沢の水が増加して「取水口」が崩れてしまったかと思いましたが、砂でふさがっているだけだったので安心しました。「溜桝」に流れ込んだ砂を掃除して水が流れるようにしました。

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 「みちくさの庭」のヤマユリが咲いていたので、「民集の杜東」のヤマユリを見に行きました。森の中では「ホーホケキョ!」とウグイスの歓迎の鳴き声が聞こえます。

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 先週開花したヤマユリは花を落とし、他の一本株と3本株が開花していました。

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 ミンミンゼミの鳴き声が暑さを感じさせますが、杜内を通り抜ける風が心地よく、ヤマユリの花も気持ちよさそうです。

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 午後は、「こころの園」の階段周りの草刈りを行いました。連日の猛暑と午後からの降雨で草の伸びが非常に速いです。直射日光を浴びた体感温度は40℃越えです。水分を取りながら「下の出入り口」から「上の出入り口」まで刈りました。

 

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 山田さんは“みちくさ”の周りの草を刈りました。

 

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 森の中からシカが「暑い中ごくろうさま」と作業を眺めていました。

 

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 台風9号の影響か、「訪問者」はおりませんでした。コーヒー、お茶の他、「冷たい水」も準備しています。皆様のお越しをお待ちしています。

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 今日の舎人は、山田さん、筆者清水でした。

(報告 清水 卓)

2025年7月29日 (火)

日光・城山の草刈り第2弾!

 森びと・森ともの皆さん!酷暑の中いかがお過ごしですか?

    7月28日(月)、栃木県ファンクラブは日光・城山の草刈り第2弾を行いました。城山が初めての人4人を含め、11人の皆さんが参加してくれました。

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 ちょうど1か月前に刈り取った篠竹ですが、また背の丈以上に伸びていてビックリです。

Dscn2843 中に入ると、人の姿が見えなくなっていて、元から生えていた木や篠竹で、藪になっていました。

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 日陰で休憩をし、情報交換です。しかし、口をついて出るのは「暑い、暑い!」です。初めて参加した宇津木さんは、「こんな状況なら、もっと強力な道具と服装をしてくれば良かった!」とリベンジの決意をしていました。

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Dscn2840 また休憩中に、清水さんのアドバイスで、栃木県ファンクラブの「グループライン」を開設することが出来ました。コロナ禍以降、停滞していたファンクラブの活動を活発化するための、大切なツールになると思います。

Dscn2838 済賀さんも加賀さんも、汗を拭いたタオルを絞ると、ポタポタではなく滝のように流れ落ちます。久しぶりにそのようなシーンを見て、この異常な暑さはいつまで続くのか?やはり温暖化のせいだと実感します。

Dscn2839 草を刈って苗木に目印のピンクのテープを巻きました。本来なら、草刈りをする前にやっておけば、初めての人でも作業がしやすいのではないかという意見があり、次回の課題です。また、下の方の枝を落とすと上に伸びるし、作業がしやすくなります。

Dscn2837 作業はケガもなくお昼までに終了しました。まだまだ、作業は残っていますが、これだけ暑いとしばし待機です。苗木も大切ですが、高齢化してきている会員の健康が大事です。

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Dscn2848 まとめの中で、県ファンクラブの「総会」を9月8日の週に開催したい!と述べられました。調整をして、会員の登録を進め、開催出来ればと思います。

 草刈り参加の皆さん!暑い中本当にお疲れさまでした。

 今日の参加者は、本間、済賀、福原、宇津木、深津、田口、清水、田城、山本、加賀、橋倉(筆者)でした。