2018年11月 3日 (土)

第6回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭の準備は順調に進んでいます

 今日(11/2)の南相馬市は風はなく、時おり晴れ間の見える過ごしやすい天気でした。

 作業は昨日(11/1)に続いて指定された苗木を指定された本数だけトレイに並べることや移植ごてを並べをしました。単純な作業ですが、仲間を思いやりながら一緒にトレイを運搬するなどチームワークが必要で、鎮守の森プロジェクトやカリタスジャパンの皆さんと絆を深めることができました。

Dscf3197
Dscf3195

 お昼前には、JREUの組合員・家族などが3年前、ここ南相馬市の鎮魂と復興を応援しようと、ドングリを拾い、水やりや草取りをやりながら育ててきたポット苗を運んできてくれました。JREU仙台・千葉・東京・横浜より運ばれた2780本は、「頑張っていますね」と激励の言葉をいただくほどの立派な苗木たちでした。

Dscf3184

Dscf3183

Dscf3187

Dscf3188

Dscf3189

Dscf3185
 南相馬市の鎮魂と復興を応援するすべての皆さんの思いが詰まった苗木をしっかり南相馬市の大地に根付かせて、南相馬市民のいのちを守る森の防潮堤が築かれるために、一緒に協力していきましょう。JREUの皆さん、ありがとうございました。

今日の作業者は、応援隊は、渡部、松林、菅野、岩橋、松本、原田。森びとは高橋、岡安、橋倉、東城、仁平、そして筆者でした。(報告者 小林敬)

2018年11月 1日 (木)

第6回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭の成功を強く誓う

 1年ぶりの南相馬は快晴の中にありました。道の駅南相馬で昼食を済ませ、植樹会場を目指すと岩橋スタッフ夫妻が、式典会場の入り口で待っていてくれました。この式典会場には、この地区で亡くなった方々の名を記した3・11慰霊碑と観音像が建立されていました。刻まれた多くの名前を目の当たりにし、改めて大震災の悲惨さを思い知らされました。

Dscf3158

Dscf3160  植樹会場は式典会場から歩いて5分ほどのところにありました。すでに南相馬市鎮魂復興市民植樹祭(略称:応援隊)の皆さんや、鎮守の森プロジェクトのメンバー、カリタスジャパンの皆さんが大勢集まっていました。

Dscf3161  午後の作業開始前に森びとメンバーの4人が加わったことが紹介され、苗木をトレイに振り分ける班、植樹するブロックに苗木を搬送する班に分かれて動き出しました。

Dscf3164

Dscf3173  海風を受けながらの作業でしたが、海側の斜面に使用する苗木の準備ほぼ終了することが出来ました。

 宿舎の馬事公苑に帰る途中、応援隊の副代表・菅野長八さん宅に招かれ、お話を聞く機会を得ました。東日本大震災で奥様やお子さんが行方不明ではありますが、悲しみを乗り越えながら「相馬野馬追」について熱く語って下さいました。私たちは仏壇にお線香をあげて、第6回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭の成功を強く胸に誓いました。

Dscf3174  今夜は、応援隊の渡部代表、松林副代表、菅野副代表から馬事公苑に宿泊する私たちに多大な差し入れをいただきました。お気遣いをいただきましてありがとうございました。

Dscf3175  今日の作業者は応援隊の渡部・菅野・岩橋孝・岩橋恵美、森びとの仁平・東城敏男・小林と筆者でした。(報告 橋倉喜一)

2018年10月31日 (水)

 来年春が楽しみ!温かな人とのつながりで作る「みちくさの庭」

Photo_2   昨日(30日)は快晴、午前9時には気温13度、午後には17度まで上がり、涼しい秋風のなかの森作業でした。9時から作業小屋で今日の作業の確認をし、「みちくさの庭」植林を本日で終了させることにしました。 

Photo  植林は、アジサイ(西洋アジサイ・ガクアジサイ・ヤマアジサイ)、ヤマツツジ、ノリウツギ、マンサク等1.200本の苗木を植えました。

Cid_166c43bf4b024f208f62  小川さんは庭の入り口の配水パイプの水漏れを修理しました。穴が空いてしまったパイプを切り取り、金属のジョイントで補修しました。

Photo_3  作業合間に休憩を取り、水を飲もうと空を見上げると、臼沢の絵の具で描いた様な紅葉や、中倉山の朱いモミジが眼を癒してくれました。11:30頃、足尾在住の塚原さんがゲートから歩いて来られました。お昼には塚原さんから美味しい山椒と塩のおむすび、竹輪と昆布とゴボウの煮付けや、お豆の煮物を頂きました。

Photo_4  お昼ご飯が、美味しい御菜で彩られて、足尾の山椒の香りに笑顔が溢れました。食べた甘い赤糖の風味が午後の作業にパワーを与えてくれました。塚原さん、有難うございました。午後の作業は、塚原さんと福原さんも合流して、2時半には皆のチームワークで一気に苗木を植える事が出来ました。

Photo_5

Photo_6   作業中にフワっと松木沢が暗くなり「足尾の日はおちるのが早いの」と塚原さんの声が聞こえました。見上げると、真っ黒な中倉山が見えました。皆で冬の訪れが近いねと、季節を肌と目で感じる午後でした。本日の作業は、塚原、小川、鎌田、済賀、橋倉、福原、松村(健)、松村(宗)、高橋 (敬称略)そして筆者でした。(報告 事務局・太宰初夏)

2018年10月29日 (月)

地球で持続的に生きていくための“我慢”の心から始まる温暖化防止?

Photo

Photo_2  鮮やかな秋色を輝いて見せてくれる足尾の木々たちに感謝の念を持てるまでには人間の都合は通じなかったことが多い。強風、大雨そして雪などの気象のいたずらに、また、生きるために柵やネット等から侵入する生きもの達と向き合ってきた私たち。

Photo_3 足尾・松木の杜のカンザクラの花が咲きました(10/28)

 そこには人間の都合を“我慢”しなければならなかった。紅葉の美しさや爽やかな秋風に心を和ます恵みを甘受できるには、人間の“我慢”と木々たちの生存条件とのバランスがあった。

Photo_4  今日は暫くぶりにサワガニを見たが、この大きさになるまでにはサワガニの生存環境を守り抜く人間の努力と“我慢”が伴っていた気がする。里の秋味を持続的に楽しむには、“バランス”、“ほどほどに”ということが大切なキーワードだと思う。

Photo_5

Photo_6  二酸化炭素の人為的排出と自然の力による吸収とのバランスがとれるか否か。そのための経済の仕組みや暮らし方を変革できるか。変革しなければ温暖化にブレーキをかけられないという意識を“地球人”がキーワードにすることができるか。温暖化にブレーキをかける運動はここから始まる気がする。(理事 高橋佳夫)

2018年10月28日 (日)

足尾・松木沢の森も秋祭りがはじまりました

Photo

Photo_2  鮮やかな秋色に心が躍る一日でした。今日はその瞬間を空からも覗いてみようとドローン操作を教えてもらいました。

Photo_3 臼沢の森

Photo_4新松木の杜(上下)

Photo_5  2005年から植えてきたふるさとの木々がこんなにも鮮やかな秋色を見せてくれていましたので御覧ください。

Photo_7 松木の杜

 心が躍る秋色を見せてくれるような森を育ててくれた全国の“森とも”の皆さん、ありがとうございました。

Photo_8

Photo_9 中倉山のブナと登山者

Photo_10  ドローン操縦を教えてくれた岡部事務局員に感謝します。なお、ドローンの写真は岡部さんが撮影しました。(報告 高橋佳夫)