2018年12月25日 (火)

人間の都合での森づくりへのしっぺ返し

 今日は平成最後のクリスマスですが、栃木県日光市足尾町では森作業です。午前9時の気温は-3℃。松村宗雄スタッフは「雲が全くないのは初めてだよ」と、夢中で写真を撮られていました。

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20181225_085954  作業小屋では責任者の鎌田スタッフがストーブに火を入れて待っていて下さり、コーヒーを飲みながら打ち合わせをしました。作業は、臼沢の森の柵チェック、民集の森の柵チェック、苗床の撒水、みちくさの庭の入口づくりの4手に分かれることになりました。

20181225_092006  入口づくり思案中・・・

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20181225_102038  民集の森での柵チェックをされていた鎌田スタッフが戻ってきて、民集の柵が土砂で崩壊している箇所があると知らせてくれましたので、みんなで補修をしに現場へ向かいました。

20181225_105509  現場に着くと、

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 テキパキと修繕作業に入りました。20181225_111936

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 修繕が完了し、鎌田スタッフは「心置きなく、年が越せる」と、一安心されていました。20181225_121137  松村宗雄スタッフは臼沢の森の周囲を3時間ほどかけてチェックし、下山。シカによって破られた箇所が多数見られ、臼沢西で外したネットや針金を編んで破られた柵を修繕をしてこられ、「(臼沢の森に)普段入らないツケだ」、「(双眼鏡で)獣害チェックではなく、月1回は登るべきだ」と報告をしてくれました。2019年の育樹作業への大きな宿題をいただきました。ありがとうございました。

20181225_125214  本日の作業者は、鎌田、松村健、松村宗雄、橋倉、加賀と筆者でした。(報告者:事務局・小林敬)

2018年12月23日 (日)

世紀末の暮らしを描く年末年始にしたい

Photo  21日に足尾から東京に戻った時、電光掲示板から「今年の自然災害の保険金支払いが1.1兆円規模になった」とのニュースが目に止まった。どうやら損害保険大手3グループが上半期に相次いだ豪雨や台風に伴う保険金の支払額がほその額になり、2社の純利益は減益となったという。毎年、巨大化する想定外の異常気象の被害は保険会社経営にも打撃となっている。

Photo_2           足尾に飛来したオオカワラヒワ

 昨日は、そんな話をしながら東京事務所の片づけをした。来年12月10日で当委員会設立15年を迎えることを意識し、さらに、天空の森に旅立った岸井理事長の遺志を貫いていくことを願って、活動しやすい事務所環境づくりを進めている。

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Photo_4  午後は、当会の力を結集して動き始める“地球温暖化にブレーキをかける運動”をめぐって、事務局員と在京理事の話し合いをした。私たちの“本気度”が試されるということもあって、出席者の“ヤル気!”を確かめ合いました。

Photo_5  冬至が過ぎたので、今日から少しずつ明るい時間が長くなってくる。自然エネルギーに感謝しながら、地球人の未来の暮らし方を描いていきたい。我が家では、鎌田スタッフから頂いた柚子で作ったジャムからエネルギーをもらっている。難題が多い地球温暖化にブレーキをかける運動かもしれないが、”地球人の責務”としてその暮らしを描いていきたい。

Photo_6  事務所の片づけを手伝ってくれた森びとの皆さん、ありがとうございました。(報告 髙橋佳夫)

2018年12月21日 (金)

新たなメンバーに元気をもらって森の防潮堤応援

 昨日(20日)10時、南相馬市応援隊は育苗場に集合、ちょっぴりの冷たい浜風に打たれながら育苗作業を行いました。草刈り、ポット内の草取り及び肥料散布、水かけ、タンクへの給水、倉庫内の整理整頓をそれぞれかせ分担して行いました。

Img_1709  全国から届けられた鎮魂復興への想いが宿った苗木も浜風に耐えているようでした。

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Img_1704  今年もあとわずかです。全国の“森ともふから届けられた思いを胸に、「苗木の育苗は、人間の都合では生長して行くことはできない」ことを肝に命じながら、大切に育樹育苗していきたいと思います。

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Img_1708  今回も岩橋さんの奥様が応援に駆けつけてくれました。12月8日の応援隊役員会後、奥様は、岩橋さんと共に撒水や草取り、タンクへの給水を二人三脚でやっていました。そんな奥様に心境を伺ってみると、「苗木を枯らしたら大変。愛情をもって育苗していきたい。そのためにも時間がある限り頑張っていきます」と話されました。

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Img_1705  応援隊のメンバーとして心強い一員が誕生した瞬間でした。来年から気持ちを引き締めて「命を守る森の防潮堤づくり」を継続していかなくてはと、奥様に元気を頂きました。今年最後の森作業は、27日10時からです。

 昨日の作業は、松林、岩橋、岩橋恵美さん、東城でした。(報告 東城敏男)

2018年12月20日 (木)

穏やかな冬晴れのなかで今年最後の森作業

 朝、布団から抜けて窓を見ると、中禅寺湖半月峠方面の山々に雪が積もっていました。「森びと広場」に向かう途中、車から降りて写真を一枚。

Photo  今日は、一週間前から「松木の杜」に鹿が侵入していると言うので、鹿の追い出しと柵のチェック・補強を行いました。

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Photo_5  チェックをしていると思った通り、柵が針金の輪のようになって鹿の出入り口になっていました。早速、予備の柵で補強しました。作業は穏やかな冬晴れのなかで出来ました。コブシは暖かそうなフワフワな毛糸の帽子を被り、太陽のエネルギーを吸収しているようでした。

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Photo_8  杜を一周して柵のチェックが終わろうとしていた時、足元から若鹿が飛び出しました。急いで鹿を柵外に追い出しました。逃げた若鹿は大きな音に驚き、ドキドキしながら隠れていたのでしょう。

Photo_9  鹿を追い出して後は、気分も軽くなり、心の中で「♪・・・森よ、森、心の森よ、僕らのふるさとになっておくれ 少しずつ、力強く 僕らのあしたになっておくれ!・・・」と当会のイメージソングを歌いながら、今年最後の森作業を楽しみました。

Photo_10  午後は、筆者が「みちくさ」看板支柱の刻みを行い、仁平スタッフは「みちくさ庭」の入口を作りました。冷たい西風が吹き出しましたので、作業小屋のホワイトボードに、25日と29日に森作業をしてくれるスタッフに一言を残し、帰路に着きました。

Photo_11  冷たく綺麗な空気が綺麗でしたので月が輝いていました。本日の森作業は、仁平スタッフと筆者でした。(報告 高橋佳夫)

2018年12月19日 (水)

足尾・松木沢訪問者のベンチやテーブルに大谷石を再利用

 今日は大谷石の再利用のために宇都宮市の清原工業団地方面に9時集合。筆者自宅の塀に使われていた大谷石を「みちくさ」テラスに設置するテーブルとベンチ、そしてピザ窯に再利用しようと、50ケを足尾に運び入れました。

Pc184101  足尾に向かう日光道路から見える男体山は寒風で空気が透き通り、青空を背景にしてどっしりしていました。

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Pc184092  14時頃には足尾・森びと広場に到着、早速、荷卸し。皇海山(すかいさん・西)方面を見ると雪が降っている様子なので、休憩もせずに荷卸しを済ませました。この大谷石は、来春、「みちくさ」テラス付近に設置する予定です。

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Pc184106  森びと広場周辺の草木の様子を見ると、とても寒そうでした。冷えた身体をホットコーヒーで暖め、16時頃、若鹿に見送られながら帰路に着きました。

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Pc275041  柳澤スタッフ、仁平さんお疲れ様でした。(報告 高橋佳夫)