2021年2月 2日 (火)

節分の日、季節を分ける陽気の中で育樹作業

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 今日は節分、足尾・松木沢はまさに季節を分けるような陽気でした。10時の気温は9℃でした。早朝の雨が春を思わせるしっとりとした一日にしてくれました。 

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 本来ならばポット苗に散水の予定でしたが、雨が降ってくれましたので中止にしました。代わって、林子さんの動画撮影への協力を加賀スタッフとともに行いました。そのうち、「もりともch」にアップされますのでお楽しみに!

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 今日は、各設備の点検とその中で春らしい風景を皆さんにお届けします。

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新生「森びとプロジェクト」のロゴマークが張られた”みちくさ”入口


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みちくさの庭のミツマタ

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コロナ感染の根本的打開の道は、人間が壊した自然を回復できるかどうかにかかっていると思います。

それを信じてその道のりを、森を元気にする取り組みを引き続き着実にすすめていこうと思います。ご支援をお願いします。今日の作業は、加賀スタッフ、報告は橋倉でした。






 

2021年2月 1日 (月)

森の妖精に届けたい“希望”の凧揚げ

Dsc_3366 昨年、大晦日の凧揚げ

 明後日は立春です。春の足音が聴こえてくるのが待ち遠しいこの頃です。松木川の河原の鳥たちの表情を見ているとそんな感じがします。今年も松木渓谷入口の出会いの場「みちくさ」で多くの方々にお会いできることを願っています。

Dsc061951      写真:宙ガール 

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Img_6617 「遊働楽舎」(愛称名・みちくさ)オープン10年を迎えるに当たって、何か楽しいことができないかと思案中です。そのひとつに、訪れた皆さんの“希望”が森の妖精に届けられるように、天高い空に凧を飛ばしていこうと思っています。

10 10年前の「みちくさ」

 竹細工にチャレンジしている舎人・松村宗雄さんが竹ひごを準備しています。凧の図案は舎人で話し合って決めていこうと思います。凧は「みちくさ」に掲出し、凧揚げを希望する皆さんに揚げていただきます。

Photo  コロナ禍で気持ちが落ち着かない日々ですが、新しい“希望”を森の妖精に届けていきたいものです。少しでも気晴らしにつながる凧揚げになれば幸いです。(広報スタッフ・高橋佳夫)

2021年1月29日 (金)

未来の命をつなぐ日光板橋「城山の森」の苗木たち

 森びと県ファンクラブの皆さん、森ともの皆さん、今年もよろしくお願いします。

 昨年10月17日、私たちは日光板橋・「城山の森づくり」で苗木1,000本を植えました。それから3ヶ月が経ちましたので、先週23日(土)、栃木FCメンバー4人は現地を見てきました。

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Photo_8201017 上の写真:昨年の植樹の様子

城山に着くと、あいにくの曇り空で日光連山は雲に隠れていました。雨や雪もチラついていました。こんな天気は苗たちにとっては嬉しい恵みの雨のようでした。

Img_1046 晴れているとご覧(下の写真)の素晴らしいロケーションです。

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Img_1050 苗木を見ると、冬芽らしきものが芽吹き、根もしっかり張っているようで安心しました。心配していた動物による被害も無いようです。5年後の花や紅葉を地域の方々と楽しめることを願いました。その上、癒し効果ばかりでなく、土砂流出を防ぎ、二酸化炭素吸収にも頑張ってくれることを願いました。これからもそんな活動を継続していくことを決意しました。

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Img_1032 稜線を登っていると、日光森林組合が植えたモミジとサクラの苗木に付けていたピンクのリボンが花に見えていました。息を切らしながら登って約15分、城山頂上443.3ⅿに到着。ハイカーの方が弁当を広げくつろいで休憩していました。

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Img_1039 この地はかつて板橋城があった城跡です。登山道入り口にあった案内板を見ると、1500年代に武蔵国豊島郡板橋(現在の東京都板橋区)から板橋将監親棟(いたばししょうげんちかむね)という武将が北条氏の命で派遣されてきたことから、この地が板橋と呼ばれるようになったそうです。まさか東京の板橋と関係があったとは思いませんでした。頂上にはあずまやがあり、石垣の遺構なども見えます。晴れた日には雄大な日光連山や反対側には宇都宮の古賀志山も木々の間から見ることができます。

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Img_1047 今回の参加者は、橋倉さん、小川さん、弘永さん、加賀でした。下山後、名物の蕎麦屋さんの「ソバがき」が絶品でした。

Img_1056 (報告:栃木県ファンクラブ 加賀春吾)

2021年1月28日 (木)

久しぶりの足尾森作業にさわやかな汗を流しました

 本日(28日)の足尾ダムに流れる込む水は少なく、久藏川は流れが見えませんでした。松木沢の気温は1℃、空はどんよりとした曇でした。作業小屋に置いていたポリタンクの水も凍っていませんでした。ストーブとコーヒーで暖を取りながら作業打ち合わせをしました。本日は、臼沢西の森の階段づくりと土留め作りをすることにしました。

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Img_1064 階段と土留め作り用資材の甲羅板と鉄筋、ハンマー、万納鍬などの道具類を軽トラに積み込み、臼沢西に運びました。

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Img_1070 階段づくりと土留めづくりに分かれて作業開始。階段は、囲い柵の上に作った出入り口まで残っていた5段を作りました。土留めは、まず甲羅板を運び入れるところから始まり、一列分5か所を完成させました。

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Img_1088 午前の作業が終了し苗木を見ると、兎にかじられたようで、木がナイフで切ったようにスパッと切れていました。また、引っ張られたようで苗木が土から浮いていました。午後の作業は、これらの苗木を植え直すことにしました。

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Img_1080 午後、現地に向かう途中で金網が破られた穴を発見し、金網と針金で補修しました。

Img_1084 以上で本日の作業は終了しました。帰宅準備をしていると、松村健さんからおすそ分けがありました。

なんと、鹿肉の燻製をいただきました。今晩のつまみができたと、皆さんは大喜びでした。

Img_1065 本日のスタッフは、鎌田さん、松村健さん、山本さん、橋倉さん、加賀でした。松村健さん、ありがとうございました。(報告:加賀春吾)

2021年1月24日 (日)

足尾・松木沢はモノトーンの世界!

 朝、目覚めると一面が銀世界。なんとなく気持ちが落ち着きませんでした。アパート周辺の雪かきを済ませ、松木沢へ出けました。

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 松木沢の草地は頭に描いていたように、雪を踏む足音だけが聴こえる静寂さ、周りはモノトーンの世界でした。時々、「ドス!」と音がしますが、風に揺られて雪の塊が枝から落ちていました。墨絵のような中でジィー!としていると、寒そうなモズ一羽と鹿3頭が私を見つめているようでした。

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15cmの積雪は今シーズンで最も多い日になりました。

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静寂の中に身を置いていると、コロナ、コロナで明け暮れて疲れている心が洗われます。明日への元気をもらった一日でした。

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 足尾・松木沢の雪景色に感謝でした。(森づくりサポーター・橋倉喜一)