2023年3月19日 (日)

原発のない福島を!県民大集会に参加して

 昨日の福島県はみぞれの寒い一日でしたが、本日(3月19日)は打って変わった春本番の暖か一日でした。今日は3年ぶりに外出し、「2023原発のない福島を!県民大集会」に参加してきました。東日本大震災、東電フクシマ原発事故、津波から12年の現状を再認識するために行ってきました。

2023319_2会場には老若男女が福島県内外から集い、900名の市民が集まりました。感動したのは、高校生が中心になったオープニングの合唱、平和大使に選ばれた高校生からの訴えは私の心を脱原発へと動かし、その他にも多くのことが学べました。

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 特筆したいことは、政府の原発回帰やALPS処理水の海洋放出に対してあきらめず声を社会へ上げ続けていくことの大事さでした。特に、放射線量の測定を行ったり、外で遊べなかったり、避難させられたりの生活を送ってきた子供たちから、これ以上、負の遺産を残さないでほしいとの悲痛な叫びには応えていかなければと思いました。広島研修に参加した高校生平和大使からは、写真や飾られた遺品等よりも自分の言葉によって相手に伝えることの大事さを切々と訴えかけている態度には感動しました。

2023319_3集会の最後には、処理水を海に流すな!のカードを参加者全員で掲げ、国の政策の誤りによって再び人々が犠牲を強いられることのないように声を大にして訴えていくアクションを継続させていくことを誓い合いました。

2023319_4 福島県の桜の開花はまだですが、春の香りを放っている梅の花が集会参加者を包み込んでくれていました。久々の集会でしたが、青年時代の志が私の心に呼び起こされた気持ちになりました。生涯働く者として、若者たちの社会運動をサポートできればと思いました。(福島県FC 東城敏男)

2023年3月16日 (木)

雪解けを感じての森作業!

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 本日(3月16日)の足尾・松木は、8℃(8時40分)で風もなく快晴です。薪ストーブに火を入れませんでした。9時30分には本日の作業者が全員集合しましたので作業責任者の加賀さんから森作業の説明です。

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 本日は、春の彼岸が近いのでお墓や祠の草刈りと献花をして松木村のご先祖様に手を合わせます。これまで海外から訪日し、荒廃地の植生回復研修で体験植樹をされた方の木を足尾の広場に移植するための目印を付ける作業。みちくさの畑の獣害ネットに小動物が入らないように金網を張る。広場に整備した土留めに黒土の運搬。果樹を植える場所に目印を付ける作業です。

 鎌田さんがお墓や祠の草刈りを行なってくれました。綺麗になった場所で手を合わせることが出来ました。

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 海外からの植樹をされた方の木を探しに各植樹地に分散して入りました。

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 臼沢の西の植樹地にフキノトウが咲いていました。落石と思われますが土留めの板が一部破損がありました。

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 みちくさの畑の金網張りが終ると丁度昼食の時間でした。

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 昼食後の作業は、黒土を軽トラックに乗せて広場の植樹地に運びました。

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ミツマタとアセビの植樹地の篠竹が30本でしたので黒土を90袋、海外からの植樹をされた方の木を植える場所は3か所で60袋を運び入れました。

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 果樹を植える場所に目印を付ける作業も皆さんテキパキトと進みました。

 山内さんと大野さんからドリンクとお茶菓子の差し入れがありました。ご馳走さまでした。丁度3時になりましたので作業を終了して帰路に着きました。

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 本日の作業者は、清水さん、鎌田さん、大野さん、山本さん、橋倉さん、加賀さん、柳澤さん、山内さんと筆者(済賀)でした。ご苦労様でした。

(報告者:済賀正文) 

2023年3月13日 (月)

神宮外苑の再開発如何なものか!

神宮外苑の再開発如何なものか!          

桜の開花が早まると報道されている。花見が出来ることは嬉しいが、早まることに何か違和感を覚えるのは私だけでしょうか?Dsc_0079 東京フアンクラブは3月7日役員会を開催し、第二回お茶会をより良い会にする為、第一回お茶会を振り返りました。現実に起きている環境破壊・災害を見聞しても自分の問題として受け止めている人は少ない感じがする。心ある人達と本気になって取り組み危機的状況であることを発信していくお茶会を創りたい。

その思いで準備したのは、自然災害・環境の新聞切り抜きや都市の地下鉄浸水のビデオを鑑賞して頂いた。併せて多摩川が氾濫した19号台風の教訓から、日野市のマンション住民の取り組みを紹介して頂き、話しを深め様としました。

「ビデオは評価されたが、何がメーンだったのか」「避難計画や対策を行政に求めることは大事だ。それと共に市民が自らの行動を組み立てて置かなければ命を守ることは出来ない」等の声があった。自然災害の現実からどう命を守るのか?と言う本題にテーマを絞り切れなかった。

第二回は、基本に立ち帰りまず役員各自が誰に声掛けるのか?今回参加して頂いた皆さんに協力して戴き、参加者を広く募る。テーマは森づくりの紹介(10年ビデオ上映)と世界で起きている異常気象と災害の映像をピックアップし鑑賞する。日時は7月8日とする。Dsc_1242_2併せて今・東京FCで取り組む事は、都が主催して閉幕した国際会議で「持続可能な社会へ連携」の共同声明がまとめられた。一方で神宮外苑の1000本の樹木を再開発で伐採しようとしている。この事業の見直しを求める取り組みへの賛同者を募っている。共に賛同することを訴え、神宮外苑の散策をエコ散歩の前に実施し共有していきます。「お茶会」への参加宜しくお願いします。

                                    東京FC松井富夫

2023年3月11日 (土)

震災から12年、忘れまじ、森づくりの大切さを誓うあう

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 本日は3月11日。東日本大震災、フクシマ原発事故、津波被害から12年目を迎えました。南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊は、鎮魂・祈念植樹を行うために第1回植樹会場(鹿島区)に10時に現地集合しました。早速、打ち合わせを行い、東日本大震災による犠牲者に哀悼の黙とうを行いました。

 その後、祈念植樹の3樹種(シロダモ、アラカシ、シャリンバイ)20本を昨年同様に植樹会場の北側の盛土に丁寧に補植しました。

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 渡部代表から、「あっという間の12年が過ぎたがその時の苦しさ、無念さは忘れもしない。生かされた我々が未来の子らに語り継ぎ頑張っていく」と決意が話されました。菅野副代表からは、「この会場からすぐ近くに生家があり、海岸から300メートルの場所でした。津波によって大切な家族が行方不明となり今だ二人が発見されていない。思い出さないことはない。自分が元気でないと悲しむだろうと思って頑張っている。見守っているから。」と胸中を話されました。


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 祈念植樹をしてから森の中を散策しました。2019年に観察会・観桜会をした場所や植生調査で使用した木の名札(アラカシ)も発見され、樹高も5メートル以上となり、木々の生長ぶりにスタッフ一同感動していました。

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 会場のヤマザクラはまだ固いつぼみでしたが、これからが楽しみの一つです。森の散策を終え、スタッフからの感想や意見を出し合い会場を後にしました。

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 悲しみをのりこえ家族に墓前報告する菅野副代表。月日の経つのは早く感じるが応援隊での育樹・植樹活動や相馬野馬追等の取り組みを通じて頑張っていくことを改めて話されました。菅野副代表の自宅からの帰り道、鹿島区周辺の道なりの梅の木にはきれいな花が咲きほころび、私たちを歓迎しているようでほっこりした有意義な一日でした。

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 今日の参加者は、渡部代表、松林副代表、菅野副代表、山田事務局、岩橋事務局、道中内スタッフ、原田スタッフ、岩橋恵美スタッフ、東城睦子さん、筆者・東城でした。大変お疲れさまでした。

<お知らせ> 2023年 3月26日(日)第9回応援隊総会 13時 原町情報交流センター

(報告 東城敏男)

2023年3月 9日 (木)

異常な温かさの中で、汗をかきながらの森作業!

 今日の足尾は快晴、9時前にも関わらず気温は9℃を指していました。ダムゲートで仲間の到着を待つ間、旧製錬所方面を眺めると、春霞かスギ花粉か判らないけど淀んだ景色が見えました。

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 本日の森作業、作業責任者の斎賀スタッフから、①「森びと広場」の西側に広がる土留めの補修。②臼沢西(里親植樹)の森での落石と思われるネット破損、その修理、③4月29日に予定している「中倉山ブナ保護活動」に使用する培養土の乾燥準備などです。

 午前中は全員で土留めの補修を行いました。作業はテキパキト進行しましたが、嬉しかったのは、枯草の下からスイセンの芽が顔を出していたことでした。それも何か所も。生き物の強さと春の訪れを感じる事が出来ました。

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 汗をかくほどの作業が続きましたが、それもそのはず12時の気温は19℃に達するほどの陽気でした。

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 午後は、臼沢西の獣害防止柵修繕とブナ保護活動の準備、に分かれて作業を行いました。

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 臼沢西のネット修繕も順調に進みましたが、ウサギの食害が数多くみられ、今後に課題が残りました。一方、ブナ保護に使用する培養土の乾燥は、ハウス内のコンパネ1枚に10リットルづつ4ヶ所に分け計10枚、用意をしました。

 予定の作業が早く終了したので、4月2日にオープンする”みちくさ”の水道管修繕と、広場内の廃材を薪にしました。

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 3月にも拘らず、初夏を思わせる異常な陽気の中で汗を流したメンバーは、

松村(健)、加賀、済賀、福原、のスタッフ・サポーターの皆さん、報告は橋倉でした。