2022年11月28日 (月)

青空の光で進む階段補修作業

Dsc08603 本日(27日)の足尾・松木は、晴天で8℃(8時)でした。森びと広場に着くと西風が大変強く寒く感じます。

 打合せ前に松村宗雄さんがみちくさの庭のアジサイの保護用の資材を持参して頂きました。

Dsc08602 作業小屋の薪ストーブに加賀さんが火を入れてくれましたので温たまつた部屋で9時から打合せです。大野さんから3日目になる臼沢の杜の階段修繕と11月で終わりですのでみちくさのクローズ作業とみちくさの庭の草取り作業と説明を受け作業に入りました。

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 作業を開始すると風が止まり、青い空が広がっていました。資材を分担して落ち葉を踏みしめて臼沢の杜の階段を登り3組に分かれて階段の補修作業です。石が少なく砂地ですが太い縦杭をカケヤで打ち込みますが中々入りません。上着を脱いでシャツ姿で黙々と作業を進めました。

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Dsc08609 昼食後は、引き続き階段補修ですが、臼沢の杜の入口の資材がなくなりましたので追加の階段補修資材を全員で軽トラックに積込みました。杭を打つカケヤの音が静かな森の中に木魂します。

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Dsc08612  千葉県から参加の武田さんと筆者でみちくさの建物の窓ふき等の清掃を行いました。

Dsc08613 みちくさは4月から11月までの土日祝日の9時から16時までのオープンでしたがコロナ感染防止対策のために開いていた日数が大変少ない年になりました。また、来年4月にお会いできれば幸いです。

 松村宗雄さんがみちくさんの庭の草取りを午後から進めていましたので武田さんと合流してヒガンバナ近辺の草取りを行いました。

Dsc08615 午後2時過ぎになると一面が陰ってきましたので作業を終えました。作業小屋に到着してすぐに階段補修の皆さんが帰って来ました。

 本日の臼沢の階段補修は、75段でした。11月の合計階段補修は194段になりました。

 武田さんから差し入れを頂きました。ありがとうございました。

Dsc08600 本日の作業者は、鎌田さん、清水さん、松村宗雄さん、大野さん、加賀さん、武田さんと筆者(済賀)でした。 (報告者・済賀正文)

2022年11月22日 (火)

雨が上がりの松木川上流に広がる晴れ間。心ひとつに足尾森作業

 11月21日、雨上がりの足尾の森には、もやが立ち込めていました。雲の切れ間に青空も広がりはじめ、作業日和の予感です。

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足尾ダムゲートで参加者が到着するのを待っていると、旧松木村の方向から「ピーヒョロロ」「ピーヒョロロ」という透き通る鳴き声が聞こえてきました。「森作業がんばって!」とトンビが歓迎しているように感じました。

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 9時少し前に参加者が全員集合したので、珈琲を飲みながら加賀スタッフのリードで森作業の打ち合わせを行いました。

 今日は、臼沢の森の階段修繕と「みちくさの庭」の獣害防護ネット張りを2班に分かれて行う事にしました。

 

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階段修繕組は、臼沢の森入口の杭置き場から背負子に階段用丸太と縦杭を2セット~3セット積み、中腹の階段修繕箇所に登りました。森の中は紅葉から落葉に変わり、足元は落ち葉の絨毯が敷き詰められています。30㎏~40㎏の丸太を背負うので一段一段足元を確認しながら登りますが、足元に「紅葉」が広がっていました。

 

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 修繕場所に到着し、上下に分かれ作業を開始しました。階段づくりが初めての山之内さんはカケヤの使い方に戸惑っていましたが、ベテランの鎌田さんや加賀さんのカケヤの振り下ろしを観察し、縦杭の打ち込みも芯に当たるようになりました。森の中には「カーン、カーン」という音が響き渡りました。18年間踏み固められた階段の土は固く、縦杭を打ち込むも一振りで1cm沈むぐらいでしたが、今日は午前、午後の作業で56段を修繕することができました。

 

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 みちくさの庭のネット張り班は、以前、みちくさ庭のアジサイの花芽がサルにすべて食われてしまったので、食われないように防護ネットを張ることにしました。

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 まずは松村宗雄さんが事前に「ネット張り」の図面を描いてきてくれました。それをもとにして、4名で現地に行き、どのように張れば良いのか案を出し合い練り合わせました。設置案が決まり、必要な材料の竹棒や道具、ネットなどをみちくさ庭に持ち込み、防護ネット張りを始めました。

 雪の重みの事も考えて、竹の棒で支柱を立てて横の竹棒を結び、結束バンドを使って2m×17mの防護ネットをしっかり張ることが出来ました。

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昼食後も、同じメンバーで獣害(サル)からみちくさ庭の草花を守る防護ネットを張りました。まだ、3分の1しか終わっていないので、材料を調達して次回も行うことにしました。

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 本日の森作業は、加賀さん、鎌田さん、福原さん、松村宗雄さん、松村健さん、柳澤さん、山之内さん、清水さん、筆者・大野でした。お疲れ様でした。

(報告:大野昭彦)

2022年11月19日 (土)

異常気象に向き合う生活を考えるお茶会in南房総

 11月12日 (日)、千葉県ファンクラは「お茶会」を行いました。会場は、南房総市和田浦町コミュニティセンター、テーマを温暖化による生活への影響とその要因などを話し合いました。集ってくれた皆さんは、「NPOネイチャスクールわくわくWADA」、教諭のOBの方、JREI千葉のOBの方、そして私たちの11名でした。茶会は出席者の自己紹介を行っていただき、その後、私たちからは茶会で話し合っていただくテーマを話しました。 

Dsc_0006 テレビニュース等で報道されている世界の異常気象の猛威と甚大な被害、千葉県では台風15号直撃による電柱や送電線倒壊、長期間の停電生活を強いられた生活等、その異常気象が各国で頻繁し、それも巨大化している状況を振り返りました。Dsc_0001 そんな中で私たちは、花嫁街道の台風被害を目の当たりにして、痛んだ森の姿を見ながら山路を修繕しています。茶会で出された意見を短くまとめると、“和田浦でのクジラ解体数が減っている。これらの要因には海水温度の上昇と海流の変化があるのではないか。森が元気ではない。森を元気にしないとダメだ”、“国や行政の温暖化対策の本気度は見えない。脱炭素社会に逆行しているのではないか。この現実を私たちは見抜かなければならない”、“人間が壊したものは人間が直さないといけない。我々は、もっと自然を大切にしていかないといけない”。また、“このままでは、日本はダメになってしまう。子供たちが大人になれるか心配である。子供たちに明るい未来を残すために大人たちは真剣に温暖化問題に取り組まないといけない”。“買い物では石油で作った容器に入った物は買わない。地産地消に本腰を入れていくべきである”等の意見が出されました。Dsc_0004 具体策に関しても、“政府の被害対策の机上把握の弱さ、次世代を生きる若者たちの現場の意見を国会議員は受止めて温暖化防止に活かしていくことがとても大切だ”、“私たちの地球温暖化問題の意識は良いと言えない”等が出されました。Dsc_0007 初めての「お茶会」でしたが、計画した私は、意義が感じられる話合いが創り出せるのかと開催日まで不安でした。しかし、集ってくれた地域の皆さんの前向きな姿勢と意見にふれて、私の方が元気と勇気をいただきました。「お茶会」に出席してくれた皆さん、ありがとうございます。来春は、さらに深掘りする「お茶会」ができることを願っています。(千葉県FC・武田芳明)

2022年11月18日 (金)

役員会を通じて今後の作業を決め、楽しい森づくりへ

 本日(11/18)は、応援隊の第3回役員会と越冬対策の一環として苗木の育苗、水撒き、育苗場周辺の草刈り作業を行うことにしました。

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 役員会では、岩橋事務局から第2回役員会(2022.10・7)以降の取り組みの経過について報告されました。10月23日に開催した「お茶会」は、秋田県ファンクラブとの初の合同開催ができ、地方の温暖化による環境変化や豪雨による被災状況そのものがリアルに報告され、参加者から、わかりやすく理解・共有することができましたとの意見がありました。また、あっという間に時間が過ぎ、もっと話をしたかったという意見や、市民に広範に声掛けをしていくことの大事さが話され、今後の活動へとつなげていくことを確認しあいました。今後の森作業の取り組みついては、3か月先までの作業日程・活動内容等を決め、「参加しやすい森作業」を心掛けることとしました。

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 休憩タイムでは岩橋恵美さんが用意してくれたコーヒやお茶、甘いだんご、せんべいをいただきながら打ち合わせを行いました。

 休憩後は、育苗場周辺の草刈り作業を応援隊の強者の二人(渡部・松林)が担当し、若者に負けまいとエンジン音を轟かせ環境整備にあたっていました。

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<ポット内の草取りを丁寧に、そして苗木に語り掛けながら黙々と行う菅野副代表と道中内スタッフ>

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 ポット内の苗木を外してみると根は充満していますが、土が乾燥しきっていました。「早めの対策をしないと可哀そう」と嘆いたスタッフのひとり=岩橋恵美さんは、水撒きに専念し、たっぷりと水かけ作業を行いました。次回の作業では培養土をいれて枯らさないようにしましょうと話していました。(全員・異口同音)

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 福島県は、昨日「第8派」入りを宣言しました。今冬はインフルエンザと同時流行も懸念されていますので継続してコロナ感染対策をしながら森作業を進めていきます。次回の作業は、11月30日に行います。本日の作業に引き続き、越冬対策と苗木の育苗に力を入れていきますので参加・協力をお願いします。

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 今回も多くの差し入れがありました。渡部代表からは会津みしらずの柿・キムチ漬け、松林副代表からはゆずをいただきました。いつもありがとうございます。

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 本日の参加者は、渡部代表、菅野副代表、松林副代表、岩橋事務局、道中内スタッフ、岩橋恵美スタッフ、筆者・東城でした。

(報告 東城敏男)

2022年11月14日 (月)

臼沢の森の階段づくりで心地よい汗を搔きました。

 11月14日(月)、松木の里の天気は快晴です。8:30気温は6℃、日差しがあり思ったより暖かく、寒いと予想し厚着をしてきたのに、1枚上着を脱ぐようでした。ジャンダルムの上に欠けた月がぽっかりと浮かんで秋を感じさせます。打ち合わせでは、前回と同じく「臼沢の森」の階段補修と午後は「森びと広場」に植えてある桜の木の周りに化成肥料を撒くのと幹ガードを太いものと交換し折れているものは補修することになりました。

Img_4700Img_4707 臼沢に行く前に、松村宗さんが持ってきてくれた「みちくさの庭」のアジサイを、猿やキツネなどから守るための、獣害防止網を車から「雲集亭」に降ろしてから「臼沢の森」に向かいました。まず、臼沢入り口前から、2組又は3組(1組は横杭1・縦杭2本)の杭を背負子に背負って300段ほど登ります。前回の筋肉痛がまだ癒えていない大野さんも頑張っていました。

Img_4701 Img_4713_2 階段づくり班2組と杭運び班に分かれて作業を行いました。大きな石があり、杭が入らず苦労をしましたが、流石にベテランぞろいです。その石を利用しながら階段を作っていました。Img_4721 Img_4720_2 今日は、午前と午後を合わせて63段の階段を作ることができました。

Img_4716 Img_4723 「臼沢の森」は木々の葉も落とし冬を迎える準備をしているようでした。

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Img_4727 本日の作業者は、鎌田さん、松村健さん、松村宗さん、山本さん、大野さん、濟賀さん、福原さん、筆者加賀でした。(報告:加賀春吾)