2022年12月 9日 (金)

穏やかな日差しの中で越冬森作業

 本日9日は、12月になって1回目の森作業。朝晩の冷え込みが厳しい中でも、雫育苗場は穏やかな日差しで絶好の森作業となりました。

2022129_2

 岩橋事務局から、今日の作業は前回に引き続きポット内の草取りと培養土の補充作業を行うと話がされました。参加者全員で手際よく、寒さに耐えうるように苗木1本1本チェックし丁寧に行いました。ポット内は乾燥していたため水かけ作業は、時間をかけて「じょうろ作戦」でたっぷり行いました。

2022129_3(久々に参加した松本スタッフも手慣れた手つきで道中内スタッフと共に作業に精を出し奮闘していました)

2022129_4

2022129_7

2022129_8

 育苗場で越冬作業をしていたスタッフが、何気なく青い空を見上げたらなんと「ミノムシ」が単管パイプで冬支度しているのを発見。ここで越冬できるのかなと心配そう・・・大丈夫だろうかな

 休憩タイムでは、あったかいコーヒーを飲みながら12月17日の年末作業・慰労会について話し合いました。応援隊スタッフとしてこの一年を振り返り来期につなげていくために、当日はそれぞれから楽しい森作業をしていくための知恵を出しあっていくことにしました。

 久々に参加した松本スタッフから近況報告がありました。「浪江で玉ねぎづくりをしているため、森づくりにはあまり参加できませんでしたが、今日は皆さんと会って楽しく作業ができました。17日も参加します。」と話されました。

 渡部代表から、今回もおいしいみしらず柿の差し入れがありました。いつもありがとうございます、

2022129_6

 本日の参加者は、渡部代表、松林副代表、菅野副代表、山田事務局、岩橋事務局、道中内スタッフ、松本スタッフ、岩橋恵美スタッフ、筆者・東城でした。

(報告 東城敏男)

<報 告>

2022129_12

<10月21日のうつくしま地球温暖化防止活動推進員養成研修会に参加した応援隊の松林副代表、岩橋事務局、東城スタッフに対して、推進員としての認証書が届きました。今後の活動に活かしていきたいと思います。>

臼沢の階段補修完了、達成感で笑顔溢れる。

 本日12月9日(金)、日光連山は雪を被っています。12月から集合時刻が10時となりました。9:30の松木の気温は6℃、雪が降った割には温かく、冬の青空が広がり作業には絶好の天気です。

Img_4750

Img_4756 

 今日の作業責任者は、大野さんの予定でしたが急遽欠席となったため、済賀さんがミーティングを進めてくれました。打ち合わせで、今日は臼沢の階段の補修を終わらせること、午後は「みちくさの庭」のアジサイを猿から守るための網を懸ける作業をすることにしました。杭や道具類は、鎌田さん、福原さん、濟賀さんが先に到着し既に軽トラに積んでくれていました。

Img_4772

Img_4757

Img_4762

Img_4758

 今日は3組に分かれて行いました。皆さん慣れたもので、どんどん杭を打っていきます。時々石にぶつかり入っていかないこともあります。杭の場所を移したり、階段を登ってみて高くて足を大きく上げなければならないところは石や土を盛り高さを調整します。古い横木は栗の木で頑丈なため、まだ使えるものも多く、それらは活用することにしました。

Img_4764

Img_4770

 30段の階段補修を行い、午前の作業は終了しました。

 午後は、「みちくさの庭」のアジサイを猿から守るための網を張りました。網を懸ける支柱の材料である竹を打ち込み、横にも竹を渡して麻ひもで支柱ときつく結びつけて網を懸けます。網の幅は2mなので端を重ねて結束バンドで留め幅を広げます。手がかじかんで結束バンドがなかなか結べません。一人が網を引っ張って、一人が網を重ね、もう一人が結束バンドを結ぶという如何にも地味な作業を辛抱強くこなしていきました。この作業は結構時間がかかります。今日は1列だけ完成させて終わりました。

Img_4773

Img_4774

Img_4775

 臼沢の階段修繕は全部終了しました。スタッフ・サポーター皆さん、大変お疲れさまでした。この階段はあと10年は持つことと思います。階段の前で「やったぞー」と掛け声をあげ達成感を表して記念写真を撮りました。

Img_4771 今日の作業者は、鎌田さん、松村健さん、松村宗さん、福原さん、済賀さん、柳澤さん、筆者加賀でした。(報告者:スタッフ加賀春吾)

2022年12月 3日 (土)

師走のポカポカ日和の中での足尾森作業

 時の過ぎるのは早いもので師走に入りました。木々も葉を落とし、コブシは来春に向けて蕾をつけています。本日(12月3日)の足尾は、朝は曇っていましたが、徐々に晴れて作業日和になりました。

Cimg0026

 12月から冬時間となり、足尾ダムゲート10時集合になりました。先に松木に入った済賀スタッフに階段修繕に必要な道具類の準備をしてもらい、入れたてのコーヒーを飲みながら4人で打合わせを行いました。

Cimg0043

 少しの時間でしたが、継続している中倉山ブナ保護活動、緩斜面の杜の名前を「民集の杜」に統合、「りんねの森」の観察・記録などについて、考えていることなどを出し合い心合わせをしました。

 12月14日育樹デーの時にも話を深めることにしました。その後、軽トラックに乗って「臼沢の森」の階段修繕に向かいました。

Cimg0031_2

 いつもなら、サルやシカに迎えられるのですが、今日は、鳥の鳴き声も動物の姿も見られませんでした。鳥や動物たちのエサとなる虫たちは葉の下や土の中、木の幹の中に住処をつくり、木の実も落下し、草も枯れる松木の杜。足尾に冬が訪れていることを真っ先に感じているのかもしれません。

 階段の杭を打つ「カーン、カーン」というカケヤの音が、私たち森びとに冬の訪れを知らせる音なのかもしれないと考えると、カケヤを握る手に力が入ります。

Cimg0049

 「臼沢の森」の入り口に積んである丸太を背負子に積み、リックに詰めて階段を登りました。約20キロから30キロある丸太を100段以上の階段を登ると息切れし、途中で一端休憩を取らないと次の作業に移れないほどでした。

Cimg0035

Cimg0037

Cimg0038

 二組に分かれて、途中休憩を取りながら12時過ぎまで作業を行いました。

Cimg0050_2

 下山し、作業小屋で昼食休憩をとりました。

 午後の作業は、「臼沢の森」の入り口に置いてある丸太が少なくなってきたので、軽トラックに50セットの丸太を積んで運びました。昼食後の丸太積み込み作業後に「臼沢の森」入口まで歩く道のりが非常に遠く感じ、緩斜面の道を登る足取りは重くキツイのですが、傘寿・古希・還暦のメンバー全員が頑張り、階段修繕に力を振り絞りました。

Cimg0052_3

Cimg0057

Cimg0058

 本日も怪我無く45段の階段を修繕することが出来ました。お疲れ様でした。

 本日の参加者は、鎌田さん、松村宗さん、済賀責任者、そして筆者・大野です。

 (報告:大野昭彦)

 

2022年11月30日 (水)

曇り空の中、応援隊が元気よく森作業を行ないました。

 11月30日の気温は17℃、曇り空の一日となりました。11月3度目の作業日となる今日は応援隊10名が集まりました。10時に雫育苗場に集合し、岩橋恵美スタッフが入れてくれた温かいコーヒーを飲みながら、今日の作業の打ち合わせを行ないました。

P1020630

 松林副代表がシロダモとシラカシのどんぐりを600個拾ってくれました。少しでもポット苗をつくりたいとの意見がありましたので来年に向けてトロ箱に植えていきたいと思います。

P1020638

 11月20日に投開票された南相馬市議会議員選挙では、森びとプロジェクト代表の桜井勝延氏と応援隊事務局の小川尚一氏の両名が当選しました。小川尚一氏から当選御礼と今後の議会活動についての所信表明が行われました。

P1020631

 今日の作業は、育苗場の草刈機での除草作業とポット苗の草取り、トレイの整理を行ないました。

P1020635

P1020637

 作業終了後30分程、会員の近況報告やコロナ予防接種の状況などの意見交換を行なってきました。渡部代表からキムチのプレゼントと松林副代表から柚子のプレゼントがありました。毎回ありがとうございます。

P1020640

 次回の作業は、12月9日、雫育苗場にて行ないます。また越冬対策の年末作業は12月17日に行ないます。今日参加した会員の皆さんご苦労様でした。

P1020632

 本日の参加者は、渡部代表、松林副代表、菅野副代表、山田事務局、小川事務局、東城スタッフ、道中内スタッフ、原田スタッフ、岩橋(恵)スタッフ、(筆者は事務局 岩橋 孝)

 

 

”森づくりは楽しい”を見つけ出す森作業

早いもので明日から師走。足尾森作業チームの皆さん、各県ファンクラブの皆さん、各地の森の手入れお疲れさまでした。1 足尾の森作業チームの師走は木枯らしに身を引き締めておこなう作業の後でひと区切りをつける予定。2 22日の冬至を前にして、1年間の森づくりを振り返るのは大切なこと。今年は、どんな鍋を囲んで行われるのか楽しみです。それぞれの思いや抱負を語り合い、森や草木から教えられた森に寄り添う人間の手入れの心得を心に沁み込ませるひと時は森びとには欠かせない。4 年間100日以上もの時間を無償と手弁当で森作業を継続している森とも達の“楽しみ”とは何か。古希世代から還暦世代への森作業に移行している足尾の森作業チーム。1年間で得た森づくりの“楽しみ”はどんなことであったのかつかみ取ってほしい。3 5 多くの人々の生活スタイルが効率性と合理性に支配されている中で、無償で手弁当の森作業を1年間も楽しくできている意味を振り返り、森作業チームの心得に育ててほしい。(顧問・高橋佳夫)