2023年1月 2日 (月)

森びと各県ファンクラブ新年のご挨拶①

 新年あけましておめでとうございます。今年も「山と心に木を植える」活動を続けてまいります。異常気象の猛威によって、引き起こされる自然災害で、生きものの命が脅かされる危機的な状況にある今日、命を守るためどのような備えが必要か、具体的な対策と行動が大切です。

 宮城県ファンクラブは、荒浜・名取「いのちの森」の育樹活動を通じて、私たち人間は森に生かされているということを認識するとともに、今の生活の変化の必要性を理解する人が、一人でも多くなるよう、気候危機下の生活を考えていきたいと思います。よろしくお願い致します。

宮城県ファンクラブ 林雄一

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 新年あけましておめでとうございます。今年は、コロナ発生から4年目に入ります。まだまだ収束は見えませんが、感染に注意しての生活が続くと感じます。これまで以上に感染防止に注意して地球温暖化を止める活動を自分たちで出来ることを考えて地道に活動を進めていきたいと思います。

 昨年は茨城県ファンクラブとして「お茶会」の開催ができませんでした。今年は、自分たちの身の丈に合った形で実現したいと思います。気候変動はますます激化すると思いますが、地球温暖化防止に向けて志を同じくする皆さんと連携をして粘り強く進めていきたいと思います。 

茨城県ファンクラブ 済賀正文

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2023年1月 1日 (日)

森の中から社会を、暮らしを考える1年に。

 新年あけましておめでとうございます。

 2023年も、会員、森ともの皆さんと一緒に山と心に木を植えていきます。

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 地球温暖化にブレーキをかけたいと2005年から植樹を行ってきた足尾・旧松木村跡地の臼沢の森は「成人」(人間でいう18歳)を迎えます。松木、新松木、民集の杜も多くのボランティアや森びとサポーターに育てられすくすくと育っています。

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 植樹を行ってくれた子供たちよりも小さかった苗木は、3年で2mを越えます。木々たちは太陽の光や水分、土中の栄養を得るために互いに競争し、我慢し、共生しています。

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 雪が積もり、葉を落とした森は静寂に包まれていますが、「森の住人」たちは森の恵みを得るために木に登り、草をかき分けています。

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 林内に入るとクヌギの木の根元におがくずが落ちており、木の幹に開けられた穴を覗くとカミキリムシが住まいづくりをしています。

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 木々たちは木の芽をぎゅっとつぼませ、春が来ることを待ちわびています。

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 あらゆる生物が共生し命をつなぐ地球は今、悲鳴をあげ続けています。

 人間の経済活動によって、戦争によって、さらに気候変動が進み世界各地で洪水、干ばつや熱波、大規模な山火事、寒波など異常気象が発生し人間の暮らしを脅かしています。

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 昨年11月に開催されたCOP27は、化石燃料削減・廃止に向けた具体的な議論が進むことに期待が持たれていましたが、現実は後ろ向きな世界のリーダーの姿でした。

 2023年も昨年以上の災害が発生することを覚悟し、備えなければなりません。

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 生物社会の一員である私たち。2023年も地球温暖化にブレーキをかけたいと願う皆さんと森に入り、森の中から、政治や私たちの暮らしを考えていきたいと思います。そして、森びと各県ファンクラブと共に地域の皆さんと気候危機下の生活を考える話し合い(お茶会)をつくり出していきたいと思います。

 本年もよろしくお願いします。

(運営委員会副代表 清水 卓)

 

2022年12月29日 (木)

新しい年を待つ、静寂の足尾・松木沢

 年の瀬だというのに、そんな気分が全くない。子供の頃の正月を迎えるワクワク感が懐かしい。昨日は、松木の作業詰め所、みちくさなどに正月飾りを取り付けるために出かけた。

 足尾の山々は、24日に降った雪に覆われ輝いていた。森びと広場も一面の雪である。

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 気温は2℃。冷え切った手で正月飾り、松の枝などを飾っていくうちに、心が落ち着いてきて今年一年の反省点などを思い返していた。次第に、こんな時間も中々良いもんだと思えてきた。

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 今年もコロナ禍での活動であったが、森びとメンバーの頑張りと支援して頂いている多くの皆さんのお陰で、計画した事業、作業をやり遂げてきた。そんな中での自分の活動は、何とも不甲斐ない。今はこの反省を、新しい年の中でどう生かすのか?静かに考えていきたい。

 厳しい環境の中で、命を繋いでいく松木の生き物たち。そして雄大な自然。そのパワーをお届けして今年最後の森びとブログとします。来年もまたよろしくお願いします。

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雪の中倉山

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Dscn8671エコメッセの皆さんの記念樹

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Dscn8666ミツマタの冬芽

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民集の杜の入口で私を見つめる牡鹿、何か言いたそうだ!


                       報告はサポーター・ 橋倉喜一





 

2022年12月28日 (水)

森に寄り添う生活を世界の常識に

 2億人ものアメリカ国民が記録的な寒波に襲われています。一部の州では生命の危機におちいるとして外出禁止令が出されています。災害の規模は比べものになりませんが、日本も昨年に続く暴風雪で不便な生活を強いられています。Photo 記録的な寒波の襲来は、北極の氷が夏季に急速に溶け出し、その広さも年々拡大していることによって、大気の循環(極循環)が乱れているらしいです。それは成層圏の対流に変化を及ぼし、偏西風を蛇行させて冷たい空気の塊が南下するといいます。Photo_2 今年の気象を振り返ると、世界中の人々の生活観を見直すことが突き付けられている気がします。大雨や豪雪は止んでくれることを待つ以外に打つ手がない私たち、猛暑も過ぎ去るのを待つ以外にないことを体感しています。さらには、大雨に向き合うには側溝の許容範囲、堤防の強度、盛土の強度、鉄道や道路の橋梁強度等が限界にきている、暴風や豪雪に向き合うには電柱や電線の強度、道路や空港等の災害対策の基準が通用しなくなっています。Photo_3 その上、ゼロコロナ政策が失敗したように、人間の都合による経済優先の生活スタイルをこれからも継続していくようでは、自然界の猛威を予測できないほどの気象が来年以降も襲来してくるのではないかと心配です。Photo_4 このような中で、森びと会員が集う「森びと県ファンクラブ」は、地域の方々に呼びかけて、気候危機と向き合う備えを話し合う「お茶会」を実施してきました。「お茶会」は一都5県で初めて実施されましたが、地域の方々と私たちの心をひとつにすることができました。Photo_5 予測できないほどの気象の猛威の襲来は人間活動に要因があります。今までの人間活動を見直すには政治を変えなければなりません。「お茶会」は、その波を地域から大きくしていくことを願って実施されています。森に寄り添う生活スタイルが世界の常識になることを願って、「お茶会」は来年も続けられると思います。「森びと県ファンクラブ」皆さん、未来の社会を描く一歩を踏出していただきありがとうございました。(顧問・高橋佳夫)

2022年12月23日 (金)

寒風の中、今年最後の森作業

 本日(12/23)は、今年最後の森作業となりました。風が強いため、防風ネットを利用しての打ち合わせとなりました。コーヒーカップが飛ばされないようにと渡部代表のアイデアで、あったかいコーヒーを安心しておいしくいただきました。(空き缶の活用は、いいアイデアだねとスッタフ一同感心)

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 作業は、倉庫内の大掃除(整理・整頓)と機器類のメンテナスとチェック、苗木の整理を分担して行うことにしました。

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 草刈り機は、特に安全に作業できるように念入りにチェックしメンテナスを行いました。雑然としていた倉庫内も大掃除によってきれいに整理整頓され、見違えるようになりました。

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 育苗場の苗木は、昨日の雨によってポットの土がしっとりとしており、本日の水撒き作業はやめて、地元で種子を採取したシラカシとシロダモの幼木を霜から守るため霜除けネットを張りました。

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 現在、雫育苗場には、7樹種(タブノキ、シラカシ、シロダモ、スダジイ、シャリンバイ、アカガシ、ヤブツバキ)総数2000本ほどが大きく生長しています。来年は、苗木の補植作業と、大切に預かった苗木を枯らすことのないように育苗に力を入れていこうと心を合わせました。

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 今年1年、大変お疲れさまでした。来年は「私たちの新たな時代だ!」と張り切っている、傘寿を迎える松林副代表。年男、年女を迎える菅野副代表、山田事務局、東城スタッフたち。ピョンピョンとはねて躍動感あふれるように応援隊の飛躍に向けて頑張っていきましょうと話されました。

 森びと秋田県ファンクラブをはじめとした各県ファンクラブのみなさん。気候変動による温暖化によって大雪・暴風雪と大荒れの天気になっていますので身を守る行動と警戒をお互にしていきましょう。

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 南相馬市鎮魂復興市民植樹祭は全国の植林ボランティアをはじめ、市民の協力により今年6月に10回目を開催する事が出来ました。東日本大震災、フクシマ原発事故から11年、私たち応援隊は絶対忘れることはなく「いのちを守る森の防潮堤づくり」にむけて継続して取り組んでいきます。

 本日の参加者は、渡部代表、菅野副代表、松林副代表、山田事務局、岩橋事務局、道中内スタッフ、岩橋恵美スタッフ、筆者・東城でした。

(報告 東城敏男)