2021年5月30日 (日)

シニアの本気度が発揮された「里親植樹」地づくり

本日は5月29日(土)、足尾の天候は晴れです。午前9時の気温は19℃、暑い1日になりました。

足尾ダムで福原さんと森作業に参加するスタッフを待っていると、リュックを背負った登山者の団体が通り過ぎました。中倉山の「孤高のブナ」に会いに行くようです。 

作業小屋に着き、本日の森作業についてミーティング行いました。本日は、臼沢西の森「里親植樹」の植樹地づくりを行うことにしました。

Cimg0004

軽トラに唐グワ、スコップ、鉄筋、ハンマー、背負子などを積み込み、臼沢西の森に向かい整地作業を開始しました。

 臼沢の森の前に保管してある甲羅板を背負子に積みます。運び上げる作業は、甲羅板が長いので入口ゲートに入るときや金網沿いを歩くときは体勢を横向きにして運ばなければなりません。岩が多く足元に注意しながら運びました。黒土は、20リットル入りの袋を25袋運び上げました。

Cimg0037

Cimg0050

Cimg0006_2

臼沢の森入り口に保管されてあった甲羅板をすべて運び上げました。筆者も含めて、4人の高齢スタッフでやりきってしまったことに驚きました。

Cimg0055_2

 昼食後の休憩時間に、先日26日に鎌田、福原両スッタフが、アオキやヤマザクラ、モミジなど26本を補植した壬生北小学校の子供たちの植樹地を見に行きました。その後、「みちくさの庭」に小鳥たちの“ミーティング台”をクマや猿に壊されないようなものを作ったというので福原スタッフに案内してもらい見に行きました。

Cimg0066

Cimg0073

Cimg0077

 午後の作業は、階段左側の急斜面に横列の配置を決めて、甲羅板2枚を鉄筋で支え、土留めづくり作業を行いました。臼沢西の森の新たな植樹地は17段つくれることが分かり、最上段の列は甲羅板13枚分の長さがあることがわかりました。作業を終え、スタッフからは「やりきったことに感動した」と感想が出されました。

Cimg0090

Cimg0098

Cimg0099

「みちくさの庭」の草花たちとキジの夫婦に癒され、森作業の疲れも吹き飛ぶ一日になりました。参加された森びとスタッフ・サポーターの皆さんお疲れ様でした。 

Cimg0079

Cimg0080

Cimg0087

本日の森作業は、加賀、福原、済賀、筆者・大野でした。

2021年5月27日 (木)

気持ちを引き締めて、森の防潮堤づくり応援の意思疎通

 本日(27日)、10時から応援隊9名は、雫育苗場で第1回役員会を開催しました。現場の気温18度、昨日より7度も低く、少し肌寒い日でした。会議途中からは小雨が降りだしました。役員会では、第7回総会の意見や感想を話合い、その後は当面の活動予定を行いました。

P1020006  会議の最後には、会員の近況を出し合い、和気あいあいと親睦を図り、役員会を終えました。

P1020011

P1020008      苗場の野菜が楽しみです

 本日現在の新型コロナウイルスに感染した方々は県内で4,527名、南相馬市は157名になっています。応援隊会員も先週からワクチン接種を受けていますが、森づくり活動ではこれまで以上にコロナ感染に気を引き締めて、元気な森づくりを進めていきます。

P1010988       相農生が植えたハマナスの花

 去る18日には、森びと宮城県ファンクラブの林代表と9名の仲間が南相馬市を訪れました。目的は、これまで植えてきた森の防潮堤の森視察、育苗会場の雫育苗場とこれからの植樹予定地を視察しました。

P1010983

P1010981_2  参加者からは「8年経ってしっかりとした森の防潮堤になっていることに驚きました」、「第9回植樹祭には是非参加したい」等の声がありました。

P1010994  本日の会議参加者は、松林副代表、菅野副代表、山田事務局、小川事務局、東城スタッフ、道中内スタッフ、松本スタッフ、岩橋恵美スタッフ、そして筆者でした。(報告・岩橋孝)

2021年5月24日 (月)

幼木から若木に生長するまで見守る人の心得

 23日、森びと栃木県ファンクラブの弘永さんからメールが届きました。昨年10月に植えた日光市板橋の「城山の森」に植えた苗木の様子を観てきた写真がメールに添付されていました。

Photo  散策時間は午後1時頃、天気は曇り時々晴れ。「城山」に植えた1.000本の苗木は総じて根が活着し、虫による害も見られなく、若葉を見ていると元気に育っていましたということでした。

Photo_2

Photo_3  地表は草が茂っているということではないので、土壌が雨によって崩れることが心配だ、というコメントがありました。

Photo_4

Photo_5  また、稜線に造られている道が雨によって削られ、木々の根が露出している状況を心配していました。弘永裕介さん、報告ありがとうございました。

Photo_6

Photo_7  以前、植樹用に造った間伐材の簡易階段が近道とし利用されていることを発見しましたので、県ファンクラブは通行禁止の対策をしました。木々が生長すると、葉や枝が雨の力を弱めてくれますが、それには時間がかかります。土砂流出を防いでくれるまでにはもう少し時間がかかります。

Photo_8  地域の方々やハイカーには「城山の森」を大いに楽しんで欲しいのですが、森の木々たちの機能が発揮されるまでは木々の生長を見守ってください。(報告・高橋佳夫)

2021年5月22日 (土)

新しい森づくりを描きながら足尾の森作業

 一日中青空のもとで森作業だと思っていましたら、足尾・松木沢は曇り時々にわか雨という天気でした。9時前にはミーティング開始。当初の作業予定を変更して、「民集の杜」入口周囲の環境整備をすることにしました。その経緯を報告し、作業手順を確認した後、早速作業開始。昨日、済賀スタッフがチェンソーの整備をしてくれましたので、そのまま現場へ直行。昼前には90%の作業が終了しました。片付け中には、「この空き地に桜を植えてみたいね」等との声があり、「そうなれば今までの春とは違った雰囲気になるね!という会話がありました。

P5224885_2

P5224915_2

P5224920_2 昼食後は、午前中の現場跡のチェックをした後、新しい植樹予定地の下見をしました。森づくりのつわものたちからは、朝のミーティングで、石ころの多いところの開墾方法等の話が、スタッフに伝達されていましたので、現スタッフはそのよあな事を意識して現場を見ているようでした。P5224929_2 下見が終わそうとしている時から雨が降ってきました。午前中は相当きつい作業でしたので、きりの良いとこで作業終了となりました。今日は、橋倉さんからフルーツと干芋を食後のデザートとして頂きました。美味しくいただきました。本日の森作業は、鎌田、松村宗雄、山本、加賀、福原、済賀そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

2021年5月21日 (金)

ツキノワグマに癒されながら森作業

 雨時々曇りの今日は、室内での作業を予定していました。3~4年前から準備していたオオムラサキが舞ってくれる森づくりの準備。「松木の杜」では現在、2009年に植えたクヌギ、その後に植えたエノキが生長し、オオムラサキが生きていける環境になっているのではないかと思っています。人間の勝手な思いですが。P5214867          朝の足尾グランドキャニオン方面
 私は、松木村が廃村になる前はオオムラサキが舞っていたという話を、松木村に住んでいた星野さんの末裔から聞いていました。そこで、オオムラサキを飼育し、生態を観察している前橋に住む阿部蝶吉(勝次)さんから飼育のアドバイスを受けていました。同じ前橋に住む森とも・松村宗雄さんが、蝶次さんから飼育のアドバイスを再度受け、飼育は、ビニールハウスの天井のビニールをカットし、そこにネットを張り、ハウス内に植えたクヌギの樹液、エノキの葉で飼育する予定です。P5214871_2 今日は、そのネットをハウスの天井の大きさに縫い合わせる作業を小屋で行いました。準備不足があって、ネットは縫い合わせることはできませんでしたが、トタン屋根に当たる雨音をBGMにして、午後3時頃までに仮縫いが終わりました。P5214876

P5214879 その後、明日の森作業に使うチェンソーの刃を研いでいた済賀さんが、「臼沢西の森」に現れた熊を発見。Dscn6757 暫く、二人はその熊に釘付けになりました。石を剥がしている様子が分かりましたので、蟻舐めをしるようでした。雨上がりの石の多い草地を歩いている熊を見ていると、細かな手先の作業で疲れた目が和むようでした。今日は、済賀さんと筆者で作業しました。Dscn6720_2足尾のカモシカです
 
(報告・高橋佳夫)