2021年6月16日 (水)

苗木は嬉しい梅雨入りの中の足尾の森作業

 今日は第2回の6月里親植樹日です。関東地方が遅い梅雨入りにはいりましたので、天気が心配でしたが、足尾の朝の気温は21℃、晴れでした。集まってくれたのは、スタッフ、サポーターと広報サポートの林子さんの10名でした。ミーティングでは、第2回6月里親植樹に参加してくれた方が44名、その中には一人で5本を申し込みしてくれた方々の気持ちを受けて、87本を植える打合せをしました。Photo 現場では、木は植えてしまえば動けない、風が吹いても地に踏ん張り、ウサギや猿にかじられても我慢しなければならないので、丁寧に植えました。Photo_2

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Photo_5その後、以前植えた場所で枯れてしまったところに補植をしました。ミーティングで予想した通り11時半頃には雨が降ってきましたので、下山して、少し早めの昼食にしました。Photo_6 食後の話は、オオムラサキを飼育している阿部蝶次(勝次)さんからアドバイスを受けてきた報告を松村宗雄さんから聞きました。「オオムラサキの幼虫は空を舞うまでに6回も脱皮するので“大食い”だ」ということを受け、私たちが計画しているエノキ2本で飼育するという計画を変更することにしました。オオムラサキ飼育ハウス内に5本のエノキを打植えることにし、3本のエノキを「松木の杜」から移植することにしました。Photo_7

Photo_8昼食休憩もそこそこにして、早速、飼育ハウスのネット張り、エノキの移植を行いました。テキパキとした作業で早く終わりましたので、今後の森作業についてミーティングを行いました。Photo_9 橋倉サポーターがカリントウを、林子さんからチョコレートを頂きましたので、それを食べながら夏の育樹活動について話し合いました。また、柳澤スタッフが玉ねぎを袋一杯持参してくれましたので、全員で分けあって持ち帰りました。いつもお気遣いありがとうございました。Photo_10
 本日、森作業は、鎌田、松村宗、山本、高橋、柳澤、加賀、福原、済賀、林子さん、そして筆者でした。(報告・大野昭彦)

2021年6月14日 (月)

地球温暖化防止を願い「第2回里親植樹」の準備を整えました

 本日は6月13日(日)、関東地方への梅雨入り宣言はまだ出ていませんが、曇り空の下での森作業となりました。8時30分の気温は20℃、13時には25℃に上がりました。

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 8時30分には森作業参加者が揃い、コーヒーを飲みながら本日の作業打ち合わせを行いました。午前中は、6月16日(水)に開催される「第2回里親植樹」の苗木の準備と「みちくさ庭園」内の草刈り、午後は臼沢西の森の植樹地づくりを行うことにしました。

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 苗木の準備は加賀さん、山本さん、筆者。「みちくさ庭園」の草刈りは済賀さん、弘永さん。2班に分かれ9時に作業を開始しました。

 2回目となる「里親植樹」は3段の植樹地となるので、それぞれの段に植樹する苗木をトレーに振り分けました。ブナやミズナラ、ヤマザクラ、イタヤカエデなど8種類を選び、各トレーに29本、合計87本の苗木を準備しました。その後、補植用の苗木も準備しました。

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 「みちくさ庭園」の草刈りに向かおうとすると、足もとを小さな虫が跳ねていきます。よく見るとハンミョウです。「道先案内」の名がついていますが、「温室効果ガス排出削減」への道案内に来てくれたのかなとうれしくなり、カメラのシャッターを切りました。

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 「みちくさ庭園」内は、色とりどりの花が咲き私たちの目を楽しませてくれますが、園内の草も伸び放題となっています。通路やアジサイ、花の周りの草を鎌で刈りました。

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 イチゴ畑では実が赤く熟しています。収穫し、お昼のデザートとしていただきました。小粒のイチゴは酸っぱさが強いですが、森の恵みをおいしくいただきました。

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 13時頃雨が降り出しましたが、すぐに止みました。軽トラに万能鍬、背負子を乗せ「臼沢西の森」に向かいました。各自、背負子に黒土2袋を載せ植樹地に運び降ろした後は、まず補植する場所の整地を行いました。枯れた苗を整理し、草を刈り、万能鍬で植樹地の岩を掘り、補植場所を整えました。

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 次に、今年10月までの「里親植樹」用の土留めづくりと、4月のプレ「里親植樹」で植えた苗木の周りの草刈りを行いました。甲羅板で土留めをつくり、万能鍬で斜面を平らに整地し植樹地をつくるのですが、急斜面のため草で足が滑り、作業も容易ではありません。怪我に注意しながら作業を行いました。

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 気温も高くなってきたことから草の生長も早く、苗木に草が覆いかぶさってきています。苗木が草の生長に負けないよう3年間は草刈りが必要です。植樹を申し込まれた方に代わり、幼木たちを育てる気持ちも強くなり、握る草刈り鎌にも力が入ります。刈った草は根元に敷きマルチング。表土の乾燥を抑え、枯れると栄養に変わります。

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P6130422 15時を過ぎ、10月の植樹地も整い、プレ「里親植樹」地の草刈りも終えたので下山し、本日の森作業を終了しました。本日の森作業は、加賀、山本、済賀、弘永、筆者でした。(報告・清水)

 

2021年6月12日 (土)

心地よい一日を過ごせた足尾の森作業

Cimg0008  本日の朝9時の気温は18℃、天気は晴れでした。作業小屋に着くと、松木川方面の土木作業小屋方向から聞いたことがない鳴き声がしました。近くに行ってみると、サルの群れが河原に近くにいて、親子がじゃれあっていました。

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  3人は簡単な作業打ち合わせを行い、軽トラックに背負子、唐鍬、カッターナイフ、大ハンマー等を積んで「臼沢西の森」作業に出発。今日は、16日に実施する第2回里親植樹の最終準備です。作業道具を持って、植樹会場へいざ出発。

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Cimg0021_2  現場では、培養土や黒土が入った袋を破り、植樹地の土を攪拌させました。その後は、補植する場所の草刈りを昼食時間まで行いました。この時季は草の伸びが早いので、現場に向かう時は鎌が必需品ということが分かりました。

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Cimg0044  昼食後は、「みちくさ庭園」に草花を見に行きました。ちょっとした癒しの時間を愉しみました。その後は、「臼沢西の森」に再度出向き、土留めを4段造り、ポット苗にもたっぷり撒水しました。

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Cimg0023  帰路の途中、「民集の杜」入り口では餌を食べているキジの雌を見ていると、キジから「お疲れ様」と見送られている気がしました。心地よい森作業の一日でした。

Cimg0063  本日の森作業スタッフは、福原、加賀そして筆者でした。(報告・大野昭彦)

2021年6月 9日 (水)

木々が果たす機能を願って足尾・松木沢の草刈り

 昨日(8日)の足尾・松木沢は真夏の陽気でした。朝9時の気温は23℃でした。足尾ダム周辺には、ニセアカシアの白い花、ヤマボウシの白い花、そして山肌には外来種のエニシダの黄色い花が濃くなった緑色の中でアクセントになっていました。

Dscn7401  森作業にはシニア3人が集まり、コーヒーを飲みながらの話題は中倉山のブナ保護の報道記事(『下野新聞』)に関してでした。それは、記事を書いてくれた鈴木記者への賞賛でした。当日、鈴木記者は培養土を背負い、ボランティアと共に荷揚げを手伝ってくれました。その記者の姿勢に、3人は拍手喝采でした。

Dscn7402  新聞報道された日、栃木県内の友人たちから「新聞見たぞ!頑張ってるな!」との激励の電話をいただき、新聞報道の有難さを改めて感じました。

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Dscn7412  スタッフは作業前の嬉しい気持ちで草刈りに出発しました。「民集の杜」の散策コースの草刈りを行いました。4年前に植えた60㌢程の木々は3㍍以上の樹高にまで大きく育ち、その姿を見ながらの刈払機のエンジン音は軽やかでした。無理せず、でも頑張るシニアの森作業は、暑さをはねのけて、大きく育っている木々の役割に期待しています。

Dscn7408 昨日の森作業は、鎌田、松村(健)、そして筆者でした。(報告・橋倉喜一)

2021年6月 8日 (火)

夏本番に向けた森の防潮堤の苗木づくり

 本日10時から南相馬市の応援隊5名は、6月に入って2回目の育苗作業を行ないました。今日の天気は曇りで気温は25℃でした。少し蒸し暑い感じでしたが、心地よい汗をかきながらの作業ができました。雫育苗場へ向かう途中の畑では小麦が黄金色に輝き、いつでも収穫できるよ!と叫んでいるようでした。

P1020024  今回の作業はポット苗の草取りと水撒き、そして給水タンクの日除けづくりでした。苗木の散水用の水を溜めておくタンクの水が熱くなると、苗木はやけどしてしまいますのでタンクに日陰を作ってやりました。

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P1020016  作業後の後は、楽しみな夏野菜の管理をしました。このシニア農園の名称については、現在、10点の応募があり、今月中に決めていきたいと思っています。スイカ、キュウリ、カボチャの生育が活発で、収穫時期を待つのが楽しみです。

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P1020018  福島県では先月31日に県独自の緊急事態宣言を解除しました。昨日まで新型コロナウイルスに感染した方々は県内で4.656名、南相馬市では157名でこの2週間感染者が出ていません。応援隊会員の65歳以上の方々は第1回目のワクチン接種を終え、第2回接種を待っています。

P1020015  本日の森作業者は、松林副代表、菅野副代表、東城スタッフ、道中内スタッフ、そして筆者でした。(報告・岩橋孝)