2021年7月11日 (日)

梅雨明けの気配を感じつつ足尾・松木沢の森作業

1 今日の作業は刈り払い機を使って草を刈ることができました。3~4年前に補植した苗木が殆ど見えなくなって、その広さが約1千㎡もあることが昨日判明しました。そんなわけで機械で刈ることにしました。Photo_3  森のトンネル階段を登っていく途中に落ちいている夏椿の白い花Photo_5               草を刈る前の斜面Photo Photo_2 天気は昨日と同じようで、午前中は暑くもなく、作業はオオルリとウグイスの囀りを聴きなが進めることができました。Photo_4 昼頃になると冷たく感じる風が松木川の西方面から吹いてきました。草刈り作業はほぼ終わっていましたので、腰を地におろして暫し休憩し、疲れをとりました。Photo_6 Photo_7年内に補植をしなくてはならなくなりました。秋に再度草刈りを行い、地に篠竹を刺し、補植の準備をすることになりました。2 今日の作業は小柴、橋倉、弘永、済賀そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

2021年7月10日 (土)

爽やかな沢風、和むウグイスの囀りを聴きながら梅雨の合間の森作業

Photo 九州地方では警戒レベル5で自然界の猛威と向き合っている中で、毎年といっても過言ではない大雨の被害はただ事ではないぞ!と思いながらの草刈り。今日から、「夏の育樹感謝デー」と称して森の草刈りが始まりました。1        森の入口から階段・木々のトンネルは涼しい(上)2       日下の場に近づくと太陽の陽が刺しこむ

 大雨と向き合っている方々には申し訳ありませんが、草刈り作業は青空と松木川から吹き上げる沢風の中で行うことができました。標高1.000㍍付近の急斜面の作業には加賀さんと同じ自治会の村岡さんが手伝いに来てくれました。Photo_2               草刈り場Photo_3

Photo_4 自宅付近の私有地で森づくりのボランティアをしている村岡さんは、「こんな急な斜面での森づくりはボランティアでは無理。また、食害に遭うたびに気持ちが折れる話を聞いて、その気持ちが分かるような気がします」と感想を述べてくれました。Photo_5  10時から12時半までの草刈りでは、「臼沢の森」の最上段の植樹地が終わすことができました。Photo_6 午後は、森びとプロジェクト総会、その後の運営委員会報告を清水副代表から受け、地球温暖化にブレーキをかけていく栃木県FCの取り組みを話し合いました。Photo_7村岡さん、スタッフ、サポーターの皆さん、お疲れさまでした。本日の作業は、鎌田、松村宗、加賀、村岡、福原、清水そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

2021年7月 9日 (金)

森びとプロジェクト第2回総会への意見・・・その④

 南相馬市応援隊顧問の元市長・桜井さんが現役時代に、南相馬市は「脱原発都市宣言」を発しました。東日本大震災・東電フクシマ原発事故から10年が経過しましたが、被災地はいまだ復興には程遠いようです。

P7070156  応援隊は森びとプロジェクトと連携をとりながら、絶対に忘れない10年前の災害を振り返る市民の集いを企画準備しています。10年が経った社会は毎年、異常気象が暮らしを脅かし、その上、新型コロナウイルス感染の収束が見通すことができていません。

Photo  全ての事象の基は人間の暮らし方からではないかと思いますが、このような中で私たちは、これらの事象とどのように向き合っていくのかをテーマにした市民の議論をつくりだしたいと考えています。具体的には、原発に依存しない脱炭素社会とは、原発の安全神話が壊れた経験と汚染水に向き合う私たちの本音を語り合える議論を目指しています。開催時期になりましたら、アドバイスと支援をお願いしします。

Photo_2  福島県ファンクラブとしては、このような活動を実現することを通じて組織の若返りを図るプログラムをも作っていきたいと考えています。森びとプロジェクトのご指導をお願いします。(福島県・Tさん)

2021年7月 8日 (木)

森びとプロジェクト第2回総会への意見・・・その③

 私は「里親植樹」に参加しました。コロナ禍にあって的を得た森づくりだと思います。、抑圧された日常生活を強いられた多くの皆さんの期待に応えられるものだと考えます。

Photo_2  お金を頂いての代行植樹ですから、足尾の現場で植樹を代行している森づくりサポーター一同は、その度に参加者の思いを裏切らないように、根を大地に埋め、その後の草刈り等を行っています。私たちの里親植樹会場は、製材の端切れみたいな板(甲羅板)で作った土留めを造っています。見てくれは悪いのですが全てのシニアサポーターの汗の結晶です。急こう配の山肌に鉄筋や培養土を背負って荷揚げし、苗木が大地に根を張れる「森びと魂」が滲んでいる植樹地です。

P7057466  私も里親植樹に参加し、苗木を植えてもらいました。後にハガキが自宅に届き、印刷された苗木の写真を見ると、自分が植えた木のように思えました。自分が植えたわけでもないのにです。この活動に参加してくれた方々も、そんな気持ちになったのだろうと思います。里親植樹の様子をホームページの動画で観ると、なおさらやった気分を味わっている私です。

Photo_3  私も、近くの知人には直接、遠くの友には電話や手紙で呼びかけています。動画やチラシを活用し、地球温暖化にブレーキをかける活動の波を大きくしています。小さな苗木が大きな森へ育ち、生物社会が人間社会を支えてくれる時代を築けることにつながる、そんなロマンを抱いて今後も“山と心に木を植えたい”と思います。(栃木県・Hさん)

 

2021年7月 7日 (水)

森びとプロジェクト第2回総会への意見・・・その②

 政府は、放射性物質を含む100万トン以上の処理済の汚染水を福島県沖の太平洋に放出する計画を承認しました。放射性物質を含んだ水はALPS(多核種除去装置)により処理され、ほとんどの放射線物質が取り除かれているものの、トリチウムなどが残存しています。

P7057474  南相馬市に住む私は処理水の海洋放出に反対です。処理されたというトリチウム水には基準を超えるストロンチウム90、ヨウ素129等の放射性核種が含まれ、他にはルテニウム106、テクネチウム99等が基準値を超えて含まれていることが最近の研究で発覚しました。トリチウムの半減期は12年から13年と言われていますが、そのリスクが低下するまでは100年以上かかるとも言われています。その意味では内部被ばくのリスクが非常に高いと思っています。こうした民意を無視する政府・東電には怒りと疑念が残ります。

P7050119  気候変動の脅威とコロナウイルス感染の猛威で世紀末の私たちの生存は不安定ですが、私は、地球上で原発が存在する限り、私たちの生存は不安定だと思います。

Photo  次世代の生存基盤を健全にしていくためには、私も含むシリアのアクションが不可欠だと思います。できることは限られますが、私たちは命を守る森の防潮堤づくりを継続していきたいと思います。今年は、多くの市民との出会いを目指していきます。ちなみに、汚染水の貯蔵方法とその候補地は検討の余地があると思っています。(福島県・Iさん)