2020年10月 9日 (金)

冷たい空気と鮮やかな秋色の中で森作業

 台風が接近するまでの曇天の隙間の本日。今日は二人で、来月に植樹する予定地の土留め造りを行いました。PhotoPhoto_2 朝の気温は12度、薪ストーブで暖を取りながら、簡単な作業打合せ。霜が降りる前の今年最後の植樹会場の準備をやろうとなり、場所の「臼沢西の森」へ。急斜面の草地に土留め柵を造り、小さな岩を片づけ、そこに土をいれるまでの作業を計画。Photo_3 Photo_4 Photo_5 Photo_6 土留めは、角材を作った余りの四隅の板を使い、それを担いで石ころだらけの道を往復600歩。水分がしみ込んでいる重い板を54枚担ぎ揚げました。鉄筋でその板をガードしました。Photo_7奥の大きい木々は5年前に植えた
 今日は、五年前に植えた木々(上の写真)のように生長することを願っての作業でした。足元の野菊が疲れを和らげてくれました。Photo_8黒い部分が土を入れた様子Photo_9 Photo_10 昼食後、ぽつぽつと雨が降ってきましたので、急いで作業開始。本降りの雨にならないうちに予定していた土留め柵を設置することができました。作業が予定通りに進んで、担当の福原さんはホッとしていました。Photo_11 Photo_12
 「森びと広場」のカラタチの葉と実を見ていると、秋を実感します。疲れも吹っ飛びます。近くの栗の木では、猿が栗の実を食べていました。ほとんどの実が食べられてしまいました。今年も甘い栗が食べられませんでした。本日の作業は、福原さんと筆者でした。(報告・高橋佳夫)

城山の森づくり準備は終わりました

 昨日の城山の作業は雨のため中止。本日の午前中は雨が降らないようなので、最後の準備作業をおみないました。刈り払い機を担いで現地に向かいまくた。

Img_0406 麓から見た植樹地

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Img_0397 雲が厚く日光連山は見えませんでした。手前の里山の風景は心が休まるものでした。作業は刈り払い機での草刈りです。現地は、7日に小川さんがA~Cエリアの看板を立ててくれました。Aエリアを山本さん、Bエリアを加賀、Cエリアを鎌田さんは、篠竹が立っている木を植える周りの邪魔になる草や木枝を切り、大きく育っている木は残しました。

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Img_0398 作業は1時間半で終了。これで植樹地の整備はほぼ終わりました。台風が接近しているので作業を早めに終わりにしました。17日の植樹祭の天気が良いことを祈って別れました。本日のスタッフは、鎌田さん、山本さん、筆者・加賀でした。

2020年10月 8日 (木)

第8回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭の準備が始まりました

8日、13時30分より南相馬市鎮魂復興市民植樹祭実行委員会による現地打ち合わせを行いました。市役所からは、農林水産課武内係長、諸井副主査、鎮守の森のプロジェクトからは、水田氏、箱崎氏、応援隊から松林副代表、岩橋事務局、原田スタッフが参加しました。P1050313
 第8回植樹祭会場は南相馬市原町区萱浜字長沼地内で第5回会場の北側にあり、面積は約400㎡にタブノキ、アカガシなどを主木に21樹種2,000本を植樹します。今回の植樹祭は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため縮小開催とし、参加者は南相馬市民限定となりました。P1050319 現場は3年前に土壌改良なされているので植樹には問題ないとのことでした。私たちは、植樹祭に当たり実行委員会へ新型コロナウイルス感染対策や開会式の簡素化、鎮魂台の設置等をお願いしてきました。P1050322 当日の臨時駐車場については約200台分を確保しましたが、植樹現場までは約800m移動しなければならないので、少し気になります。打ち合わせ終了後、鎮守の森のプロジェエクトの方々と雫育苗場に移動し、補植用のポット苗の選別を行ないました。比較的生育のより、タブノキ、ネズミモチ、シラカシ、シロダモ、スダジイなどを選び、23日、24日の両日に第5回から第7回会場に約1,000本を補植する予定です。P1050321 応援隊は、今回参加できなかった森びとプロジェクト委員会の仲間の気持ち共に植樹祭成功のために頑張っていきます。(報告・応援隊 岩橋 孝)

足尾・旧松木村跡地の秋の足音

Photo_2 本格的な秋の森作業が始まった本日。霜が降る前に「臼沢西の森」に木を植える準備を始めようとしましたが、一日中雨が降るというので作業は中止しました。Photo_3 そこで足尾・旧松木村跡地の秋の足音を写真で紹介します。山桜の枝の上でモズが囀り、中倉山の北斜面方面からは雄鹿がメスを呼んでいました。Photo_4 その斜面を見ると、雄鹿が斜面に座って草を食べていました。「みちくさ庭園」のヒガンバナの花の色はくすんでいました。Photo_7 Photo_8 秋蕎麦の花は灰色の雨雲の下でしたが、白い色の花は灰色映えていました。Photo_9 Photo_10 庭園の中で鮮やかだったのはドウダンツツジの赤でした。外は冷えてきましたので、今日は「みちくさ」のストーブに薪を入れて暖をとって昼食をとりました。Photo_11台風の進路が心配ですが、今後1週間、秋が深まり行くのを楽しみたいと思います。(報告・高橋佳夫)

2020年10月 5日 (月)

森づくり活動を継承する“森びとプロジェクト”結成!

 NPO法人森びとプロジェクト委員会の森づくり活動を継承するため、8月29日に新たな任意団体・森びとプロジェクトが発足。発起人の呼びかけに賛同し、入会をいただいた45名の皆さまの出席のもと、10月3日(土)東京都内において、任意団体“森びとプロジェクト”の結成総会が開催されました。

 

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 発起人の大野さんの司会で開会し、座長に小林敬さんを選出しました。発起人を代表して中村幸人さんより「大変な自然災害が押し寄せてきている。人類は大きな転換をしないとおそらく生き残れない。私たちの考え方、ライフスタイルなどが変わっていかないといけない。15年間で培われたいろいろな知見、知識が大きな力になる。規模は小さくともピリリと辛い組織に皆さんと一体となって創りあげていきたい。」とあいさつがされました。

 

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《司会の大野発起人》

Img_1489《座長を務める小林発起人》

Img_1478 《中村発起人代表あいさつ》

 総会では、第1号議案・森びとプロジェクト規約(案)、第2号議案・活動方針(案)、第3号議案・予算(案)、第4号議案・役員体制(案)が発起人により提案され、5名の方から発言をいただきました。

 

Img_1523《第1号議案を提起する清水発起人》

Img_1480《第2号議案を提案する小黒発起人》

Img_1481《第3号議案を提案する小林発起人》

Img_1482 《第4号議案を提案する井上発起人》

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 15年間、現場で森づくりを担ってきた森びとスタッフの皆さんに感謝し、次世代の若手が森づくり活動を継承し、15年間の「宝物」を磨き上げていくこと。地球規模で猛威を振るう自然災害、地球温暖化を防止していくために、森びとプロジェクトに賛同し共に活動する会員の拡大に向けて気持ちを一つにしました。

 結成総会では、提案された議案すべてが賛成多数で可決され、10月3日、中村幸人代表を先頭に、新たな任意団体として“森びとプロジェクト”が結成されました。“山と心に木を植える”活動の新たなスタートです。

 

P6235492《2018年八幡平の森づくり》

P6021127《2019年南相馬市鎮魂復興市民植樹祭》

P9191663《2020年足尾・松木渓谷》

Pa042256《日光城山の植樹地》



 結成の目的『この組織は、地球上のすべての生命にとって欠くことのできない「いのちの森」をつくる活動(事業)を行い、地球温暖化に努め、有限な自然資源の価値を最大限に生かし、原発や化石燃料に頼らない人と自然の共生を目指す。この活動を通じて自然環境と人間の生命を大切にする心を育み、志を同じくするすべての人々と連携を図る。』ために、これからも多くの皆さまのご支援・ご協力をお願いいたします。

(理事・清水 卓)