2020年12月19日 (土)

森づくりのプロを迎えた森びと秋田県ファンクラブ

Photo  新生「森びとプロジェクト」の県ファンクラブ(以下、県FCと略す)が動き出しています。秋田FC代表の船木さんからは、森づくりのプロ・Hさんと出会い、県内で森づくりを共にすすめていくことになった、との連絡が入りました。

Photo_2  Hさんは、八幡平市・松尾鉱山跡地での森づくりでお世話になった森づくりのプロ。定年退職して帰郷したHさんと会うと、Hさんは船木さんの友人と同級生であり、親友でもあることが分かり、「世間が狭い!」と喜んでいました。

2  各県FCは、今後、新生「森びとプロジェクト」の会員によって再編成されます。その準備を済ませた秋田FCでは、森づくりのプロを迎えて2021年の森づくり活動へ向けて、知恵を出し合っているようです。(広報スタッフ・高橋佳夫)

2020年12月17日 (木)

足尾・松木沢に冬将軍がやってきた

Photo  今日は森作業でしたが、昨日から雪が降っていますので本日の作業は中止です。足尾にも冬将軍がやってきました。昨日、橋倉サポーターがその様子を写真に撮ってきました。昨夜降った雪で積雪は10㌢ほどになったそうです。

Photo_2中倉山

Photo_3「臼沢の森」

Photo_4  今年の冬将軍は私たちにどんことを伝えに来たのでしょうか。

Photo_5「森びと広場」

Photo_6  足尾・グランドキャニオン       (広報スタッフ・高橋佳夫)

2020年12月14日 (月)

冬将軍の寒さに負けない苗床つくり、笑顔が嬉しい

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20201214_2  今朝(12/14)の寒さはいつ雪が降ってもおかしくないほどの冷え込みでした。伊達市から南相馬市に向かう途中の飯舘村周辺ではうっすらと雪が積もってました。運転しながらの心配事は、南相馬市の育苗の苗木のことでした。心配は、途中の八木沢峠トンネルを抜けると吹っ飛びました。南相馬市の天気は快晴でした。

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20201214_4  苗床の雫育苗場にスタッフがスタンバイ、熱いコーヒーをすすりながらの打ち合わせ。作業は、防風ネットの設置、枯れた苗木の処分と苗の整理、撒水、タンクへの給水作業を分担して行うことにしました。今日は、農閑期になった松本スタッフも元気よい顔を見せてくれました。彼からは、農業で育んだ生きものたちの面倒は後になって人間に恵みを与えるのだから手を抜いては駄目だという話があり、とても実感のこもった話が参考になりました。

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20201214_6  今年もあと半月で一年の幕が締まります。今年最後の森作業は20日に行い、仲間たちと森の防潮堤応援の一年を振り返えります。渡部代表から差し入れのみかんをご馳走になって、ビタミンで元気をいただきました。代表いつもありがとうございます。

20201214_7  今日の作業のスタッフは、渡部、菅野、松林、岩橋、道中内、原田、菊地、松本、岩橋恵美さん、筆者でした。(報告 東城敏男)

2020年12月12日 (土)

師走恒例!「臼沢の森」一周獣害柵点検修理を実施

 今日の足尾は雲が多い空模様でしたが、師走とは思えない温かく風もない陽気でした。今日の森作業は、師走の恒例となった獣害対策です。最初は「臼沢の森」外周に張ってある金属柵を、左右に別れて一周点検しました。階段もなく、枯れたススキで足元が滑るため這うように登っていきました。

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予想はしていましたが、柵が破られ”けもの道”が外側から森の中へと続いているのを見るとため息が出てしまいます。気を取り直して、背負ってきた修理材料で穴を塞ぎます。

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 こんな作業を数度繰り返し、時々松木渓谷の壮大な眺めを満喫し頂上付近で二つの班が出合いました。

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 帰り道、二重に張った獣害柵(合成樹脂の糸製)の点検をして驚きました。10数か所でネットが破られており、イノシシの進入と相まって次回の森作業での修理が必要となっていました。

Dscn7172 13時30分を過ぎた遅い昼食では、福原サポーターからイチゴ(スカイベリー)が差し入れられ、その美味しさに元気百倍になりました。昼食後の話し合いで、次回17日と20日の集中日に向けての段取りを確認し、帰途につきました。本日の参加者は、鎌田、松村(宗)、小川、福原の皆さんでした。(報告は橋倉でした)

 

2020年12月 9日 (水)

木々の恩恵を与る我が家の冬

 朝方、布団に入っていると材木がひび割れるような音が聴こえる。この音が聴こえる朝は、外気温が零下4~5度以下になっている。起きて、薪をストーブに入れ、火を付け、身支度をしていると部屋が温まる頃にはその音は聴こえなくなる。

Pb173878  どうやら材木が冷えて、身を引き締めている音のようだ。人間もそうだが、寒い朝になると身体を締める。時間が経つと、材木は薪ストーブの熱を材に溜めて、温もりのある部屋をキープしてくれる。

2  政府は、2050年排出ゼロ政策の一環として木材利用を推進するようだ。まさか外材推進ではないと思うが、日本の立派な木々を安価で提供してほしい。

5  エジプトでは2.500年前の木棺が発見され、40歳代のミイラを護っていた。日本でも何千年も人の暮らしを支えている木の家、そして、何百年前の日本の文化を和紙が私たちに伝えている。

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20201210  木は伐られても私たちの暮らしを支え、枯れて倒木になっても、土に分解する小さな生き物たちの餌となり、それはやがて土になる。この恩恵に与っている私たち。冬至を迎えようとしている今、厳冬の森の中では、木々と生きものたちの命の循環がいつものように動いている。(広報スタッフ・高橋佳夫)