2018年11月18日 (日)

真っ青な空の足尾松木沢で、自然の恵みに感謝しながら森作業

 今年最後の感謝デー。天気は秋晴れで、最後の輝きを見せてくれている紅葉の遥か上空には飛行機が飛んでいました。

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Photo_8  今日は「秋の感謝デー」、15名の皆さんが集まってくれました。本日の森作業は臼沢の森西の獣害対策用の柵設置、「みちくさ庭」の植樹、昼食の用意そして「どくだみ荘」では書類の整理でした。

Photo_4 Photo_3 11月になっても花を咲かせるビロウドモウズイカ

 森びと広場では簡単な打ち合わせをした後、即、3グループは作業開始。臼沢の西では、スチール製の柵と支柱を急斜面に荷揚げして、幅2㍍の柵を設置しました。

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 Photo_12  「みちくさ庭」では、カエデ、シラカンバ、カツラ、シダレザクラを植えました。造園業を営んでいる森びとインストラクターの大塚さんの指導で大きめの木々を植えました。

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Photo_16  舎人の岡部君はドローンを飛ばして感謝デー全体の撮影をしていました。どんなふうに写っているのか楽しみです。

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Photo_26  昼食は、仁平スタッフ、鎌田順子さん、鈴木イツ子さんがけんちん汁温麺を作ってくれました。その他は、足尾町でいつもお世話になっているお店の女将さん手製のコロッケをいただきました。

Photo_19 シダレザクラ3本

 昼食をとりながら意見交換をし、一休みした後は太陽光発電による作業小屋の電燈を設置しました。東京事務所副所長・清水さんが一セット15.000円で揃えた太陽光セットを設置してくれました。Photo_20

Photo_22  15時を過ぎると薄暗くなる作業小屋に再生エネルギーによる灯りがともりました。全員感激の拍手でした。この発電は、太陽のエネルギーをバッテリーに1週間蓄電し、最低週一回の作業日には灯りをともしてくれます。このセットは先月、那須町に住む中村さんから教えて頂いたものです。停電時、災害時にはとても便利な電気で、スタッフの皆さんからも好評でした。清水さん、ありがとうございました。

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Photo_24  最後は太陽のエネルギーに感謝を込めて、太陽光パネル前で記念写真を撮りました。

Photo_25  別れの前には、松村宗雄スタッフが育てた野菜をお土産にいただきました。松村さん、いつも美味しい野菜ありがとうございます。

Photo_27  「秋の感謝デー」をつくってくれた皆さん、お疲れ様でした。(報告 高橋佳夫)

2018年11月17日 (土)

銅山労働者、村民の怒りや悲しみが宿る足尾松木沢の再発見?

 雨雲が早めに移動してくれたお蔭で秋晴れの足尾松木村跡でした。

Photo 中倉山を背後に寒桜咲く

 今日は、「国際観光都市日光の再発見」事業の一環を手伝いました。足尾の歴史を生かした観光地づくりをテーマにして、宇都宮大学一年生留学生(中国、台湾、ドイツ)から新しい足尾を発見していただく学習サポートでした。

Photo_2  まずは学習・討論でご馳走するコーヒーのチェックを午前中に行い、筆者は足尾の「足字銭最中」を買ってきました。皆さんに食べて頂くお茶菓子です。

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  午後1時半、留学生と重田教授そしてサポーターの高橋良子さん、日光市国際交流会副会長・山田功さんと学生たちが「みちくさ」に到着、自己紹介した後に高橋副理事長からレクチャーをしました。

1_2  髙橋さんからは、“山と心に木を植える”という合言葉の意味と森づくり、そして森に生かされている人間の未来は森に寄り添って暮らす文化の創造という内容がレクチャーされました。

Photo_3  その後は、Q&Aによる討論を行い、「臼沢の森」ゲート前まで足を延ばしました。皆さんには、ふるさとの木による森づくりの現実を観ていただきました。

Photo_4  三時を過ぎると薄暗くなりました。最後は、「松木の杜」に咲く寒桜を観ていただきました。

Photo_5  1時半という短い時間でしたが、未来を生きる世界の若者たちから「足尾isハートランド」という新しい足尾が再発見できれば嬉しいと思いながら、皆さんを見送りました。(報告 仁平範義)

 

2018年11月16日 (金)

静かな晩秋を満喫しながら森作業

 今日の朝は冷えました。足尾森びと広場の気温は6.5度でした。でも自然が織りなす美しさに気分は朝から最高でした。青空を背にした雄大な足尾グランドキャニオンの前景には寒桜が満開でした。

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Photo_2  一週間前に煙突掃除をしてくれた鎌田先輩がストーブに火をつけ、ホットコーヒーを飲みながら作業の打合せ。作業は18日に「みちくさ庭」で植える苗木の穴掘りと培養土運び、午後はブナの実をドロ箱に蒔いてから苗床の整頓、そして筆者はオオムラサキ用のエノキとクヌギを植えるための重機による開墾作業となりました。

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Photo_4  昼頃になると、助手を連れたカメラマンが間もなく終わる臼沢の森の紅葉を狙っているようでした。

Photo_5  風もなく、穏やかな秋晴れの中での森作業は心身ともに晩秋を満喫できました。葉が落ちた木々の枝にはエナガの群れが飛び廻り、忙しそうに餌を探していました。

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1_2  15時を過ぎると、中倉山に太陽が隠れ、カラスが鳴くので本日の作業は終わりました。

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Photo_8  明日は、宇大留学生(中国、ドイツ、台湾、カンボジア)たちと足尾の自然と人間を見つめ、考えます。

 本日は、鎌田、仁平そして筆者が森作業しました。(報告 高橋佳夫)

2018年11月13日 (火)

曇り空の臼沢、西ネット柵作業と準備

今日の足尾は、少しの青空が見えますが雲におおわれた一日でした。

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Photo_4 作業小屋で、今日の作業打ち合わせをし、早々に作業開始。ネット柵の資材の運び入れ、ネット柵設置場所の草刈り、杭打ち作業、ネットの取り付けと手際よいスッタフの皆さんのおかげで、臼沢西の森、西側を終えることができました。

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Photo_9 散水用、水まわり用の水がご覧の通り溜まりが悪いので、新しいホースに交換し、水の取り口を少し変えることで溜まりが良くなりました。ポット苗に活きよい良く散水する事ができました。

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Photo_12 本日の作業スッタフは、鎌田、橋倉、福原、加賀、小川。(報告者 小川)

2018年11月12日 (月)

森に寄り添って生きる‘新しいふるさとづくり‘へ、気持ちを改めて出陣!

 11月4日に開催された第6回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭には、JR東労組仙台、千葉、東京、横浜の組合員が育ててくれた2.780本の苗木が現地に運ばれました。この苗木を観た描種専門家は、「立派に生長させた苗木で、すごい!」と評価されました。

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Img_1580  植樹祭では植えきれなかった苗木は応援隊の育苗場で預かりました。この苗木は来年の植樹祭用にむけて大切に育てていきたいと思っています。現場では、越冬に向けて互い知恵を出し合い、大切に育てたいと誓い合っています。

Img_1619  その一人である小川尚一さんは、昨日(11/11)告示された南相馬市議会選挙に立候補しました。彼は、南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊(略称:応援隊)事務局の一人で、7年前の東日本大震災とフクシマ原発被害を風化させまいと市議会で奮闘しています。

Img_1606  スタッフの山田さんは忙しい毎日が始まりました

 出陣式では、「脱原発都市宣言」の精神を市民と共に守り広めたいという思いを訴えていました。森に寄り添って生きることのできる環境にやさしい新しい南相馬市をめざし、私たち応援隊は市民と共に森の防潮堤を育てていきます。全国の“森とも”の皆さんの激励に心から感謝します。(報告 東城敏男)