2021年3月 5日 (金)

猿のじゃれ合い、鹿の試練を感じる足尾・松木沢の早春

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Photo_2  日毎に早春を体感できる足尾・松木沢。昨日(3/4)の天気は快晴、朝9時の気温は2℃でしたが、昼には13°Cに上がりました。

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Photo_4  鎌田サポーターを待っていると、足尾の街中を散歩している方から声がかけられ、お褒めの言葉をいただきました。見られている己を律し、嬉しさを噛みしめました。

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Photo_7  作業小屋の蛇口からは水が出るようになりました。天の恵みと取水口の修理のお陰です。森作業は先日に続き、「民集の杜」内の散策路作り。鎌田さんパワーには驚くばかりで、「民集の杜」の二つの入口から合流するできる散策路が開通しました。

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Photo_10  作業中の足元には小さなヨモギが僅かな香りを放っていました。森びと広場では、乳離れをしているのか分かりませんが、小鹿が草の若芽を食べていました。「臼沢の森」内では、春の訪れを知らせるサルが草を巡った騒ぎを起きているようでした。

Photo_11  昨日の作業は、鎌田さん、そして筆者でした。(報告・橋倉喜一)

2021年3月 4日 (木)

震度6強の地震と向き合う心構え

 天災は忘れないうちにやってきました。10年前の東日本大震災の余震と言われていますが、先月、我が家は震度6強の地震に見舞われ、屋根瓦が落ちるなど家屋の損壊があり、被害は前回を上回りました。多くの皆様から心強い激励や心配の連絡をいただき、後片付けの励みになっております。10年前から、非常持出袋、飲料水・食料・ガソリン・灯油・木炭の備蓄をしていました。断水は3日間続き、不自由な時がありましたが、現在は、普段の生活に戻っています。

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Photo_2  森づくり用のポット苗は強い揺れで、バラバラになってしまいました。すぐに元に戻し、育苗に支障がないようにしています。片付けはボチボチやっていていますが、作業場や納屋の被害は解体する判断をしなければなせない程にひどく、屋根の修復を行いながら解体の見積もりを検討してもらっています。

Photo_3  食糧は冷凍してある物を1週間分備蓄してあり、町の水道が止まっても自宅の水道を備えているので安心。地震発生時は電車の中にいましたので、翌日朝まで車内に閉じ込められました。被害は新地と山元町が酷いようだと応援に来てくれた親戚が言っていました。

Photo_4  当県ファンクラブの方は仙台市近辺に住んでいる方が多いので、大丈夫でした。自然の力を侮らずに、いざという時の非常用備品を備え、命を第一にした避難生活の心構えが大事でありました。また、親せきをはじめ、仲間の皆さんからの激励、支援が被災者の気持ちを元気にしてくれることを改めて有難く思っています。(宮城県FC・林雄一)

2021年3月 1日 (月)

早春の足尾・松木沢で子供たちと戯れたい

20200423       昨年4月のしだれ桜

 先月、新聞で読書感想文を読んだ。「地球は生き物みんなのもの」という見出しの記事(『毎日新聞』2/5)で、那須塩原市立小学3年生の文だった。

Photo  感想文には、「北極の先住民は、昔からかりをして食料にし、必ような物を作り、自ぜんと共にくらしている。でも、ぼくたちがべんりでかいてきな生活をするために、多くの二さん化炭そを出して自ぜんをこわしてしまうと、先住民の生活をかえてしまうことになると知った。ぼくは、ごめんなさいと思った。そして、電気や水を大切にしないといけないと思った」(一部)と書いていた。

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Photo_2        昨年の桜

 60数年前の小学三年生の私には、雑木林や田んぼの中で遊びこけていてこんなことを思ったことは微塵もなかった。このような気持ちにはきちんと応えたいと思った。「みちくさ」の今年は、私たちが育てている森を訪問者に案内したい。

Pa183424        昨年の訪問者

 間もなく足尾・松木渓谷入口には早春の香りを東風が運んでくる。(広報スタッフ・高橋佳夫)

2021年2月28日 (日)

日光・「城山の森」に植えた河津桜が咲きました

Dsc_0743  日光・城山に桜が咲きました。この桜は、昨年7月、森びと栃木県ファンクラブが植えた桜の苗木6種23本の内の河津桜4本です。薄緑の柔らかな小さな葉も陽を浴びています。この写真を見て、筆者はとても嬉しくなりました。

Dsc_0736  この嬉しい情報は、2月25日の足尾森作業に来てくれた小川サポーターが、「城山の桜が咲いたよ!」と見せてくれました。桜を植えたサポーターは驚き、スマホの映像を見て嬉しそうでした。

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Dsc_0751     ヒガンバナも元気でした

 帰宅後、小川君から画像が送られてきました。何枚かの写真を見ていると、雨の中で丁寧に植えてくれた皆さんの顔を思いだし、嬉しさがこみ上げてきました。城山を訪れる地元の皆さんやハイカーの皆さんの微笑ましい顔が浮かんできます。これからは、しっかりと太い根を張り、土砂崩れを防ぎ、二酸化炭素を吸収してくれることを願っています。

Dsc_0747  歓びは独り占めにしてはいけないので、桜の苗木を選定してくれた森びとインストラクター・大塚さんに電話し、歓びを分かち合いました。

Dsc_0753  筆者も現地を訪れ、雪を抱いた日光連山を望みながら、2本の河津桜が花をつけている景色を楽しんできました。(栃木県FC・橋倉喜一)

2021年2月27日 (土)

南相馬市民応援隊の第7回総会で新たな5年を展望

 本日(27日)、南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊が第7回総会を開催しました。開会前に南相馬チャンネルで放映された第8回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭の模様をDVD鑑賞しました。その後、東日本大震災から10年津波や東京電力福島第一原発事故関連死で亡くなった方々にたいしての黙とうを行いました。

Photo_2  主催者の渡部代表からは、「10年前の大震災を決して忘れることなく。今は新たな防災林の再生に向けてボランティアに支えていただきました。今後ともよろしくお願いしたい」とのあいさつがありました。

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 お忙しい中で駆けつけてくれた来賓は、衆議院議員の金子恵美さん、福島県議会議員の高野光二さん、南相馬市経済部理事の中目卓さんでした。皆さんからは、激励と連帯のあいさつが述べられました。来賓の皆さん、ありがとうございました。その後、森びとプロジェクト代表・中村幸人さんからのメッセージを紹介しました。

Photo  議事では、2020年度の活動経過と決算報告、会計監査報告があり、その後は、2021年度活動計画(案)と予算(案)が提案されました。質疑では、「3.11に鎮魂植樹を行いたい」「会員拡大に向けてアイデア・知恵を出してほしい」「地球温暖化に歯止めをかける取り組みをしてほしい」「積極的に若い人にも呼び掛けて、応援隊を活性化させよう」などの意見が出されました。 

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Photo_5  報告・提案された審議事項は全て承認・決定され、10月に開催が延長された第9回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭を成功させるために準備を整え、第4回~第7回植樹祭会場の育樹活動や育苗活動の計画を実施していくことにしました。

Photo_6  今年も応援隊は、心をひとつにして南相馬市の新しいふるさとづくりのために、奮闘していく熱意の伝わる第7回総会でした。(報告 応援隊事務局 岩橋)