2021年2月25日 (木)

”森とも”の気配り、心配りに感謝して足尾の森作業

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Photo_2 昨日の冷たい強風は去り、今日は一日中が春の陽気の足尾・松木沢。今日の作業はこれから水を吸い上げる苗木にとって欠かせない水を確保するための取水口の整備。森づくりスタッフやサポーターにとってもこれからは水が重要となるために、ウメ沢からいただく水の流れをチェックすることにしました。ミーティングをしていると小川SPが休養の帰りに寄り、そのまま作業に合流しました。Photo_3

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Photo_7 今日の作業はこの作業に集中し、水が流れるように整備しました。ところが、午前中にチョロチョロ流れていた水は、午後になると沢は涸れていました。あとは気ままな天に任せるほかはないとして作業を終了させました。Photo_8 今日のミーティングと昼食はデザートとフルーツが用意され、お茶の時間と昼食の時間が盛り上がりました。まずは、加賀スタッフが昨年育てたさつま芋をストーブの上で焼いていただきました。作業開始前にストーブの蓋の上に置いて焼き、昼食時には美味しく焼けていました。Photo_9

Photo_10 デザートは柳澤さんが草餅、林子さんが羽二重いちご大福、フルーツは福原さんがとちおとめとミルキーベーリーの栃木の苺、三時のお茶では小川さんが日光の煎餅を用意してくれました。なんとなく暗い暮らしが続く中で、今日の足尾の森作業ではそんな気持ちを吹き飛ばしていただきました。サポーターの皆さん、ありがとうございました。Photo_11今日の作業は、福原、橋倉、柳澤、小川、取材・林子さん、そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

2021年2月24日 (水)

今年前半の沢水の恵みが心配

Photo 北西の冷たい風が一日中吹き荒れていた足尾・松木沢。朝8時半の気温は-1.5℃で、青空が奇麗な日でしたが外は寒く、気温は午後になっても1℃でした。Photo_2 足尾の森作業はひとり作業は禁止ですので、今日は、緊急時には電話連絡できる「みちくさ」の室内を片づけました。新生「森びとプロジェクト」としての4月オープンですので、装いも新生「森びと」にしようと片づけましたが、その装いは以前と変わりませんでした。「みちくさ」当番の舎人から意見を集めて、再考することにしました。Photo_3           ミツマタ
 午後も北西の風は吹き荒れていました。沢水のチェックをしたところ、取水タンクは空でした。沢水が極度に少ないので、時間をかけて水を溜める以外にないと判断し、タンク内の清掃をしたうえで沢水を流し入れました。明日にはタンクは満杯になることでしょう。2 30分も外にいると身体が冷えるので、早めに現場を引き上げました。(報告・高橋佳夫)

 

2021年2月23日 (火)

改めて感じる自然界の力とそれに向き合う心構え

あと半月程で東日本大震災・フクシマ原発事故から10年目を迎えます。2020213     自宅の屋根
 10年ひと昔と言われますが、今月13日には10年前の東日本大震災の恐ろしさを改めて身体に感じました。その余震と言われた震度6強の揺れは、自宅の屋根瓦の一部が崩れ落ち、水道も朝方まで断水でした。多くの皆さんから激励やご心配の連絡があり、私たち夫婦は元気と勇気をもらいました。二人ともケガなく後片付けも終わりました。各地の被災された方に心からお見舞いを申し上げます。Photo_11 今後も、余震が続くといわれていますので防災意識と警戒を緩めることなく、春を迎えたいと思います。Photo_12

 今年は梅や桜の開花が早そうなので、暗いコロナ禍の気持ちも癒されそうです。2月27日は応援隊第7回総会が開かれます。総会では、昨年の活動を振り返り、今年1年の事業計画の議論を深め、練り上げていきたいと思います。Photo_13 皆さんを待っている三春の桜(写真:斎藤章)

ぢうしても気候危機にブレーキを掛けたいですね。(森びと福島県FC 東城敏男)

 

風花とマンサクの花の香りを運ぶ風と遊ぶ森びと

Photo  久しぶりの足尾・松木沢。透き通った青空の朝は気分が爽快。9時、ダムゲート待ち合わせは30分前に出動。いつものように早め出場の鎌田さんとゲートイン。橋倉さんは取材の林子さんを待ってゲートイン。Photo_2 作業の打ち合わせは、森づくり本番を迎えるにあたっての意見交換。今年から始まる「里親植樹」がどのように流れるのか、寄付してくれた方々に責任をもって植樹の流れを伝えていくのか、寄付してくれたのだから“苗木がウサギに食べられました”というわけにはいかない等を話し合いました。Photo_3 また、森の案内をするスタンスは教えるというのではなく、我々は子供たちが様々なことを感じる森の環境を整えて見守るということでよいのではないか等の話し合いをしました。Photo_4 その後は、早速、「民集の杜」内の散策路を造りました。写真(下)のような所の石や岩を片づけて、25㍍程の散策路を整備しました。

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Photo_5 Photo_7 昼食後は、「みちくさ庭園」内で小鳥たちとの出会いを多くできるように、餌台を設置しました。未完成ですが、鳥以外の動物たちもやってくることを前提に完成させていきます。Photo_8

Photo_9 「民集の杜」ではマンサクの花が咲き、春の足音がそこまで聴こえてきそうな松木沢でした。Photo_10 今日の作業は、鎌田、橋倉、そして筆者、取材は林子さんでした。(報告・高橋佳夫)

2021年2月21日 (日)

ポストコロナの暮らしは「フォレスト・スタイル」?

 散歩に出かけてみると、驚きと心が躍りました。近くの林試の森公園に行ってみるとコロナ禍以前の花見の雰囲気に逢い、桜の開花の速さに驚きました。また、桜の下でくつろぐ家族や友人たちが桜を見ている嬉しそうな笑顔を見ていると、私の重たい気持ちもなんとなく軽くなりました。梅の花や桜の花の香りや自然色から元気をいただきました。

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Photo_2  それにしても桜の開花の早いことに驚きです。年末から新年にかけて日本海沿いの地域ではドカ雪が降り、雪国の上越市に住む竹内さんは3日間も家から出られなかったと言っていました。新庄市に住む荒川会員からは、地域の高齢化と空き家の問題にドカ雪をかきだす問題が重なって大変だ、との連絡がありました。

Photo_4         マンサクの花

 国際ニュースを観ると、アメリカではコンクリート造りのアパート内の水道管が凍結して断水、そのうえ停電等でライフラインがストップしていました。気象庁の情報を調べるとアメリカばかりではなく、中国、EU諸国でも大寒波が襲ったそうです。要因は、成層圏が急に急に温められ、寒気の渦の「極渦」が崩れ、ジェット気流でその寒気が南下させられたということらしいです。

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           紅梅

 この異常気象も自然の法則のひとつなのでしょうか。私たちの生存活動は目的意識的に行っていますが、あくまで自然の必然性に従うものです。私たちは、絶えず自然の法則に支えられていますので、この法則を乱している結果が成層圏を急に温めてしまうのでしょうか。成層圏に溜まっている二酸化炭素は無くなるまでに100年以上かかると言われていますから、自然の法則を乱しているのは人間社会の暮らし方なのかもしれません。そんなことを考えながら散歩をしてきました。

Photo_6 野生化したインコが蜜を吸っていました

(広報スタッフ・高橋佳夫)