2022年10月20日 (木)

秋のさわやかな風に吹かれて、里親植樹終える

10月19日の足尾の天気は、晴天。朝8時30分の気温は9℃でした。

Cimg0001_2 車で足尾に入る途中の大谷川からの写真

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 柳澤さんがトラックにフレコン入った籾殻を運んできてくれました。保温、保湿、草の抑制などのマルチング資材として冬支度に活用したいと思います。ありがとうございました。

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Cimg0008 籾殻が入ったフレコン

 9時には、参加者12名のスタッフ・サポーターが全員集まりましたので、いつものようにホット珈琲を飲みながらミーティングを行いました。

 今日の森作業責任者の加賀スタッフから「今日は、里親植樹の最終回、気持ちを込めて丁寧に、間違いのないように植えてください」とあいさつがありました。その後、一日の森作業と分担を決めて、里親植樹地の臼沢西の森に全員で向かいました。

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 植樹地には、事前に土も入り、植える場所に目印の篠竹がおいてあります。後はスコップで穴を掘り苗木を植えるだけに準備されていました。太陽の光を浴び、松木川からの爽やかな風に吹かれながら丁寧に苗木を植えました。土留めに入れた黒土の下は砕けた岩と砂地のため、スコップを入れると「ガツン、ジャリッ!」と音がし、手がしびれます。森づくり18年の強者のスタッフ・サポーターが手際よく穴を掘り「まじぇる、まじぇる」して土壌をつくり苗木を植え進めました。1時間30分で5列の土留めの所にミズナラやブナ、ヤマザクラ、ハクウンボク、ヤマモミジ、カツラなど15種類349本の幼木をしっかり植えることが出来ました。

Cimg0018_3 コミュニケーション休憩

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 サクラが紅く色づく松木の杜

 改めて、今日の森作業は「段取り8分、仕事2分」という名言がピッタリの「最終回の里親植樹」になりました。つまり、スッタ・フサポーターの皆さんが事前の準備をしっかりしていたので、少人数でも短時間で安全に、そして応募された方に代わって、349本もの苗木を植えることができたということです。今後の森作業の教訓にしたいものです。

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 昼食後は、臼沢西の森の土運びとみちくさ庭の草取り、そして新松木の通路の草刈りの3班に分かれて作業を行いました。参加された皆様お疲れ様でした。

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 臼沢西の森への黒土運搬


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 みちくさの庭の草取り

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 本日のスッタフ・サポーターは、鎌田、松村宗、山本、柳澤、福原、林子、キンバリー、済賀、加賀、高橋、清水、大野、でした。(報告者:大野昭彦)

2022年10月18日 (火)

植物の恵みを体感できる足尾の森づくり

1 天気が良い方に変わってくれたおかげで朝から秋の青空が見えた足尾・松木沢。「森びと広場」に植えてある黄色いカラタチの実が美味しそうにみえました。足尾グランドキャニオンはいつもより遠くに見え、気持ちが良い秋の空気の演出に心身が和みました。2 今日の午前中は、「みちくさ庭」のアジサイの幹が猿に食べられないようにするアジサイの上にネットを張る準備をしました。アジサイを覆っていた漁網を取り外し、ネットの大きさを測りました。7 3 4 その後は、庭の柵にツル植物を這わせていくための一種であるサルナシを植えました。和性キウイと言われているサルナシですが、熟した実を食べてみると、甘酸っぱい味がして身体には良さそうに感じました。6 59 11 12 午後は、足尾・松木沢でオオムラサキに舞ってもらえないかと準備してきたビニールハウス内の草取りをしました。2年前に植えたエノキとクヌギは順調に生長し、ハウスの天井に届きそうでした。ハウス内は落ち葉も溜まり、来春には幼虫を放すことができそうです。15 14 16 オオムラサキを育てている専門家にアドバイスを受けて、来春にはチャレンジしたいものです。15時頃になると雨が降ってきましたので本日の森作業は終了しました。本日は、済賀さんと筆者が森作業、取材で林子さんが来てくれました。(報告・高橋佳夫)

2022年10月17日 (月)

紅葉の始まりの中、里親植樹の準備が整いました。

 今日は19日に開催する、最終回の「里親植樹」の準備を完成させます。苗木を宇都宮の苗木屋さんから筆者加賀が持っていきました。足尾に着くと曇り空、8:20気温は15℃、森作業をするには丁度良い天候です。今日は3人での作業ですが、打ち合わせをすると盛りだくさんの内容です。

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Img_4374 Img_4375 作業をしていると上のほうで猿が騒いでいました。すると50cm程の大きな石が2個転がってきました。1個は金網で止まりましたが、もう一つは途中で跳ね上がり飛んできました。幸い左のほうに逸れて金網の外に落ちたので事なきを得ましたが、当たっていたら大怪我では済まない事態でした。

Img_4380 「臼沢西の森」から松木・新松木方面を見ると、一部が紅葉していてとても綺麗です。本格的に紅葉シーズンを迎えるのが楽しみです。Img_4372 紅葉が始まったばかりですが、「みちくさの庭」や森びと広場」の柿の木、桜など写真でお楽しみください。Img_4391 Img_4388 Img_4387 午後は、元気なアオキの苗木31本を「松木の杜」の壬生北小学校が植樹した付近に植えることにしました。「松木の杜」に入るとエノキが黄色に染まっています。来年はオオムラサキが飛ぶのを見たいものです。その他の木も少し色づいてきました。

Img_4399 Img_4411 Img_4405Img_4395 Img_4396 本日の作業は予定通り終了し、19日の「里親植樹」の準備は整いました。今日の作業者は、済賀さん、福原さん、筆者加賀でした。(報告:加賀春吾)

2022年10月15日 (土)

「新しい林業」始めます

 この4月から、サラリーマンに復帰して新しい仕事を始めました。森林・林業に関わる仕事ですが、森びとでやっている活動とは少し方向性が違います。森びとの活動は、個人である参加者が山に木を植えることを通じて、身の回りの自然・環境、普段の暮らしとの向き合い方を考え、より良い将来、社会の実現を目指していく、そういう市民運動だと私自身は捉えています。

 一方、この4月から始めたのは、日本の林業の技術的な仕組みを洗いなおし、日本の多様な山林の条件にマッチした林業を日本の各地に根付かせる、そんなちょっと大上段にかまえた林野庁の補助事業「新しい林業」経営モデル実証事業のお手伝いです。

1_2 こんな機械で、森林作業の地拵え、下刈をやりたい‼(マルチャー0.45)

 ご存じのとおり、日本の国土の3分の2は森林が占めており、その4割約1000万ヘクタールが人手で植えた人工林、さらに人工林の半分以上が既に50年生を超え十分木材資源として利用可能となっている、世界でも指折りの森林大国といって間違いありません。こう書くと、日本の林業って結構もうかっているの?と思われるかもしれませんが、実は木を切って売っても森林所有者にはほとんど手元にお金が残らないというのが現状です。私もしばらく森林・林業の仕事を離れていたので、もう一度勉強して、この辺の話をしばらく書かせていただこうと思います。(運営委員・井上康)

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国内にはこんな立派な山が各地に(長野県天龍村)

2022年10月13日 (木)

深まる秋の中、最後の「里親植樹」の準備!

 今日の足尾は曇り空。夜半に降った雨で朝霧が山々を包み、何とも言えない雰囲気を醸し出しています。朝8時30分の気温は12℃。鎌田スタッフがすかさず薪ストーブに火をつけました。

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 今日の森作業は、19日に迫っている最後の「里親植樹」の準備です。苗木にとって命となる土を運び上げます。かなりハードな作業ですが、今日の涼しさがメンバーを助けてくれました。

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午前中の作業は予定通りすすみ、臼沢ゲート前に積んであった黒土の山はなくなりました。

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午後は2班に分かれ、ひと班は6月下旬の酷暑で苗木を枯らしてしまった苗床の整理で、日除け用の寒冷紗を張ったところは効果が出て、476本の苗を再生することが出来ました。葉を落としてしまった320本の苗木の中で、再生出来そうな苗木の様子を暫くみることにしました。
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 二班は、臼沢西に向かう作業通路階段の整備です。重い荷を背負って通るので傷みが激しく、修理後の出来栄えは上々で、安全に通行できます。 

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 ハードな作業を癒してくれるのは日毎に深くなる秋に輝く自然です。色づき始めたモミジ。

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 森びと広場のカラタチも黄色い光を輝かしています。


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 ”みちくさの庭”に今年植えたコキアも赤く色好き、来年が楽しみです。

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 リンドウも紫色の蕾を輝かせています。


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 中倉山を背にしてモミジの赤と緑のグラデーション。カツラの黄色の鮮やかさ。間もなく来る秋本番が待ち通しく思う深くなりつつある秋の松木沢渓谷の入口です。松木沢にお出で下さい。

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 今日の森作業のメンバーは、鎌田、大野、加賀、福原、の皆さんと報告の橋倉でした。