2022年11月 4日 (金)

明日は、「エコ散歩」in足尾がスタート

1_2  今日は気持ちを緩るて新松木の杜のもみじの天然色を観てきました。目に鮮やかで秋を実感しました。2011年9月に森林ボランテイアで合唱した「ふるさと」が頭に浮かび、心がおどりました。Dsc08573

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 その後は、明日の「エコ散歩」in足尾の初日へ向けた最終準備を行ないました。明日は、都民20名と福島県民5名をお迎えし、私たちが手入れをしている森を案内し、人は森に生かされていることを体感していただきます。

 都民の方は記念植樹をしますので、その場所を整えました。

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 この場所は来年から、日本人・海外の方々が心をこめて植えた木々の輪を作っていく構想で、木を植えていく予定です。

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6_3  午後は、松木沢の魅力をつくりだしていけることを願って、ビニールハウス内の整備を行ないました。3年後には、木々の恵を楽しみながら、オオムラサキとたわむれたいと思います。

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小雨がぱらつきましたが、「エコ散歩」in足尾の初日はスタート出来そうです。

 昼食時には、福原さんから美味しいズイキの酢の物を頂きました。毎年、この時期の自然の恵みを頂いてありがとうございます。

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 本日の作業者は、高橋さん福原さんと筆者(済賀)でした。楽しい作業ご苦労様でした。                        (報告・済賀正文)

2022年11月 3日 (木)

厳しさに耐え抜くブナの恩送り

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 朝6時、薄暗いキャンプ場を出発。足尾ダムゲートに着くと加賀スタッフが待っていました。中倉方面を見ると、朝陽に当った頂上が快晴に浮かんでいました。

 本日は、今年2回目の中倉山のブナを元気にする恩送り日です。集まってくれた皆さんは20名。登山口で草の種が入った植生袋と乾燥した黒土入りの袋を参加者に渡し、秋色の落葉を踏み分けて登って行きました。

 頂上に着いたのは10時20分頃、風のない晩秋の美しい空気を吸いながら慣れた手つきでテキパキと黒土の入った植生袋を岩ばかりの斜面に20人で40袋を貼りつけてくれました。

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 20分程で作業終了。下山前には、清水副代表からお礼の言葉が述べられ、3名の方から感想を頂き、一生懸命になって命をつなぐ支えになってくれている「無言の語り木」のブナに感謝しました。美味しい空気をおかずに昼食をとりました。このブナの周りで3・4組のグループが昼食をとっていました。また、私たちの昼食中も30人近くの登山者がブナに会いに来ていました。Dsc08562  本日は、林野庁日光森林管理署の職員で植物に詳しい田中裕貴さんから植生袋の取付け方のアドバイスをいただきました。ありがとうございました。

Dsc08564_2 ブナを元気にする恩送りをお手伝い頂きました森ともの皆さん、本日はありがとうございました。

Dsc08567  最後に、森の住人へ、騒がしい一日ですみませんでした。(報告・済賀正文)

 

・・・・・ベース基地より一言・・・・・

 中倉山を目指した若い男女が道を間違えてやってきました。立ち話をしていると「道を間違えてよかった!」と言って中倉山に向かっていきました。

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 その後は、「足尾の山に人が入りすぎて、クマも驚いているらしい!」との話を聞きました。人も動物もホドホドにしなければと思いました。

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「新松木の杜」のカエデは真っ盛りです。        (報告・橋倉喜一)

2022年11月 2日 (水)

雲一つない青空に映える松木の紅葉

 今日は11月2日、朝8:30の気温は9℃、雲一つない快晴です。明日は、中倉山「無言の語り木」(孤高のブナ)を元気にする恩送りの日です。荷揚げする土はハウスの中で十分に乾燥させて、濟賀さん一つ一つ袋に入れておいてくれましたので、車に積むだけです。その他も濟賀さんが準備しておいてくれましたので殆ど今日準備することはありませんでした。そこで、今日は作業小屋下のビニールハウスの中の整理をすることとしました。Img_4543

Img_4544 Img_4546 Img_4547 Img_4548 Img_4566 午後濟賀は、明日参加する事務所の坂口さんと大津さんを迎えにJR日光駅に向かったので、作業は筆者(加賀)一人となり、午前中の続きで南側のハウスの棚を解体し処理しました。また、ハウス内に生えていたヤシャブシを伐りました。

Img_4570今日の作業はこれで終了しました。周りを見ると赤・黄・緑のコントラストがとても綺麗です。一週間前に来た時よりグッと紅葉が進みました。臼沢はまだまだ綺麗になることでしょう。Img_4539 Img_4561臼沢の森(正面から)

Img_4569_2松木の杜(川添い側)

Img_4537新松木の杜(川沿い側)Img_4555_2対岸の山はいつもの年より色づいている木々が多いように感じます。

15:00頃坂口さん、大津さんが到着。土の袋を濟賀さんの車に積み込み今日の作業は終了しました。

本日の作業者は、濟賀さん、坂口さん、大津さん、筆者加賀でした。(報告:加賀春吾)

2022年11月 1日 (火)

次世代を生きる子供たちの「反乱」に応えたい

 10月29日、「荒浜・いのちの森」で、今年最後の育樹作業を行いました。作業は下枝払いと常緑樹を中心に20本の補植とクズのつる刈りを行いました。クズの根元付近の枝が親指くらいの太さのものもあり、森の中に蔓延るつるの処理はなかなかやっかいです。来年もクズの根が伸びてこないように、根の張り具合を確かめな処理をしました。Dsc01193

Dsc01195 作業終了後は、場所を移して仙台市内の会議室で「気候危機下の生活を考えるお茶会」を開きました。最初は、森びと顧問・髙橋さん投稿の『しもつけの心』(森は大切な友だちシリーズ⑦))と10月9日付けの毎日新聞1面・3面「気温上昇0.1度でも低く」の記事を読み合わせしました。その感想を出し合いながら、参加者全員から異常気象の猛威に関する危機感を出し合い、次世代の生活に何かしなくてはなせないという気持ちを共有しました。Dsc01201

Dsc01202私たちの今の生活(社会)の変化の必要性を理解する人が一人でも多くなるよう周り伝えていくことを考えました。私たちは、森づくりを通じて、「子どもたちの反乱」に少しでも応えていきたいと思っています。Dsc01197(宮城県FC・林雄一)

 

2022年10月28日 (金)

「合同お茶会」を開催しました!!

 10月23日(日)から24日(月)にかけ、福島県南相馬市にて、応援隊・福島県ファンクラブならびに秋田県ファンクラブ総勢18名による「合同お茶会」「鎮魂の森観察」が開催されました。また、秋田県ファンクラブにおいては、秋田市議会への「脱炭素における陳情書」の取組みで、大変お世話になりました工藤新一秋田市議会議員も参加をして頂きました。

 一日目の「合同お茶会」のテーマは、「身近な異常気象から考える問題意識の深掘りと共有」と題し、はじめに第10回鎮魂復興市民植樹祭のCDの放映から始まり、テーマに沿って報告・討論が進められました。

 私からは、今年の8月に発生した秋田県北部を中心とした記録的な大雨において、私の住んでいる井川町も例外ではなく、大雨警報が出され大きな被害までは至りませんでしたが、自宅のそばの用水路の氾濫、いわゆる「内水氾濫」についての被害状況と町(行政)に対しての要望の取組みとその結果についての報告をしました。

 そして、他の参加者からは、自分の生活の中で感じ取っている「昔とは違う天候、植物・小動物の変化」などの意見が出され、身近な自然の変化を共有する場が出来たと思います。

Photo_3Photo_4 また、南相馬市・秋田市両市議会議員からは、市政を担う立場から、災害に対しての行政の取組みの報告もされました。お茶会終了後は、森びとプロジェクト桜井代表も合流し、感染防止対策を万全にして親睦を深めました。

 二日目は、9年前に植樹をした苗が森へと成長した「いのちを守る森の防波堤」を中心に観察し、現地に立つことを通して「大きな成果と植樹に関わってきた意味」を再確認することができました。特に、応援隊菅野副代表からは、津波により「ご家族を亡くしたこと、今なおご家族で安否不明の方がいらっしゃること」の心情と苦悩をお話していただきました。話の中において「自然災害だから」との言葉には何か深く重い苦悩というものを感じせざるを得ませんでした。Photo_2 その後、参加者全員による記念植樹と外での昼食をとり、互いに感想を述べ合い終了することとなりました。大変有意義な二日間を過ごすことが出来ました。

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 これも、この度の「合同お茶会」において、応援隊ならびに福島県ファンクラブの仲間の皆様、そして、応援隊の東城さん・岩橋さんの奥様方々の準備を含めた受入れ態勢をしていただいたおかげだと思っております。誠にありがとうございました。このブログをお借りし改めてお礼を申し上げます。

(秋田県ファンクラブ・大山博延)