2021年8月 6日 (金)

宮脇先生の志を胸に焼き付けて森の防潮堤づくり

202186  今日(8/6)も猛暑、南相馬市の育苗場ではぬかるみに砂利を入れ、整地作業を行いました。市役所が用意した砂利は4トントラックで3回往復して運んでくれました。その後は、応援隊スタッフがスコップで整地をしました。猛烈な暑さと慣れないない肉体労働は溢れ出る玉の汗をぬぐいながらの重作業でした。岩橋さんが用意してくれた冷たい麦茶を飲みながら、休憩を取り入れながらの作業になりました。

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202186_4  ひと段落してからは、今日の打ち合わせを行いました。森作業前には、広島原爆で亡くなられた方々と森びとプロジェクト宮脇顧問のご冥福を祈り黙とうをしました。引き続き、砂利の整地、水撒き作業を行い休憩タイムにしました。今回の砂利の搬入は、市役所との意見交換会での結論でもあり、市役所には感謝です。これからもやるべきことはやり、市民として言うべきことはきちんと市役所へ申入れ、市民と市役所の協働作業ですすめられる環境を大切にしていくことにしました。

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Photo  宮脇顧問のご逝去に際して、渡部代表や小川事務局からは大変お世話になりお悔み申し上げますのライン報告があったことを皆さんに報告しました。その一部は、25年前に宮脇先生を馬事公苑周辺に招き、植樹のアドバイスをいただいたことが思い出されるという小川さんのラインを紹介しました。岩橋事務局からは、「第2期森びとインストラクター養成では宮脇顧問の実践的指導を受け、それが今の自分です」、と話されました。皆さんは、宮脇先生の志に心を打たれているようでした。

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2020118202186  帰宅途中、岩橋、松林と筆者は、昨年の第8回鎮魂復興市民植樹祭会場と南隣に祈念植樹(2020.11・8故・竹内アドバイザー)したシロダモの生長を見ました。苗木は、暑さと浜風に負けず大きく生長していました。それを見て、私たちも元気をもらい、三人は散会しました。

8202186  砂利を運搬された運転手さんご苦労様でした。今日の作業は、菅野、松林、岩橋、道中内、松本そして筆者でした。(報告・東城敏男)

2021年8月 2日 (月)

新しい植樹地の植生を調査しました

地主である古河機械金属株式会社のご協力により、足尾の地に新しく木を植える場所を確保することができました。今回はその新たな土地で、今現在どんな植生となっているのかを知るための調査を行いました。生えている草本、木本の名称とどの程度の生え方をしているかを記録していきます。木を植えてどのような変化があるのかを知るためにも大切な調査となります。

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今回は、奥田重俊先生(横浜国立大学名誉教授)の植物観察グループで活動されている、植物に詳しいお二方にお手伝い頂き、植樹地5か所を調査しました。

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一面チカラシバとシナダレスズメガヤ(ウィーピングラブグラス)に覆われた場所だと思われている場所ですが、60種類近くの植物を確認することができました。

雲がある間はいいのですが、晴れるとその日差しの強いこと。くらっとするような暑さの中調査にご協力頂いたみなさん、お疲れ様でした。

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本来ですと、同じ標高で近くにある似たような自然林でも同様の調査をすることが、どのような木を植えていくかを調べるために必要な手順になります。今回は時間的な制約もあり、現在植生を調査するだけで終わりましたが、比較になるような自然環境についてもこの後有志で実施したいと考えています。(本日の参加者:田尾、宮原、佐々木、小黒)

木々のささやきに応えつつ足尾の夏の森作業

3_2  昨日(8/1)は「みちくさ」の舎人でしたが、コロナウイルス感染が急速に拡大しているために「みちくさ」は閉舎になりました。天気は晴、朝の気温25.3度はでした。「みちくさ」の管理となくなりましたが、森の木々と草の競争は続きます。足尾・松木沢の夏は森作業が目白押しです。

2  9時前に小柴さんと待ち合わせ、足尾ダムゲートを通過して進んで行くと松木川の水量が多く、道には深い水溜まりが出来ていました。ここ数日、栃木県日光市は激しい雷雨でしたから、その影響でしょう。

5   作業小屋に到着するなり目に入ったのは培養土ビニール袋の散乱。風か猿か猪か?拾い集めながら犯人捜しをしましたが、証拠は見つかりませんでした。小柴さんは、刈払機のエンジン始動テストも済み、準備万端でした。

4  今日の草刈りは二手に分かれ、柵内部の通路と脇を中心に草を刈ります。入口から緩い坂を上りながら一直線なので、ここは簡単でした。次の通路は、2㍍もある極太背高な雑草の群落に突入。恐らくスカンポって奴だなと思いながら、相当に手ごわい草を刈りました。

6  その結果、見晴らし風通し良くなりました。奥には、銅の精錬で出た滓ですが、約100年経っても残っています(写真は最初のもの)。一日も早く森に甦らせたいと願っています。小柴さんは、「民衆の杜」入口前の通路までビシッと綺麗に草刈りをしていました。 

8  この時季、足尾・松木沢はトンボの乱舞が見られます。私たちから逃げずに、私をジッと見つめいました。今日のトンボは「逆立ち」まで披露してくれました。55年の人生で初めて見たトンボの曲芸でした。昨日の作業は小柴さんと筆者で行いました。(報告・弘永)

2021年7月31日 (土)

浜辺の生きものたちと分かち合う心をもって森作業

P1020087  7月31日、応援隊9名は原町区雫育苗場に10時に集まり、7月最後の森作業を行ないました。

Photo  天気は晴れ、気温30℃と蒸し暑い中、ポット苗の草取り、水撒きを行ないました。先日の台風8号では、植樹会場や雫育苗場は被害はありませんでしたが、育苗場の入り口は水はけが悪いので水たまりができていました。市役所との意見交換で要望していた砂利での整備については、近日中に工事着工との連絡がありました。有難いことです。

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Photo_4  応援隊農園のスイカ2個が小動物(野ウサギ?)に食べられていました。次回の作業終了後にみんなで美味しく頂く予定でしたので、皆さんガッカリでした。特に、農園担当の松林さんは落胆していました。でも、松林さんは、生きものたちの中でのことだからこんなことは常識だ、と言っていました。

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P1020093  今日はカボチャときゅうりの収穫があり、応援隊のみんなで自然の恵みを分かち合いました。明日からは8月です。暑い日が続きますが、熱中症や新型コロナウイルスに注意して、シニア世代は元気で森作業を行っていきたいと思います。

Photo_5  本日の参加者は松林副代表、菅野副代表、山田事務局、小川事務局、東城スタッフ、道中内スタッフ、原田スタッフ、岩橋恵美スタッフ(報告・岩橋 孝)

2021年7月21日 (水)

新たな活路へ向けて市役所と意見交換

 今日(7/21)は、市役所との意見交換会を現地(南相馬雫育苗場)で行うため、応援隊参加者は10時に集合し、事前の準備・打ち合わせをしました。

2021721  意見交換会に出席してくれた市役所職員は、武内農林整備課係長、植樹祭を担当する武内係長の二人でした。竹内さんからは、「これまでの植樹祭には、森びとプロジェクトの皆さんをはじめ応援隊の皆さんに大変サポートしていただきありがとございました。」、「いのちを守る森の防潮堤づくり」に向けて共に取り組んでいく挨拶と決意が述べられました。 

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2021721_3  話合いの進行は小川事務局がすすめ、私たちからの要望と意見は岩橋事務局から丁寧に説明しました。武内係長から「話された内容については持ち帰り検討していきたい」、「皆さんかのご意見についてはきちんと受け止め、よりよい環境づくりに向け努力していく」と述べてくれました。

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2021721_6  意見交換会は、短時間でしたが双方が新たな活路の再出発としていくことを受け止めて終了しました。終了後、農園で育ったスイカを食べながら親交を深め合いました。「甘いスイカ美味しいね。お金では買えない愛情がたっぷりですね。だからおいしんだよ」との感想を訊いた松林副代表はニンマリしていました。スイカ作りに満足していた松林さんは、今日はヤーコンの苗を植え、ますます苗場農園野菜の親になりつつあります。

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2021721_8  最後は、全員で後片付けと水撒き、給水タンクへの水入れ等の作業を行い散会としました。コロナ対策等で大変忙しい中を現場へ参加してくれました竹内さん、ありがとうございました。また、暑い中での森作業を行ってくれました応援隊の皆さんお疲れさまでした。

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721  今日の応援隊スタッフは、渡部、菅野、松林、小川、山田、岩橋、道中内、原田、菊地、松本、岩橋(恵)、そして筆者でした。(報告 東城敏男)