2021年8月12日 (木)

各地で荒れ狂う天気のもとで8月「里親植樹」の準備に汗を流す

Dscn7530  昨夜の足尾は豪雨に見舞われ、その雨音を聴いていると7月に他界した宮脇昭最高顧問への世界中の人々の涙が降っているような気がしました。本日朝の三川合流の足尾ダムは、ものすごい轟音を響かせ流れ落ちていました。

Dscn7541  曇り空での森作業は93歳で他界した宮脇先生の追悼・里親植樹の準備です。そんな意味を持った大事な里親植樹になりましたので、急遽、鎌田、加賀、福原の三氏が応援に駆けつけてくれました。

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Dscn7534  現場では、18日に植える本数に見合う植樹地に土を担ぎ揚げました。当日の里親植樹に託された125袋の培養土を背負って、メンバーは急こう配の山肌を登りました。雨が滲み込んだ培養土袋はとても重く、さすがの猛者たちもかなりの負担になったようです。そこで、作業をバケツリレー方式に切り替え、三度の中継を経て、植樹地に全ての培養土を運び揚げました。生前、宮脇先生がいつも言っていた「死ぬ気でやれ!本物になれ!」と言う言葉が頭の中を巡りました。

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Dscn7551  午後は、散水の管理をおろそかにした結果、大切な苗木の一部を衰弱させてしまった苗木のケアーです。苗木の根まで衰弱していないことを願って、大地に埋め戻して様子を見ることにしました。衰弱させてしまった苗木たちに詫びながら、その周りに食害防止用の柵を設置しました。

Dscn7556 本日の森作業は、鎌田、福原、清水、加賀、報告は橋倉でした。。

2021年8月11日 (水)

日光市「城山の森」は猛暑に耐えぬいています

Img_1207  気温が35℃以上を観測している栃木県内ですが、昨年秋に植えた日光市「城山の森」の木々たちはどうしているのかと心配になり、昨日、その様子を見てきました。

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Img_1223  現場は心配したほどでなく、苗木は葉を広げていました。草との競争も心配しなくてもよく、雨で土も流されていませんでした。(栃木県FC・小川 薫)

Img_1218  9月頃には、道端に植えてくれたヒガンバナの花が「城山の森」を賑やかにしてくれることを楽しみにしています。(報告・高橋佳夫)

2021年8月 9日 (月)

雨の中、宮脇先生追悼・里親植樹の準備をしました

 今日は76年前、長崎に原爆が落とされた日です。国際的には広島・長崎の被爆者や多くの国民が希む「核禁止条約」に各国はサインしていますが、日本政府の否定的な姿勢に多くの国から批判が出ているニュースを聴きながら、足尾に向かいました。足尾に向かう途中の田んぼの稲は穂が垂れてきました。あと1ヵ月もすれば里の風景は黄金色に輝くことでしょう。
Img_2085 Img_2087 足尾着くと雨が降っていました。8時45分の気温は22℃、涼しくて作業するには良いのですが、雨具を着ての作業は蒸れて汗が噴き出します。オリンピック競技選手の気持ちが分かるようです。作業の打ち合わせを行い、午前中は橋倉さんと松村健さんは18日に行う里親植樹に使う苗木の選別ですが、かなりの苗の葉が茶色に変わり、衰弱しているようでした。里親植樹用の苗木が心配です。鎌田さんと濟賀さん、私(加賀)は、18日の会場となる臼沢西の西側のエリアの一番上と2段目に土を運ぶことにしました。Img_2088
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Img_2094「臼沢西の森」に着くと、雨が激しくなってきました。そんな中をひたすら土運びです。鎌田さんは植樹地の草刈りをしてくれました。途中から松村健さん、橋倉さんも合流し土揚げです。土揚げを終わらせないと、宮脇昭先生の追悼植樹が危うくなります。そんにことにはさせないと、私たちは雨の中を土揚げ作業を続行しました。 ♪♪土砂降りの雨の中を私は歩く♪を口ずさんで気分を軽くしました。

2004 足尾の荒廃地で枯れた苗木をみる宮脇先生(2004年)

 お昼を挟んで、午後も土運びです。20ℓの袋はたっぷりと水を吸い込んでおり、2袋背負うとかなりの重さです。だんだんと足が震えてきました。それでも、95体を途中の階段下まで運ぶことが出来ました。昨日と合わせて125体で18日の里親植樹には足りる数は上げることが出来ました。残りの時間で上の植樹地までいくらかでも運んでおくことにし、3分の1ほど運び揚げました。

Img_2098 Img_2101 Img_2104 カメラに雨滴が付いてボケて見にくいところもありますが、お許しください。降りしきる雨の中、少しでも宮脇先生の遺志に近づこうと頑張った森作業お疲れさまでした。本日の森作業スタッフは鎌田さん、橋倉さん、松村健さん、濟賀さん、筆者(加賀)でした。(報告:加賀春吾)

2021年8月 8日 (日)

宮脇先生の追悼里親植樹地の下準備をしました

Image0  足尾・松木沢の9時の気温は26℃、天気は雨のち曇。今日は「山の日」。オリンピックも今日で最終日という連休の中日、台風の影響で雨が強まる中、足尾に向けて家を出ました。千葉県では外房線が台風の影響で運休している模様。南の方がたいへんなようです。北に向かうと徐々に雨は弱まり、足尾に入ると雨は少し小降りに…。

Image1 作業を始める頃にはすっかり雨は止み、平地と比べて気温も低いので作業日和でしょうか…。

Image2 今日の作業は、宮脇先生追悼植樹のための臼沢西の植樹地の下準備。軽トラに柵板を積み、植樹地の入口まで運び、そこから急斜面を担いで運搬…。鉄筋を打ち込み、柵板をはめ込み、横に13枚、縦に2枚、約20mの区画の土留を2段作成。柵板の内側をクワで整地し、植樹地を平らにして完成。

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Image5  午前中は1段目の整地が終わったところで時間切れ…。作業小屋に戻る途中、アナグマが顔を見せてくれました。残念ながら写真は撮れませんでしたが…。器材を戻して作業小屋に入ろうとしたらスズメバチが小屋の出入口辺りを飛んでいます。観察していると太陽光パネルの下に数匹がブンブンと…。こんなところに巣があったなんて…!直径20cmほどの巣の下から忙しく出入りしているのがわかります。

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Image7 昼食後に殺虫剤を持って戦闘開始。ジェットで殺虫剤を噴霧し、飛び交うスズメバチを追払い…。しばらく戻って来ないことを確認してから、巣をレジ袋で覆い…一気に落とします!スズメバチにはかわいそうだけど、これで作業小屋の周りは安心です。誰も刺されることが無くて良かった。

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Image10  午後は残りの整地作業と培養土の運搬…。ここに来て一気に気温が上がり、身体は汗だくです…。培養土を30袋運び揚げたところで作業終了時刻。もうヘトヘトです…。明日の当番の方、続きはよろしくお願いします…。世間ではまたコロナウイルスが猛威をふるい、栃木県も今日から国の「まん延防止等重点措置」が適用となります。しばらくガマンの日々が続きそうです。今日の作業は済賀さんと小柴で行いました。(報告者;小柴)

 

2021年8月 7日 (土)

猛暑の疲れを癒してくれる足尾の風と森作業

Dsc05824  立秋の今日(7日)、足尾・松木沢の8時40分頃の天気は晴れ、気温は25℃でした。自宅では気温が毎日30℃の中で生活をしていると、足尾の涼しさが身に染みて自然の力が有難いです。

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Dsc05823  9時、福原さんと作業打合せ、今日は「松木の杜」の草刈りです。作業前、フレコンから培養土の袋が散乱していたので片付けました。生きものがいたずらをしていたようです。 

Dsc05825 「松木の杜」では膝くらいの高さの苗木が、草に隠れて息苦しそうでした。一日かけて草を刈りました。息苦しそうであった苗木が爽やかな風を受けて涼しそうでした。

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Dsc05831  昼食後、福原さんが蒔いたコスモスが咲いているのを発見。立秋の雰囲気が増しました。また、みちくさ前のウワミズザクラが実を付けていました。熊がやってくるかもしれません。その後、新しい植樹地の草刈りをして、風通しを良くしました。

Dsc05833  16時にダムゲートを出ると、急に雨が降り出しました。本日の作業は、福原さんと筆者でした。

(報告者:済賀正文)