2023年12月12日 (火)

アクシデントを乗り越えての森作業

足尾は、今朝まで雨が降っていました。ダム・ゲート9時頃にはすっかり雨はやんで西の方からかすかに青空が見えてきました。

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 森びと広場では、全員が揃う前に、単管パイプの整理や廃材の入ったフレコンバッグをトラック積み始めていました。矢口さんが乗ってきた小型ダンプにもフレコンバッグを積むために移動しようとしたらエンジンが始動しないアクシデントが発生。急遽、松村健さんの軽トラックに2個のフレコンバックを積むことになりました。

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 トラックに積んでから、本日の森作業の打ち合わせを行いました。済賀スタッフから、午前中は、ごみ処理で日光市のストックヤードに行く人、残った人は広場の記念樹コーナーの幹ガード外しと獣害柵の設置をすることになりました。

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 打ち合わせ後すぐに各作業に移りました。広場の記念樹コーナーでは、北側のゴロゴロしていた大きな石をどかし、苗木をシカやサルから守っていた幹ガードを外し、獣害柵を設置しました。幹ガードを外していると、つなぎ目の所に茶色くミイラ化したトノサマバッタが突き刺さっていました。これはモズの「はやにえ」・・・と。調べてみると、モズは餌の少ない冬に備えて、捕えた獲物を木の枝などに突き刺し、置いておく風変わりな修正を持っている。「冬の保存食」だそうです。日光も12月とは思えない暖かさでしたが、生物社会の一員として、野鳥や昆虫から教えられることがあると思いました。

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 午後は、午前で終わらなかった獣害柵を設置し、入口も取り付けて完了しました。果樹園の越冬対策は、先日の森作業に参加者で話し合い、防寒、霜よけとして寒冷紗を使ってみてはどうかとなりました。ハウスのミカンとユズの苗に2mの篠だけを4本を刺して支えにし、下側に藁で編んだ「コモ」を覆い、上側は寒冷紗ですっぽりかぶせ、麻ひもで縛り完了しました。

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 柳澤さんに、黒土を置いたパレット20個をアラウに回送していただきました。

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15時近くになり、使った道具を片付けてミーテングを行い、柳澤さんから田中正造の「真の文明は、山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」などの話を聞いて、本日の森作業を終了しました。参加者の皆さん、お疲れ様でした。

本日の森作業は、鎌田、松村健、加賀、柳澤、済賀、矢口、山田、清水、そして大野です

<報告者:大野昭彦>

2023年12月 7日 (木)

冬の晴れ間に感謝し、みんなで苗木の越冬作業を行う。

 今日12月7日の気温は16℃、快晴の一日となりました。久しぶりの暖かい日でした。

 応援隊6名は12月初めての集中作業日。10時に原町区雫育苗場に集合し、ホットコーヒーを飲みながら作業の打ち合わせを行ないました。今日の作業は、苗木の越冬対策として、防風ネットを単管パイプで組んだ囲いの側面と屋根部分に張る作業とポット苗木の草取りでした。みんなで協力をして防風ネット約50メートルを張り、パイプに結束バンドで止めました。

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 作業終了後、植樹会場の苗木の成長を見てまわり、各自が感じたことやこの1年間の育苗活動、気候の変化など出し合いました。今日は渡部顧問から参加スタッフに会津身しらず柿をはじめ、ゆず、かりん、キュウリ・ナスの塩漬けなど、一足早いクリスマスプレゼントがありました。

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 今日の作業に参加していて頂きありがとうございました。次回は12月16日(土)10時から森作業を行い、11時30分から渡部顧問宅でささやかに年末慰労会を開催致します。本日の参加者は、渡部顧問、松林代表、山田事務局、道中内スタッフ、東城スタッフ、岩橋でした。(報告:事務局 岩橋孝)

 

 

 

 

 

 

2023年12月 6日 (水)

仲間とともに、今できることを実践してきた10年

 12月4日、宮城県ファンクラブは仙台市荒浜・名取市閖上の「いのちの森」の観察会を行いました。森びとの運営委員から清水卓副代表にも参加していただきました。観察への出発前にこれまでの活動概要や育樹活動の内容をまとめた資料を使い説明し、その後、現地へ向かいました。

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   「ヒントは日本の寺社の森に 小さな森が猛スピードで生長中!一人の日本人研究者の森づくりに世界が驚いた」(2023,11,3 The New York Times Company)の記事の中にあるように、荒浜・名取の「いのちの森」は宮脇方式での森づくりを実践している小さな森です。土地本来の樹木を混植・密植してから10年が経ち、樹々は猛スピードで生長しています。海岸線に緑豊かな森を蘇えらせ、自然災害から命を守る森の防潮堤に育つことを私たちは願っています。

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1701853708298   今年も補植や除草・下枝払い・クズの蔦処理などの育樹活動を行いました。森作業を通じて、人と自然の結び付きを感じると共に、気候変動の中でも回復力を持ち続ける森へと生長しつつあることを実感しています。

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Dsc01282  2023年は観測史上最も暑い年になり、来年はさらに「暑さに拍車がかかる可能性が高い」と指摘されています。人間活動によって引き起こされる地球温暖化に少しでもブレーキをかけるため、気候危機に対する認識と気候変動対策の必要性の理解を深め、今、できることを仲間達と話し合っていきたいと思います。(宮城県ファンクラブ・林雄一)

 

 

 

 

            

温暖化で起こる自然の脅威で人間は生きていけるのか

11月26日に千葉県ファンクラブは和田浦町コミュニティセンターにて、「お茶会」を開催しました。当日は時折風雨があり肌寒い日でしたが、11名の方々が出席してくれました。Photo_2

世界各地で干ばつ・山火事などの私たちが経験したことのない大雨や災害級の猛暑が続き、国連のグテーレス事務総長も、地球は温暖化時代でなく「沸騰化時代」に入っていると発言している。このままでは、すべての人類は「青く美しい地球に住めなくなるのではないかと」感じている。日本近海の海水温が異常に高いので、台風が発生しやすくなっている旨の警告を世界へ発しています。Photo_3

 意見交換では、千葉県の9月では、線状降水帯発生によってま今までに経験したことのない豪雨に見舞われました。参加者からは、「和田浦に50年住んでいるが、このような大雨を経験したことがなく驚いた」、「大雨で、自宅の庭まで水が入り驚いた。」、「雨がひどくならないうちに、高齢者の家に行き避難させようと話している間に雨が強くなり驚いた。近所に高齢者がいるときは早めに避難させる」、「避難所まで行くのも大変」等の意見が出されました。今回の大雨で、水の威力・自然の脅威がとても恐ろしいと実感し、いかに人間は無力なものと感じた。山が荒れていると感じているが、具体的に何をやればいいか見当がつかないし、川の水路はどこでもコンクリートで造られ、道路も舗装されていて、砂利道や土の道はほとんどない。ひとたび豪雨が降ると道路は川のようなる。大人の課題は、若い人たちにどうやっていまの地球温暖化や異常気象の現象を伝えていくことである。Photo_4

 温室効果ガス(CO2)をいかに減らしていくか、政府は一刻も早く削減する方向を示し、化石燃料から再生可能エネルギー(風力・水力・太陽光・地熱)に切り替えていく緊急に実行する姿勢が問われている。子供たちに明るい未来を届けるために、国民一人一人が真剣に何ができるか考え、この地でもできることからやっていくしかないと考えている。政府の姿勢と政策が私たちの生活とどのように関連するかを見極め、私たちの声やヤル気を示していかなければならない。行政にいう事は言い、私たちがやるべきことはやっていかなければならない。と言う旨のことが参加者の心に伝わったように思いました。Photo_5

千葉県ファンクラブ 武田芳明・相川好夫

 

2023年12月 5日 (火)

寒さ増す中でも心地よい汗をかく森作業

 12月5日、今月からの森作業集合時刻が1時間遅くなり10時になりましたが、皆さんは早く集まってきました。9:15、天気は曇り、気温は2℃、周りの木々は葉を落とし冬の装いになりました。Img_0070

Img_0069 朝のミーティングで、責任者・大野さんから本日の作業内容が提案され、3班に分かれて作業することになりました。1班は、ビニールハウスの中にある棚やロッカーを作業小屋内に移動する。要らないものの整理し、来週処分することにしました。

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 2班は、「臼沢西の杜」の獣害防止柵の点検・修理です。担当者は東側から登り、破れている金網を補修しながらすすむと、西側上部の金網と支柱が折れていました。道具類を持ち上げて補強しました。どうやら落石によって壊れたようです。

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犯人はこの石か?
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Img_0084 3班は、来年4月に古稀世代の記念樹として植える「みちくさの庭」にあるカツラの根まわしをしました。植樹するときに取り出しやすいようにロープを回しておきました。

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 作業終了ミーティングでは、今後の予定や作業内容の打ち合わせを行い、今日の作業を終了しました。

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 作業小屋の模様替えの一回目は写真のとおりです。今日の作業者(敬称略)は、鎌田、大野、柳澤、清水、小林、松村宗、坂口、武田、矢口、田村、濟賀、橋本、深津、筆者の加賀でした。(報告:加賀春吾)