2022年1月12日 (水)

告知の協力要請がありました

 昨年7月にお亡くなりになった森びとプロジェクト最高顧問・宮脇昭先生(横浜国立大学名誉教授)を偲び、「宮脇昭先生を偲ぶ会」実行委員会から偲ぶ会が執り行われると、森びとに連絡がありましたので、以下に詳細を掲載させていただきます

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 なお、森びとプロジェクトが主催する催しではございません。恐れ入りますが、偲ぶ会へのお申込み・お問い合わせは、下記の実行委員会事務局までお願い致します。

 開催にあたり、コロナ株やオミクロン株への感染防止対策に万全の注意を払われるそうです。

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―記―

【日時】令和4年1月29日(土)

     開会 12時30分(受付開始12時、終了15時頃)

【場所】レンブラントホテル厚木

     神奈川県厚木市中町2-13-1

      小田急線「本厚木」駅下車 東口より徒歩5分

【会費】12,000円 *お食事代、記念品込み

 (最新刊『森をつくろう!』6,820円、DVD・資料・日本の植生図〔現存・潜在自然〕非売品)

*当日は、平服でお越し下さい。

*ご供花、ご供物の儀は固くご辞退申し上げます。

*会費は、同封の郵便振替用紙にて予めお支払いいただければ幸いです。当日ご持参の場

  合は、受付にお渡し下さい。

*準備の都合上、お申込みはお早めにお願い申しあげます。

*当日ご欠席で、書籍、DVD等の記念品のみご希望の方は、会の終了後、代金後払い(8,000 

 円)にてお届けいたします。記念品が到着しましたら、同封の郵便振替用紙にてお支払いくださ

 い。

 【お申込み・お問い合わせ】

   実行委員会事務局 藤原書店・山崎優子

   yyamazaki@fujiwara-shoten.co.jp

      〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町523

   ℡03-5272-0301 Fax03-5272-0450

(運営委員・小林敬)

2022年1月10日 (月)

南相馬市応援隊は新たな気持ちで森作業スタート

 南相馬市鎮魂復興市民植樹祭の市民応援隊は、本日(1月10日)初顔合わせを兼ねた今年初の森作業を行いました。育場近くの海岸は、うねりが強く、「ドドド~ン」という音と波しぶきを上げていました。気持ち的には、いかなる荒波にも負けずに頑張れよ!と聴こえてきました。

2022110 集った仲間たちは、「今年もよろしく」と笑顔であいさつ、コーヒーを飲みながらの打ち合わせを行いました。今日の作業は、ポット苗木を寒さから守るために追肥と肥料の補充でした。

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 培養土の補充・方法については、岩橋インストラクターから、「単にポット内に上乗せすることなく、苗木の根の近くにも丁寧に補充するように心がけてください」との説明を受けました。

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 休憩タイムでは、各スタッフから今年の抱負、13日から始まる南相馬市長選挙に立候補表明している応援隊顧問の前市長・桜井勝延さんを支援する取り組みを話し合いました。小川事務局からは、市民が安心して暮らしていくために脱原発を推進し「命を守り、未来を築く」ことの大切さを訴える桜井勝延さんを支えていく決意が述べられました。

2022110_7 休憩後、松林家庭園長?は春野菜づくり用の土を耕し、鍬をふるっていました。水撒き作業の準備には松本スタッフが岩橋スタッフから機器操作を教えてもらい、今後の森作業に自信をつけていました。

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 今日の作業スタッフは、渡部代表、松林副代表、岩橋事務局、小川事務局、松本スタッフ、道中内スタッフ、、原田スタッフ、東城スタッフでした。お疲れ様でした。

 作業終了後、松林副代表、岩橋事務局、原田スタッフ、東城スタッフで桜井事務所に激励・訪問しました。桜井さんは私たちの訪問に笑顔で応え、この10日間の選挙戦を草の根活動で市民一人ひとりに寄り添い、意見を聞きながらがんばっていくという決意と熱意があふれる闘志が見られました。

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                                 (報告 東城敏男)

2022年1月 8日 (土)

今年も足尾の荒廃地に森を育てることを誓う

Photo 2022年を迎えた昨日、古河機械金属(株)、林野庁日光森林管理署をはじめ足尾の森づくりでお世話になっている方々に新年のあいさつをしてきました。Photo_2

Photo_3 足尾の気温はマイナス1℃。同行した加賀スタッフと私は、寒い中での太陽の日差しの有難さを肌で感じながら、足尾の自然界に、「昨年同様、本年も宜しくお願い致します。」、と祈りました。Photo_4

Photo_5 その後、「みちくさ」、「作業小屋」に取り付けた「しめ飾り」を外し、二人は森づくりの新たな気持ちに切り替えました。広場周辺には、昨年降った雪が10cm以上も積もっていました。昼食も取らずにいた事も忘れ、時間は午後2時半を過ぎていました。Photo_6 足尾の帰りには、栃木県ファンクラブが育てている帰路途中の「城山の森」に寄りました。森ともの皆さん、私たちは、今年も足尾の荒廃地に小さな森をつくります。健全な地球が持続するために、皆様のご協力をお待ちしています。Cimg0028
(報告 大野、加賀)

2022年1月 3日 (月)

人間の存在が自然環境を豊かにする社会を願う森作業

今年もいつも通りに足尾・松木沢に入る還暦世代と古希世代。暫くは気温が零下、寒風吹く荒廃地の急斜面をよじ登り、獣害防止の柵やネットをチェックする。薪ストーブの暖を気遣う者、ホットコーヒーや茶菓子を気遣う者、打合せの心を落ち着かせる者、家庭菜園の冬野菜葱をお裾分けする者が集う作業小屋。2201013 何故、そんなに仲間たちを気遣い、集うのか、と聞こうとしてもその場にそんな雰囲気はない。そんなことよりも、打合せしたことをきちんと実行しようとする空気が漂う小屋の中。Photo

Photo_2 17年前に植えた60㌢程の幼木が荒廃地を森に甦らせた。春には親子の熊が柔らかい若葉を食べて、昼寝する。時にはカモシカも柵を越えてやってくる。猿の群れも草を引き抜いて、根を食べることを子猿に教えている。Photo_3

Photo_4 この森の木々も、100年後、200年後には、多くの生きものたちの棲み処となり、メニュー豊富な食堂になる。異常気象の大雨も木々が地中に溜め込み、時間をかけてミネラル豊富な水を松木川に、渡良瀬川に、そして利根川から太平洋に流れ、命の源につながっていく。2201014 地球から森作業を考えてみると、人間が負担をかけ過ぎている地球へ僅かな恵みを授けていると思いたい。多分、足尾の森づくりサポーターのシニアたちはそんな事を願って、ボランティアの恩送り作業を愉しんでいると思う。Mm  足尾・松木沢の片隅では、今年も、私たちは森づくりを継続する。こんな私たちと、ボランティアの恩送りをたのしみたい方は「森びとプロジェクト」までご連絡ください。お待ちしています。

                                      <新春・心のつぼみ>

  廃村に 厳寒告げる イヌワシの舞  (宗雄)

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  杭を打つ カケヤの音が 霜溶かす  (昭彦)

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    残していいのは足跡だけ 持ち帰っていいのは記憶だけ (勉)

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   逞しい ツララの力を 子の胸に(喜一)

Photo(足尾の雪景色写真:林子さん)

2022年1月 1日 (土)

脱炭素社会へ公平な移行を求める2022年

 森びと会員の皆様、森ともの皆様 明けましておめでとうございます。

Photo                 写真:林子さん
 人類には見えないウイルスの脅威と向き合う生活が3年目に入りました。また、想定外の異常気象による災害に怯える生活は年毎に不安を増しています。この現象は、限りない人間の豊かさを求めている人間社会の経済活動とその政治が、地球の大切な機能を衰弱していることに表れているのではないでしょうか。この認識が世界各国にあって、各国では「脱炭素社会」実現へ向けたスピードが加速しています。1

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Photo_4 私たちは、今年も“山と心に木を植える”を合言葉にして、荒廃地に木を植え、心の中には原発に頼らない、森に寄り添う人間の木(心得)を植えていきたいと思います。「脱炭素社会」の一員として、何かがおきざりにされているその社会像に、市民、労働者、農漁民、学生たちの声や要望を反映されていきたいと願っています。今年もよろしくお願いします。Photo_3 皆様のご多幸を祈念します。(副代表・清水 卓)