2022年6月14日 (火)

明日の第2回「里親植樹」の準備が整いました。

 今日は6月14日(火)、明日は今年第2回めの「里親植樹」開催日です。植える苗木を積んだトラックが朝8:20、足尾ダムゲートに到着、「森びと広場」まで運搬していただきました。苗木を樹種毎に仕分ける作業を下の苗床で行うことにし、トラックから降ろした苗を軽トラに積み替えて運びました。着いて直ぐの作業で、打ち合わせの前に一仕事です。

 8:40、天気は小雨がチラチラしています。気温は13℃。本日の作業の打ち合わせをいつもの通りコーヒーを飲みながら行いました。このひと時の落ち着きが事故防止のルーティンになります。今日午前の作業は、苗木を樹種毎に分けてトレイにいれ、明日の「里親植樹」で植える苗木を選びます。その後、残りの苗木が乾燥しないように穴に埋めて土をかけて保管することです。

Img_3636 Img_3617 Img_3618 Img_3612 Img_3620 Img_3623 ここまでの作業は思っていたより時間がかかり、終わったのは13:00になっていました。

 午後の作業は、苗木、スコップを「臼沢の森」の出入り口前の土置き場に持っていくこと。植樹地の草刈りと苗を植える所の目印となる篠竹を刺して置くこと。時間があれば、崩れかけている階段の修理をすることにしました。軽トラックで「臼沢の森」前に着くと、濟賀さんが突然「熊だ、熊だ、熊だ―!」と叫び声をあげました。見ると30m位の所に小熊がいました。私たちに気づき一目散に下の方に逃げていきました。「小熊がいるということは、親熊が近くにいるのでは?」と心配し、大声を出しながら「臼沢西の森」いきましたが幸いに親離れした小熊なのか親熊は現れませんでした。写真を撮ろうとしましたが、手が震えるえ熊の動きが早かったのですが、何とか撮れていました。ぬいぐるみの様に可愛い熊でした。

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Img_3625 Img_3628 Img_3629 Img_3633 Img_3630 Img_3631 これで今日の作業は終了しましたが、濟賀さんは少し時間があるということで、「森びと広場」の草刈りをしてくれました。Img_3639 天気は雨が降らず、何とか曇り空で持ってくれたおかげで、予定していた作業も順調に進み、明日の「里親植樹」の準備が整いました。

本日の作業者は、鎌田さん、濟賀さん、筆者加賀でした。お疲れさまでした。(報告:加賀春吾)



2022年6月13日 (月)

爽やかさを感じながら森作業進む‼

本日(6月13日)足尾・松木(8時20分)は、快晴で13度Cで風も無く大変さわやかな朝です。

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森びと広場に到着するとキジが出迎えてくれました。

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福原辰雄さんとコーヒーを飲みながら本日の作業打ち合わせ。午前中は、明日納品される苗木の保管地づくりと「りねんの森」の湿地の獣害ネット張り、午後は第2回里親植樹地の黒土の整備をすることにしました。

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苗木の保管地整備は二人で石を退けながら1時間で完成しました。

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湿地の獣害ネット張りも12時前には終了しました。

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Dsc06269_2 10時過ぎ、橋倉さんから冷たいおやつの差し入れがありました。橋倉さんありがとうございました。

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昼食後は、里親植樹地に行き水分を含んだ黒土を袋から出して広げました。

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120本の苗木を植える準備が出来ました。最後に、森びと広場の草刈りを行ないました。

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福原さん朝早くからご苦労様でした。本日の作業者は、福原さんと筆者でした。

                              (報告 済賀 正文)

2022年6月11日 (土)

いのちを繋ぐ「孤高のブナ」に元気を届ける!

   本日(6月11日)は足尾アルプスの中倉山「無言の語り木」(孤高のブナ)を元気にする恩送り日。4月29日が延期になりましたので、今日は何としてもブナを元気にしたいと協力者が足尾ダムに集合。7時に集合してくれた皆さんは、車に分乗して登山口へ出発しました。

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前夜には雨が降りましたが、本日は雨が止み、曇り空でしたが今にも雨が降りそうな空でもありました。私の気持ちは雨が降る前に下山したいと思いました。参加者は17名、乾燥した黒土10Lと植生袋(種入り)2袋入りを(女性は黒土5Lと植生袋1袋入り)リュックサックに詰め、つづら折りの登山道を登りました。雨上がりの滑る道を気を付けて小股で進みました。

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つづら折りの道を登りきり、西側の稜線に到着すると心地よい風がほてった身体をクールダウンしてくれました。ここまでくれば、あと少しでブナに会えます。新緑の中を進むこと50分、久し振りにブナに会えました。葉を見るとブナの実が一杯でした。ブナに会うのは今年で9年目になりますが、この様に沢山のブナの実を見るのは初めてでした。

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全員が無事に頂上に到着。早速、私は作業の説明を行ない、各自が荷揚げした黒土を植生袋に入れて露出している箇所に張り、金属のペグで植生袋を地に打込んで固定しました。

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皆さんを見ていると、とても丁寧に植生袋を地に固定してくれていました。その姿からは「ブナよ元気になって」と願っているようでした。本日は、植生袋を33袋固定することができました。参加の皆さんからは「地道な活動を知らなかったがHPで紹介したい(粂川章さん:栃木県山岳スポーツクライミング連盟副会長)」、「地域にもっと緑を広げたい」(徳川浩一さん:日光森林管理署署長)等との感想が述べらました。

 作業終了後、集合写真を撮り、雨が降る前に下山しました。下山道は、登り道よりも滑りやすいので慎重に下山しました。無事、全員が登山口に到着することが出来ました。Dsc06251_2

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 「無言の語り木」(孤高のブナ)を元気にする恩送り参加して頂いた皆さんのご協力によりその思いがブナに伝わった思います。参加条件の厳しい中、ご協力を頂きありがとうございました。                                                               (報告 済賀正文)

2022年6月10日 (金)

森づくりの心得が怪我や事故なくす

 2カ月ぶりに足尾松木沢に入りました。群馬県の西の端から栃木県西の端の足尾町までの3時半の運転は疲れましたが、目に焼き付いている足尾グランドキャニオンや臼沢の森が疲れを和らげてくれました。

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P6101157  明日は中倉山の「無言の語り木」(ブナ)を護る恩送り日ですので、現地に到着すると済賀スタッフはその準備を終えていました。協力者が荷揚げする植生袋(乾燥させた黒土と草の種を混ぜた土を袋に入れもの)等が車に積みこんでありました。P6101152 その後の済賀さんは、作業小屋用の薪ストーブで燃やす間伐材置き場を作っていました。雨や雪で薪が濡れないように屋根付きの薪置き場に作り変えていました。その材はすべての物が再利用でした。また、以前は小屋の入口が薪で散らかっていましたが、小石を敷いて箱庭のようになっていました。P6101155 15時半頃になると雨が降り出しましたので、明日の天気を気にしながら二人は帰路につきました。済賀さん、お疲れ様でした。(報告・高橋佳夫)

2022年6月 8日 (水)

梅雨入り、足尾は小雨の1日でした。

 気象庁は6月6日、「関東地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。昨年よりも8日早く、例年なら西から梅雨前線が北上してくるところですが、今年は九州や西日本よりも関東が早く梅雨入りしました。

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 本日8日の足尾は、8時40分の気温が13℃、小雨です。少し肌寒く感じたので鎌田さんがストーブに火を入れてくれました。ストーブで暖を取り、コーヒー香の中で打ち合わせを行いました。予定では臼沢の森の草刈りでしたが、午前中は臼沢西の森(里親植樹地)の金網の設置と第2回里親植樹地への黒土上げをすることにしました。

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 幅90cm×長さ20mの亀甲金網を、獣害柵下部に取り付けてある亀甲金網上段につなぎ合わせウサギなどが侵入できないように高くしました。

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 その後は、5月の里親植樹の時に階段途中まで運んでおいた黒土を6月の里親植樹地に上げました。袋に入っている黒土に雨がしみ込んでいて倍以上の重さです。急斜面、そして今日の森作業者は3人合わせて204歳という年齢ですので、無理をせず、休み休み120袋を運び上げました。終了した時はすでに12時を過ぎていました。鎌田さん、加賀さん、お疲れ様でした。

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 昼食を摂りながら、6月5日行われた「第10回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭」に参加した加賀さんから報告・感想を聞きました。「10回目の植樹祭に参加する事が出来、参加された市民の皆さんと鎮魂の思いを合わせながら植樹をすることが出来た。」と述べられました。しかし、いまだに「帰還困難区域」の指定が解除されない地域も残り、復興には時間がかかることも感じられたようです。

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 午後の作業は、14日に苗木が搬入されるので、50トレーを置く場所の整地とその周りを整理しました。

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 今日も、みちくさ庭の草花たちと森に癒され、心が洗われました。ありがとう!

 本日の森作業は、鎌田、加賀、そして筆者の大野でした。

(報告 大野昭彦)