2022年7月 7日 (木)

爽やかな風にうたれながら森作業

 今日の足尾の天気は、晴れ間も見えましたが曇りでした。

 8時30分、遊働楽舎“みちくさ”のトイレタンクの汲み取りのためにバキュームカーが到着したので済賀さんが対応してくれました。残る3人は、苗床のポット苗の水撒き。ポット苗の乾燥を防ぐために土を被せてから、水をたっぷり撒きました。

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 それから朝のミーティングを行い、さっそく「民衆の杜」の草刈りの準備をしました。刈り払い機に燃料を入れて試運転を行い、軽トラに刈り払い機と補充用の燃料を積み込み、民集の杜に向かいました。

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「民集の杜」入り口付近の草は鎌田さんが刈ってくれましたので、その奥に行き二手に分かれて通路の草刈りをしました。途中、群馬県桐生市の樹徳高校生が植樹してくれたエリア近くに、動物が木の実を食べたような跡がありました。杜の案内をする際に、参加者が安全に歩けるように丁寧に草刈りをしました。12時少し前に終了しました。

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 昼食後は、トイレタンクの汲み取りの際に、作業者の方から「雨水が入っているようだ」と指摘があったので、浄化槽に雨水が入らないように雨水路をつくりました。

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  その後、福原さんの提案で、りんねの森の土壌改良エリアの植樹地に穴を掘り、黒土を入れて苗木を植えるまでどのくらいの時間がかかるか、やってみることにしました。

 済賀さん、福原さんは、深さ・直径が45cmの穴を掘り、黒土を入れて、元の土と混ぜて植えるまで8分かかりました。思ったより時間がかかるので、この工程を前段の準備作業として完了しておけば植樹当日の負担を減らすことが出来ることが分かりました。

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 道具を片付け作業小屋の戻り、新型コロナウイルス感染が拡大する状況となる中で、明日からの草刈りについてのミーティングを行い終了しました。

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本日の森作業は、福原さん、橋倉さん、済賀さん、そして筆者の大野でした。

(報告 大野 昭彦)

2022年7月 2日 (土)

岩手県FC・秋田県FC合同の八幡平の森での草刈り

 6月26日(日曜日)、朝7時半。森びと岩手県FCと秋田県FCのメンバー10数名が集まり、八幡平の足尾鉱山跡地、通称元山に3年目の苗床整備に出発しました。盆地の盛岡も梅雨入りで蒸し暑い日が続いてましたが、山道を上がって行くと空気も冷んやりして来て、気持ち良い作業ができそうな予感がしました。2015

 かつて炭鉱で賑わった廃墟跡地を過ぎると、元山に到着です。目の前に緑が広がっています。昨年よりも森になっていることが分かります。下草もしっかり繁茂していました。 一同は車から降り、軽くミーティングをし、目的地の畝まで歩きました。道の両側にミズナラ、コナラ、ヤマザクラ、ヤマボウシ、シラカバ、カツラ、ケヤキなど10年ものの樹種が、風雪に耐えながら成長している姿がありました。太い枝が折れてしまっていたものもありました。

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 目的地に到着し、それぞれ草刈機や鎌を持ち、生い茂った下草を刈り始めました。草刈機は主木の幹を切ってしまわないように注意が要ります。手鎌も、丁寧に下草を刈り取ることで、日陰を無くし風通しを良くしてあげました。また、土の状態によって成長具合がだいぶ違うことを感じました。給水休憩を間に挟みながら、皆黙々と作業に取り組みました。すると2時間程で予定の場所の整備を終えることができ、日差しも強くなって来たので下山することにしました。Photo

 車まで戻る道中、熊のフンを発見しました。皆、心地良い疲れを感じながら、来た時より晴れやかで良い顔になっていたのが印象的でした。    

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(報告:岩手県FC 高野秀幸)

2022年6月29日 (水)

足尾にも「熱波」が到来、森作業に汗をながす。

 本日は6月29日(水)、足尾森びと広場の9時の気温は29℃でしたが、12時には35℃、作業を終えて小屋に戻った15時には37℃まで上昇していました。人間の体温を超えて「熱波」と感じる状況でした。

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 今朝は、早めに(8時15分)足尾ダムゲートに到着しましたが、すでにゲート前のロータリーには黒土を積んだ「あかぎ園芸」のトラック2台が到着していました。

 トラックを森びと広場に案内し、1台目は森びと案内板下の黒土置き場に400袋を降してもらいました。2台目は、「りんねの森」の土壌改良の植樹場所に800袋降ろしてもらいました。私たちも荷下ろしを手伝いました。1パレットの重量が1.2t(100袋)あると知り安全作業を心がけました。運転手がユニックで吊り上げ、降ろす作業を手伝い1時間ぐらいで終わりました。「あかぎ園芸」のトラック運転手の皆さま、ありがとうございました。

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 9時50分ごろから簡単なミーティングを行い、すぐに作業に移りました。

 昨日、橋倉さんから大野さんに「苗木が枯れている」と報告があり、苗木を確認すると葉っぱの水分が蒸発し茶色くなっていました。ここ数日の高温により「夏枯れ」してしまったようです。苗木に水をたっぷり撒き、「申し訳ない」思いと希望を込めて遮光ネットを設置しました。

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 その後は、鎌田さん、福原さん、加賀さん、大野さん4人で、案内板下の黒土400袋がシカやイノシシに荒らされないように獣害柵を設置しました。

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 午後は、「臼沢西の森」の草刈りを行いました。気温が高いので熱中症に気をつけ、水を飲み、休憩をとりながら行いましたが、今日の「熱波」はすごかったので、2時20分ごろに下山しました。

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 今日は私たちの森づくりを応援してくれるJREUの足尾研修も行われ、12時頃JREU大宮の組合員26名が渡良瀬川源流の旧松木村を訪れてくれました。森びとプロジェクトからは清水からあいさつとお礼を述べさせていただきました。組合員の皆さんは「公害の原点」と言われる「足尾鉱毒事件」の地に立ち、働く者の視点から捉え返しているようでした。

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 はげ山となった渡良瀬川源流に森づくりを行い、少しずつ緑が蘇っていますが、今また人間の活動による地球温暖化によって、豪雨災害や山火事など、世界各国で被害が発生しています。足尾の森の生長を確認し、私たち人間は森に生かされていることを感じとっているようでした。お疲れ様でした。

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 下山後、汗でびしょ濡れになったシャツを着替え、終了ミーティングを行い15時に帰路につきました。

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本日の森作業は、鎌田さん、福原さん、加賀さん、大野さん、そして清水でした。

(報告 清水 卓) 

 

2022年6月25日 (土)

エンジン全開で草刈り作業で汗流す

本日(6/25)は朝からギンギンキラキラの天気。すでに福島県では、35℃以上の猛暑日となる予報が出ていたため、応援隊スタッフのそれぞれが育苗場に早めに集合しました。岩橋さんが用意してくれた手づくりの冷たい麦茶を飲みながら打ち合わせを行いました。作業は前回に引き続き第2回植樹会場の草刈りと苗場の水撒きを行うことにしました。

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 軽トラックに草刈り機を乗せ植樹会場に向かいました。ちょっとした爽やかな浜風も吹いていましたが炎天下の中での作業のため、安全第一で草刈り機の入念な点検と準備、さらには熱中症対策としてこまめな水分補給・塩分補給(塩飴)と休憩を心がけエンジン全開で草刈りを行いました。

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 草刈り途中に、松林スタッフが野良猫を発見。すぐに草刈りを中断し写真を撮ろうとしたが逃げ足早く取れず残念。植樹会場周辺には自宅もないのにどこから来たのか、エサは野ネズミ?でも取って森生活をしているのかなとちょっとした話題となりました。

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短時間の草刈りでしたが、ほとばしる玉の汗で気分は爽快でした。何よりも周辺はきれいになりすっきりし達成感もありました。熱中症やけがもなく無事終了し、大変お疲れさまでした。

 明日(6/26)は森びと第3回総会が開かれます。応援隊は、総会の成功のために南相馬市情報交流センターに集まりオンライン会議に積極的に参加していきます。第10回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭には森びとの仲間をはじめ多くの全国の植林ボランティアのみなさんによって成功させることができました。ありがとうございました。

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本日の参加者は、渡部代表、菅野副代表、松林副代表、岩橋事務局、岩橋恵美スタッフ、筆者でした。

                 (報告 東城敏男)  

2022年6月15日 (水)

恵みの雨の中、第2回里親植樹を行いました。

 本日(6月15日)は第2回里親植樹日です。朝から雨模様ですが苗木にとってはうれしい雨です。

 9時に育樹デー参加者13名が作業小屋に集い、打ち合わせを行いました。鎌田さんがストーブに火を入れ、加賀さんがコーヒーを入れてくれました。作業責任者の済賀スタッフから里親植樹と今日の作業スケジュールが報告され、早速、植樹地に向かうことにしました。

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苗木、スコップ、トンカチなどの道具類は、昨日のうちに臼沢西の森入り口付近まで運んでありました。それらを持って植樹地まで登り、植える場所の目印となる篠竹に苗木をセットしました。

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 スコップで穴を掘り黒土と砂土、石ころを、「混ぜる混ぜる」して一人5本の苗木を丁寧に植えました。

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 10時20分には植樹を終え、その後は、軽トラで運んだ黒土と階段の登り口に置いていた黒土を7月の里親植樹地までバケツリレーで上げることにしました。軽トラで運んだ黒土は軽く感じましたが、登り口に置いていた黒土は雨水を含んでいたのでかなり重たく、手渡されると「重い!」とふらつく人もいましたが、何とか100袋上げることが出来ました。

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 まだ、昼食までには早いので、昨年の里親植樹で苗木を植えた所の草抜き・草刈りを行いました。そこは、獣害にあいながらも根元から小さな新芽を出して頑張っている苗木を踏まないように細心の注意を払って行いました。刈った草は木々たちの根元に優しくマルチングしました。

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  午後は、全員で「りんねの森」(湿地)の金網張りを行い、使わないポールや柵を片付けました。その時、軽トラの後輪がパンクしていたのに気付き、松村宗雄さんにタイヤ交換をしていただきました。

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 本日の森作業を終え、ミーテングを行い7月の森作業と里親植樹、りんねの森づくりなどの日程を確認して終了しました。お疲れ様でした。

 お菓子をいただいた、柳澤さん、キンバリーさん、橋倉さん、林子さん、ありがとうございました。

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 本日の森作業参加者は、鎌田さん、松村宗雄さん、橋倉さん、山本さん、福原さん、柳澤さん、山内さん、加賀さん、済賀さん、清水さん、キンバリーさん、林子さん、そして筆者大野でした。

(報告 大野昭彦)