2024年7月25日 (木)

新たな森ともが参加してくれました

    昨日(24日)、夏休みに入った子供たちが、昨年に引き続き、苗分け・ポット苗づくりの手伝いに来てくれました。昨年作ったポット苗が気になっていた様子だったので、早速案内し、アカガシ・ヤマザクラのポット苗の生長を確かめてもらいました。もう少し生長したら、「いのちの森」に子供たちと一緒に植えていこうと考えています。

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    今年はさらに一人加わりました。ポットに土を入れ、根元に付いているドングリが取れないように、一本一本ていねいに植え付けるポット苗づくりは、直接土や苗木に触れることで、ふだん体験することができないことを体感できます。

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Dsc01316_2    子供たちが未来を生きる地球が、人間活動によって、生きものの命が脅かされる危機的な状況にある今、子供たちと共に一本でも多くの木を植えていきます。(宮城県ファンクラブ・林雄一)

2024年7月23日 (火)

20年後の森づくりも 山と心に木を植える!

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本日(7月23日)の足尾・松木は、24℃(8時20分)、天気は晴れで風もなく蒸し暑い日でした。

今日は、私(田城)の運営委員としてのデビュー戦で早朝から緊張しながら妻の車を借りて足尾に向かいました。途中、「ガリッ」という車の腹を擦る音と妻の顔が浮かび、緊張感は更にアップ。車を止め、準備を済ませ作業小屋の椅子に座り、スタッフの皆さんの穏やかな顔を見た瞬間、それまでの緊張が一気に和らぎました。

9時になり、全員作業小屋に集合しましたので、本日の作業責任者の大野運営委員から草刈りの説明があり、昼食後は「みちくさ」でミーティングをすることになりました。作業の打ち合わせを行い、草刈り場に向かう途中では、滝のような汗が流れました。

Photo_2 炎天下での草刈りは、とにかく熱い!熱中症で皆さんに迷惑をかけてはいけないと、用意された塩飴をなめ麦茶をゴクゴク飲みながら必死に作業をしました。15人の全力での草刈りは、「うす沢西」の広大な植樹地を午前中の内にキレイサッパリ刈り取ることが出来ました。苗木に風を入れることが出来ました。

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昼食後のミーティングでは、森づくり10年のDVDを鑑賞。その後の9年の森づくりが積み上がった「うす沢の森」を見上げ、改めて来年20年になる歴史の重みを感じました。

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運営委員として初の草刈りでは、「イタドリ」の切りにくさや蜂対策などを学び、土留めの板がかなり傷んでいることなど、次への備えも見えてきました。

このような事を一つ一つ教えていただきながら、森づくりに関わっていけたらいいなと思いました。

スタッフの皆さん、いろいろ教えていただきありがとうございました。

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本日の作業者は、鎌田さん、山本さん、本間さん、高橋さん、林子さん、大野さん、加賀さん、田村さん、矢口さん、橋倉さん、清水さん、柳澤さん、坂口さん、熱い中の作業お疲れ様でした。

(報告者:田城 郁、済賀 正文)

2024年7月21日 (日)

暑い日を楽しむ、松木沢の「みちくさ」!

梅雨が明け連日暑い日が続きます。子供たちにとって待ちに待った夏休みに入りました。

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Dscn0225_2 足尾・松木郷「みちくさ」の温度計は午前9時で27℃を指しています。来訪者用の冷たい飲み物を用意して、暑くならないうちに屋外での作業をしてしまおうと、①みちくさ外壁の傷み具合を点検しました。②夏休みの子供達が喜ぶようなものを創れないかと話し合い、「ハンモック」を設置することにしました。

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Dscn0206_2  早速、座り心地、乗り心地を確認し、安全性や木を痛めないような設置を行いました。久しぶりに寝ころんだハンモックは最高! ミズナラの大きな木陰から見上げる景色は何とも言えません!

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 その後、来訪者が無いので、作業詰め所に向かう道路の整備や「心の園」外側の草刈りを行い、汗をグッショリかきました。

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 午後2時頃に、初めての来訪者がありました。皇海山の登頂をして来たとのこと。今回で9回目の登頂とのことですが、親子熊と出くわし、30分ほどじっとしていたことや、朝2時から動き出した為、
ガレ場を渡るのが暗くて怖かった話をしてくれました。10回目の登頂の時に必ず寄ることや、ペットボトルで出来た山小屋の写真をメールしてくれることを約束し帰っていきました。

Dscn0219 Dscn0221 冷たい飲み物や、携帯の充電を大変喜んでくれました。「みちくさ」の存在価値の一端を実感した一日でした。

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                       本日の舎人および報告は橋倉喜一でした。

2024年7月20日 (土)

梅雨明け直後の土曜日、30℃超えの[みちくさ]

本日の足尾・みちくさ8時30分の気温は33℃でした。蒸暑くはなかったので温度計を見てビックリしました。

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みちくさオープンの準備をしてから、曇っていたので「みちくさ」テラスで、広場や庭、こころの園の赤・黄・白の花や生長している樹々たちを見ながら、二人で「子供たちは夏休みに入ったので松木郷に来てリフレッシュして欲しいなあ~」と思い、話しました。いつ・誰が来ても良いようにみちくさ回りの草刈りをやることにしました。コンテナの中にある仮払い機を取りに行きました。すると、その近くにある八重桜の木の枝が枯れていることに気づきました。Dscn1274

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動物に折られた思われる直径約10cmの枯れ枝を2本ノコギリで伐りました。樹木の成長のために手入れをしました。それから、仮払い機を担いで二人でみちくさの回りの草刈りをしていると、10時頃に清水スタッフが手伝いに来てくれました。3人で30℃超えの中、水分を補給しながら12時過ぎまで作業をしました。

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昼食をとっていると、環境学習センターによって来たという二人連れが、みちくさに寄ってくれました。話を聞くと「無縁仏塔が松木にあるというので来ました」と。塔はここにはない、この奥にお墓はありますと言うと。「そこに行って見たい」というので、案内しました。

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小一時間で帰得って来て寄ってくれました。コーヒーを飲みながら「茨城の守谷市から約10年ぶりに足尾に来た。その頃より緑が増えた。」など交流を深めました。Dscn1285

その後は、沢登りや釣りに来て帰る方はいましたが、みちくさの前を通りすぎていきました。

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15時30分を過ぎたので、使った道具などを元に戻し、みちくさ室内の整理整頓をして帰ることにしました。

本日の舎人は、橋倉、清水、筆者大野でした。

2024年7月15日 (月)

天気予報と気候変動との関連づけ発信が目指される

 世界の平均気温が13ヵ月連続で過去最高を記録し、12ヵ月連続で産業革命前との比で1.5度以上を記録しました。ここ数日暑さはおさまっているものの、日本ではこの季節には災害級の暑さやゲリラ豪雨が襲っています。気温が1度上昇すると、大気中の水分が7%増えると言われており、このまま気候変動への対策をとらなければ、もっとひどい豪雨が発生することになります。世界を見ても熱波や山火事が起き、地球が沸騰している異常事態です。しかし、報道を見る限り、気候変動についてほとんど触れておらず、なぜ報道が少ないのか、それは意図的なのかを掘り下げて考えていかなければなりません。

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 そのような中、6月初旬に気象予報士や気象キャスターら44名が「日常的な気象と気候変動を関連づけた発信を加速化させよう」と声明を発表しました。声明を出すにあたり、130名からのアンケートでは、危機感は感じているものの「伝えたいのに伝えられない」「放送時間が足りない」「自分の知見が追いついていない」「メディア内の理解や協力が得られない」などの消極的な要因があるようです。

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 上記の声明にコメントを出している東京大学未来ビジョン研究センターの江守正多教授は、岩波書店『世界』8月号でも「立ち上がれ!日本の気候メディア」とエールを送っています。科学者と気象予報士や気象キャスターらが同じベクトルを向き始めました。勇気をもらった一人として何かできないか模索していきます。なお、本は読みやすい文章になっていますので、時間がありましたらお読み下さい。


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(運営委員・小林敬)