2024年10月19日 (土)

森づくり支援者への感謝を忘れず、母なる森の手入れを継続!

20241019_4 身体を動かすと蒸し暑かった曇天の足尾・松木沢。今日は“山と心に木を植える”活動を20年つくりだしてきた運営委員の小黒さんと3カ月振りに会い、互いに蓄えてきた活動を振り返ることができた。 

20241019「みちくさ」では「舎人」見習いの運営委員・田城さんと森びとスタッフ・済賀さんも同席し、振り返ることは森びとの次世代が新たな20年へ向かうためだとして、まずは、手入れをしている森と森びと組織が存在している現実は多くの方々からの支援の賜物を個別的に振り返った。20241019_2 今月5日に実施した「エコ散歩in東京」に参加してくれたAさんは、森づくり活動開始から飲み物を提供してくれた方の奥様。Aさんは、「宮脇先生の考え方を学びたい」と散歩に応募してくれたと言う。また、今月末には森づくりスタッフだった故・小井土さんの奥様が足尾の森を散歩する。このような方々への感謝の気持ちはどのように伝えていくのか、恩返しともいえる今後の森づくり活動へどのように反映していくのか等を話し合った。20241019_3

 午前中は4人でミーティングを行い、午後は、済賀さんと筆者は「みちくさ庭」の草刈りを行った。年内に移植するアジサイの株を運び出すルートを整えることができた。ガクアジサイの仲間にも印を付け、移植の準備は整えられた。202410192

202410193 本日の作業は済賀、髙橋。(報告・髙橋)

2024年10月18日 (金)

”希望の遺産”になってほしいと願い100年の森づくり

Photo 森づくり20年間を迎える最終作業といえる森の手入れを行ったシニア1期スタッフ。集ってくれた方は森びと次世代の福原さんと済賀さん以外は後期高齢者の5人。ミーティング前は松村宗さん手づくりの柚子胡椒と辛そうなトウガラシの話し、その後は予定していたアジサイの移植時期をめぐった意見交換、話し合いの結果は移植用の穴だけを掘ることにした。Photo_2 Photo_3 Photo_4 Photo_5 Photo_6 その前段の作業として、「森びと広場」に植えてあるイチョウの100年後の樹冠を考えた間隔拡大のイチョウ移植チーム、森びとインストラクター・塚崎さんから頂いたポポーを「民集の杜西」から「果樹園」に移植するチーム、「みちくさ庭」の開墾前の準備をするチームに分かれることにした。

Photo_7  前段の作業は1時間ほどで終了させ、全員がアジサイ移植地の草刈りと穴掘りをした。昼食頃になると雨が降ってきたので穴掘りを終了させ、穴は50カ所を掘ることができた。Photo_8 Photo_9 昼食後のお茶では、正会員・照井さんが帰郷するにあたって森びとスタッフへ届けてくれた御菓子と橋倉さんの沖縄土産を食べながら、袴田さん無罪確定に至るある裁判官の正義と、100年後にトキを放鳥させたい「アサザ基金」の生態系復活の活動等の話(『信濃毎日新聞』記事)になった。Photo_10  雨が止んだ午後は、植物の遷移を体感しようと始めた「輪廻の森」の生長観察と草刈り、「みちくさ庭」のヤシャブシ伐りとアジサイの試し移植を行った。松木川岸に植えたヤナギ、オオバアサガラ等を担当している福原さん、鎌田さん、山本さんは枯れることなく生長している様子を見て、嬉しそうだった。Photo_11 Photo_12 Photo_13 アジサイの試し移植用の株は大きく、密集しているアジサイ株を掘り起こすのは大変だった。ひと株だけを掘り起こし、アジサイエリアに移植した。枯れずに冬を越してほしいと願った。Photo_14 Photo_15 Photo_16照井さん、松村さん、橋倉さんありがとうございました。今日の作業は、鎌田、山本、松村宗、橋倉、福原、済賀、報告の髙橋で行った。

2024年10月15日 (火)

「生物季節観測」はどこへ消えた?

 2021年1月に気象庁はサクラの開花に代表される「生物季節観測」の大幅な縮小・廃止を行い、それまでの植物34種、動物23種から植物6種としました。すべての役所が出先も予算も人も減らしているので仕方がなかったのか。でも、これこそ今はやりのAI、あるいはネットによる市民参加型にすればいいのに。

 最近とみに激しさを増す地球温暖化の影響で、身の回りの動植物も気象の変化に戸惑っているようです。この秋のヒガンバナやキンモクセイの開花は1週間から10日以上も遅く感じました。こうしたとき生物季節観測の重要性を思い出します。

 9月末に、帯広にある「六花亭アートビレッジ」へ行きました。カシワ一斉林の中に小さな美術館が点在している素敵な場所ですが、木々の葉は青々とし、まだまだ夏の盛りのよう。以前ならもう黄葉が始まっていたのじゃないかしら。

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9月28日 「六花亭アートビレッジ」の森

 ところが、ネットを調べるとこんな記事(生物季節観測、廃止・縮小から一転存続へ 気象庁と環境省、国立環境研究所がタッグを組む(森田正光) - エキスパート - Yahoo!ニュース)がありました。なるほどと思ったのもつかの間、どこが観測を行いどこで公表しているのか何もわかりません。なんとも話は尻つぼみです。

 こんなことを書きながら10月に入ったら、関東では気温の上がり下がりが急激に。植物だけでなく動物の皆様、体調を崩しませぬように。

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同じくアートビレッジ 棚の手前はブドウ、奥はホップ

(運営委員・井上 康)

2024年10月14日 (月)

備えあれば・・・

 昨日に続いての舎人です。今日は昨日より2℃気温が高めですが、一気に季節が進んだような感じです。天気と季節的にはよかっのてすが、今日の訪問者は中倉山に登ろうとしていた笠間から来た男性が迷っていまい、松木渓谷に来てしまいました。その他の訪問者はありませんでした。

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その代わりとは変ですが、午前中に清水さんが「みちくさ」に設置する側溝の資材を運んできました。

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これは9月に襲われた線状降水帯による大雨で「みちくさ」の土台に水が入りそうになり、土台が危険な状態になったのでその対策として材でした。

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S7 「みちくさ」は13年前に設置しましたが気象はその当時とは違い、極端な気象現象が現れるようになってしまったようです。能登半島の豪雨災害のように何処にいても逃れられなくなってきている世界の異常気象の猛威。山の奥から聴こえる鹿の声を聴きながら、少し側溝を設置してみました。

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 気象の変化に適応できるような対策をしながら深まる秋を舵ました。今日の舎人は、済賀、坂口、作業は清水、加賀でした。(報告・坂口)

2024年10月13日 (日)

秋晴れの中、快い汗を流しながら第11回植樹会場の除草作業を行なう!!

 10月12日(土)、午前の部、午後の部の2回に分けて南相馬市鎮魂復興市民植樹祭実行委員会主催の除草・補植作業が開催されました。

 参加者は午前の部約70名、午後の部約30名、市役所の方々や市民ボランティアの皆さんで約100名が参加し実施されました。今回の除草作業の場所は、原町区北泉地内の令和5年に開催された第11回植樹会場でした。応援隊からは5名と宮城県ファンクラブから林代表が参加しました。

 今日は気温24、朝から秋晴れですがすがしい一日でしたが、参加者の方々は「快い汗をかいた」と言っていました。

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 開会式では、まず最初に、南相馬市鎮魂復興市民植樹祭実行委員会の農林水産部・廣田次長からあいさつをいただきました。続いて応援隊松林代表から、怪我やハチに注意するようにとあいさつがあり、担当者から除草作業の注意点が述べられ、除草・補植作業に移りました。

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 途中休憩を取りながら午前の部約2時間、カヤやセイダカアワダチソウの除草と補植を行ないました。午後の部は、午前の部の残りの除草を行ない、シラカシなど5樹種、160本の補植を行ないました。

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 除草作業に参加された方々に感想をお聞きしました。「初めて除草作業に参加した。苗木を育てるには除草が必要だと感じた」「秋晴れの中、除草作業して気持ち良かった」「初めての除草作業に参加し、充実感と達成感を感じた」などの感想が出されました。今年度1回目、2回目の除草作業は怪我もなく無事に終了しました。

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 実行委員会から、令和7年度第13回植樹会場は今回除草した第11回会場の南側を予定し、開催期日については、次回の実行委員会で決定するとのことでした。

 次回は、10月26日(土)8時30分から小高区塚原地内第12回会場を予定しています。友人・知人をお誘いいただき、是非ご参加ください。

 今回の除草作業に多くの方々の参加を頂きありがとうございました。心より感謝いたします。  (筆者は応援隊事務局 岩橋 孝)