2021年2月19日 (金)

夏の大雨、冬のドカ雪と高齢化と向き合う時代がやってきた

Photo  今年はドカ雪で地方の課題が深刻です。私の住む山形県新庄市は空き家が増えて、積もった雪を下ろすにも順番待ちです。お金を支払って雪下ろしを頼むのですが、シルバーセンターや高校生のボランティアも苦労しているそうです。雪国地域のひとつの問題になっています。私の父は90歳を過ぎていますが、今年のドカ雪は3日間で一気に雪が降りましので、一人で雪かきをしました。転がって軽いケガをしました。大事にならなくてよかったのですが、高齢化とともに一気に降るドカ雪が地域社会の冬の大きな問題になっています。

20210220       月山

 日本海の水温が高くなっていることが要因で、10年前頃からの冬はドカ雪とカラ(空)雪になっています。今までのような冬の「日常」生活では春を迎えることが難しくなってきそうです。地球温暖化は夏の大雨による洪水と冬のドカ雪の暮らしを脅かし、その上、地域の高齢化とも向き合っていかなければなりません。今年はコロナ禍での暮らしですので、その向き合い方も神経を使います。こうした豪雪地域の問題も木を植えながら話し合っていきたいと思います。

1  アメリカでは大寒波でマイナス30℃の生活を強いられていますが、私はそんな体験はありません。世界中の気候が危機的になっているこの頃です。こんなことも地方の地域で話し合っていきます。(山形県FC・荒川浩二)

2021年2月18日 (木)

“10年前の震災と原発事故は忘れまい”と森作業

 2月の作業は今日(2/18)で2回目。私の住む伊達市は朝から雪模様でしたので南相馬市の天気が心配でしたが、現地に到着すると快晴でした。10時育苗場に集合、早速、ホットコーヒーを飲みながらの打ち合わせをしました。

Photo  前回は強風で防風ネットがまくれ上がっていましたので、今日はその暴風ネットの修繕とポット内の草取りを行いました。

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Photo_5  今日は、菅野副代表の人生を追っているらしい福島中央テレビの取材がありました。応援隊に入ったきっかけを質問された菅野さんは、「南相馬市は東日本大震災によって多くの市民の方たちが被災し私も家族を亡くした一人です。鎮魂と復興を目指し、いのちを守る森の防潮堤づくりを通じて温暖化防止対策に貢献したい」と話していました。

Photo_2  作業の合間の話は18日夜に起きた地震が中心でした。「10年前の東日本大震災時の余震と言われているから警戒をしていこう」、「10年前の経験が身体に染込んでいたので慌てることはなかった。しかし、地震は怖い」、「絶対忘れてはならない。肝に銘じていこう」等の声が出されていました。筆者の自宅は、屋根瓦が崩れ落ちましたがケガもなく無事でした。私たちへの激励ありがとうございました。

Photo_6  今日の作業スタッフは、渡部、松林、菅野、山田、岩橋、道中内、松本、岩橋恵美さん、そして筆者でした。(報告 東城敏男)

2021年2月17日 (水)

吹雪の中、春から始まる里親植樹の準備の森作業

 今日の足尾は雪が降り、時折、吹雪いていました。9月45分の気温は-1℃、中倉山は雪で煙っているようでした。今日は、月一度の作業集中日。作業打ち合わせでは、5月から始める里親植樹の会場を作ることにしました。場所は、臼沢西の森です。土留めを作るために、板や鉄筋、土を運ぶことにしました。Img_1134_2Img_1130_2背負子に3個~4個の土袋を載せ、ゆっくりと会談を登りました。土留め用板と鉄筋は前回運び揚げた場所から手渡しで、その上の場所まで揚げました。15年前に「臼沢の森」づくりでバケツリレーで土を運び揚げた辛い作業を思い出しました。

 その後、土留め作り班と土運び班に分かれて作業をしました。湿った土運びはきつい作業です。往復する数を忘れるほどです。土留め作りは、鉄筋の杭を打ち板を2枚重ねて作ります。土留めが出来たら草を刈り、土を柔らかくしておきます。

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Img_1144 Img_1138 Img_1137午前中に、1列半、95本を植える場所を完成させました。作業に夢中で雪の降りが激しくなっていたことも忘れるほどで、向かいの中倉山の斜面は雪化粧をしたようです。太陽もうっすらと見えていますが、寒さは朝よりも寒くなっているようです。Img_1156昼食時に福原さんから栃木名物イチゴの差し入れがあり、珍しい白いイチゴにみんなビックリでした。とても甘かったです。福原さんありがとうございます。昼食後も午前中と同じ作業です。作業に行く途中の道路は、白くなっていました。

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Img_1153作業を終えて作業小屋に戻ると、午前中には無かったつららが出来ています。気温を見る14時30分で-2℃、午前中より冷えていました。Img_1161

本日の作業は、土留め4段、230本を植えられる場所を作り、目標を達成しました。

本日のスタッフは、鎌田、山本、橋倉、大野、小川、福原、濟賀、弘永(敬称略)筆者でした。(報告:加賀春吾)

2021年2月14日 (日)

温暖化にブレーキ!小さなことでも今できる事をやる

皆さんいかがお過ごしですか?千葉県FCの高梨です。昨夜は10年前の再来かと驚きました。千葉県旭市に住んでいる私ですから、津波の恐ろしさが頭をよぎりました。被災された皆さんにお見舞い申し上げます。

Photo  ところで、千葉県でも初雪はありましたが、雪は直ぐに消えてなくなり、暖かな時間が流れています。4日には東京で春一番が吹いたそうです。そんな中、旭市の自宅の裏庭には早くもフキノトウが芽を出しました。

Photo_2  この場所は日陰で霜が降りる場所でしたので、昨年はこの場所に落葉を集めて置いたところ、1週間早くフキノトウが出てきました(1月30日撮影)。もう少し芽が出てきましたら摘み、てんぷらにして酒のつまみにします。

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Photo_7  森びと千葉FCの活動のひとつとしてポット苗を育てています。FCとしての場所がありませんので、私の庭の片隅でマサキ、トベラ、ヤツデ、アオキ、タブノキ、シラカシ、アラカシ、スダジイを育てています。新年になって、適当に雨が降りましたので、苗はスクスクと順調に育っています。また、3年後の植樹用苗木としてマサキの種をプランターに蒔きました。

Photo_8  FC会員として、「小さなことでも今できる事をやって行こう!」を合言葉に、千葉の仲間と頑張っています。これからもよろしくお願いします。(森びと千葉県FC・高梨 厚)

2021年2月11日 (木)

春の温もりが欲しい寒風の中の森作業

足尾・松木沢の朝の気温は、作業小屋の温度計で-2℃でした。ストーブの暖で簡単な作業ミーティングを行い、直ちに森作業に入りましてた。 

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Cimg0017 今日は、5月から予定している「里親植樹」の準備。「臼沢西の森」の急斜面の植樹地に土留め柵を造ることにしました。材料の甲羅板と鉄筋を軽トラに積んで運び、その材料を風速15m程の強風に当たりながら、急階段を登って現場まで担ぎ揚げました。

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Cimg0019  一人8往復して作業は終わり。下山する時に「みちくさ」方向を見下ろすと、二人のハイカーがベンチで休んでいたのを見ていると、何となく心が安らぎました。

Cimg0039  午後の作業は二手に分かれて、ハイカーが休んでいた隣のベンチの修繕、厚手の甲羅板を張り付けました。その出来栄えは、まるでプロ並みなのには私も驚きました。

Cimg0032  他のスタッフは、土留め柵用の甲羅板を軽トラで運び揚げ、ブルーシートで雨対策をしました。その後は、宇都宮市に保管していた森びとのヘルメット「うんしゅう亭」に片付けました。

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Cimg0037  本日のスタッフ・サポーターは鎌田、松村宗、橋倉、加賀、小川の皆さんと筆者でした。寒い中の森作業お疲れさまでした。(報告・大野昭彦)