2021年7月15日 (木)

東京ファンクラブが活動を再スタートしました

 皆さんこんにちは。この間、開店休業でありました東京FCは4月、再結成の準備会を開き、先月、再結成しました。スタートのメンバーは5名ですが、15年間の足尾森づくりで培った知恵と森を受け継ぎ、新生「森びとプロジェクト」の活動を進めることにしました。

Photo  活動の場は、東京と足尾になります。東京での森づくりを模索しながら、足尾では「里親植樹」事業の事務手続きや育樹を応援しています。

Photo_2  私の活動の拠り所は、「生存の基盤は、人間を含めた地球上の生き物が命を育むことの出来る自然環境が保たれている」という考え方を基にした活動です。世界中の人間が想定外の異常気象の被害に遭い、居住地を失う事態を強いられています。日本でも豪雨被害によって仮設住宅で暮らしている方、世界では国境を越えて生きていかなければならない状況です。

1  私たちと未来のこどもたちのために、なんとしても持続的な生存環境を保たなければならないと思っています。私たちは、改めて森に生かされていることに気づき、気が付いた人は生存のためにできるアクションを起こさなければならなくなっています。

Photo_3  東京では、三多摩地域の皆さんと森の散策を計画しています。また、「里親植樹」にも参加していただき、“山と心に木を植える”活動を広げていきたいと願っています。各県ファンクラブの鎖那さん、宜しくお願いします。(東京FC代表・松井富夫)

2021年7月14日 (水)

足尾「臼沢の森」の5日間の森作業が終わりました

 夏の育樹感謝デーの最終日。午前中の天気が心配でしたが、連日と同様に曇り時々晴れ間が見えた天気になってくれました。感謝デーは当初の草刈り予定通り、5日間で「臼沢の森」の草刈りを終了できました。森づくりチームの皆さん、大変ありがとうございました。Photo Photo_2 Photo_3 おかげさまで、「臼沢の森」上部の約4千㎡の草刈りが終わりました。これで本格的な夏を迎えることができ、苗木は太陽の恵みを精一杯うけられることでしょう。今日の草刈りは予定時間よりも1時間ほど早く終わり、涼しい森のトンネルを下山しました。Photo_4 Photo_5 昼食後は、大野運営委員の白餡の饅頭をお茶菓子に、報告された新しい森づくりの案を基に、意見交換しました。その後、新しい植樹会場候補地の現場を確認するなどし、秋頃からの始められる植樹へ向けた体制なども話し合い、森びとインストラクターと森づくりサポーターによる育樹観察活動を描きました。Photo_6 14時からは、「松木の杜」の草刈り、新しい場所の開墾打合せを地元業者との打ち合わをしました。15時半頃はいつもなら雷雨でしたが、今日は少し青空がみえました。気分も爽やかに「夏の育樹感謝デー」が終わりました。協力してくれました皆さんに、改めてお礼申し上げます。「秋の育樹感謝デー」もよろしくお願いします。Photo_7Photo_8
 今日の作業は、鎌田、柳澤、福原、大野そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

2021年7月13日 (火)

今だからこそ、森と生きることを考えたい

 2021年度も半年が過ぎ、暦の上では「小暑」。梅雨が開けていよいよ本格的な暑さがやってきますが、梅雨前線が日本上空から動こうとしません。今年も、線状降水帯が居座って、熱海や九州、西日本日本海沿岸地域、そして秋田県等で土砂崩壊・河川の氾濫が発生、周辺地域の人々は不安な生活を強いられています。Photo_2 梅雨の晴れ間、千葉市緑区の「昭和の森公園」を歩いてきました。ここは季節ごとの花が見られ、新緑の中は気分が爽やかになります。ここでは、市民の生命を守るための「市民による1.000年の森づくり」を行っています。公園のある場所では、落ち葉を集めて土づくりをしています。夫婦で散歩していると、森の中に溶け込んでいくような自然な感じがとてもうれしく思います。Photo_3 3_2 コロナ騒ぎで疲れ切っているこの時だからこそ、森の不思議な力をいただけることは大事ではないでしょうか。その力は、私たちの社会の矛盾を感じさせてくれるようです。Photo_4 感じ取った事は、政治に反映させていかなければと思います。未来を生きる若者がこれからもこの地球で生きていけることにつながることを、つくりだしていきたいと思います。(千葉県FC・武田芳明)

異常気象に森の機能が発揮できる落葉広葉樹の森づくり

 夏の感謝デー5日目。朝8時半の気温は22.5℃、天気は曇りでした。足尾町民の多くは今日からお盆です。松木村跡地には廃村前の墓、祠が残されています。毎年の事ですが、村人の生活の糧を奪われた怒り、村から追い出された悲しさを忘れまいと、墓と祠に花を供えました。1 11 2 3 今日の作業には、森びとインストラクター二人が手伝いに来てくれましたので、午前中は「臼沢の森」内の2005植樹会場に造った「M&mベンチ」付近の枝伐りをしました。

4  間もなく梅雨が明けてくることを見越して、ベンチ付近に太陽の陽を刺しこもうと、大塚インストラクターのアドバイスを頂きながら作業しました。2時間ほどの作業で、ベンチ付近には温かい陽が刺し、陽のエネルギーを我慢していたヤマモミジ等は元気をつけることでしょう。5 6 午後は、新生・森びとプロジェクト運営委員会の中村幸人代表、井上委員、大野委員が私たちと合流しました。目的は、新生・森びととして始まる新しい森づくりの現地調査でした。Photo 現地に入る前には意見交換を行い、世界で続いている気候変動による異常気象の猛威に自然(木々・森)の力を活用できないか、という視点からの森づくり案を練り上げていくことにしました。足尾・松木沢の松木川沿いの砂地にはヤナギ等を植えて、荒地に地にはパイオニア種を植えて、荒廃地には黒土等を混ぜ合わせた地にふるさとの木を植えて、それぞれの木の生長と機能を調べていくことにしました。7 8 9 あいにくの雷雨でしたが、びしょ濡れになりながら、土の常態や植生を見て回りました。その後は、簡単な意見交換をして、午後4時過ぎに帰路につきました。本日の作業は、中村、井上、大野、加賀、大塚、橋倉、そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

2021年7月12日 (月)

100年後の後輩達の暮らしを支える森になってほしいと森作業

 夏の育樹感謝デー3日目。毎日のタイムスケジュールは計画通りすすんでいます。遅い昼食までに臼沢の森の草刈り、昼食後、14時から地球温暖に向けた話し合いを行っています。天気もタイムスケジュールに合わせて、草刈りは梅雨の晴れ間、ミーティング中は雷雨という日が続いています。Photo 今日は、79歳が二人、70歳代が二人、60歳代が二人の6人で草刈りを行いました。79歳の生沼さんは16年前から森づくりを手伝ってくれた大先輩。ゆっくり階段を登りながら、木々の生長を感じ取っていました。Photo_2 作業は陽が刺す時間があり、石ころの上ではカナヘビが日向ぼっこ、ブルーシートの中ではヤマカガシが昼寝をしているようでした。12時には草刈りが終了し、道具を現場に片づけて、爽やかな冷気の森の中を下山しました。Photo_3           作業前の現場Photo_4 Photo_5Photo_6 ミーティングでは、JR東労組大宮のOB会で活動している生沼さん、星野さんと、現役から頼られるOBになっていこうという話で盛り上がりました。Photo_7 Photo_8        カシワの葉がこんなに大きくなっていました
 本日の森作業は、鎌田、生沼、星野、加賀、済賀、そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

7/11

梅雨明けの気配を感じつつ足尾・松木沢の森作業

 

 今日の作業は刈り払い機が使って草を刈ることができました。3~4年前に補植した苗木が殆ど見えず、その広さが約1千㎡もあることが昨日判明したので、機械で刈ることにしました。

天気は昨日と同じようで、午前中は暑くもなく、作業はオオルリとウグイスの囀りを聴きなが進めることができました。

昼頃になると冷たく感じる風が松木川の西方面から吹いてきました。草刈り作業はほぼ終わっていましたので、腰を地におろして暫し休憩し、疲れをとりました。

年内に補植をしなくてはならなくなりました。秋に再度草刈りを行い、地に篠竹を刺し、補植の準備をすることになりました。

今日の作業は小柴、橋倉、弘永、済賀そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)