2021年7月24日 (土)

気候変動に無関心では生活の不安は消えない

 今日(24日)も真夏日、外の気温は35℃を超えています。各地で局地的な豪雨、雷雨があちこちで起きているこの頃。車を運転しているといきなり大粒の雨がフロントガラスをたたきつけ、数キロ走ると道路は渇き、青空が現れる。スマホが天気を予測してくれて便利だ、ということだけでは不安は消えない。誰もがおかしいと気づいているはずです。

Cid_image002_jpg01d780ab  熱海市で発生した大規模な土石流では、多くの人が亡くなり、まだ発見されない人がいます。住居が流された人はこれからの生活が不安だと思います。今までの延長線上で生活できない私たち。自分ごととして、「土砂災害」も知っておきたい。斜面がゆっくりとずれ動く「地滑り」、土砂や石が一気に下流へ押し流される「土石流」、雨水がしみこんで斜面が崩れ落ちる「崖崩れ」。自宅の周辺を調べて、不安を少しでも少なくしたい。

Cid_image008_jpg01d780ab  新聞報道を読んでいると、熱海市の土石流は人災ではないかと思います。行政と業者の責任の擦り合いはよしてほしい。

Cid_image006_jpg01d780ab  気候変動による豪雨災害は自分ごととして、やるべきことをやっていかないと同じ被害を浴びることになる。

Cid_image012_jpg01d780ab  山に木を植え、心にも木を植えていくことが問われています。(福島県FC・齋藤 章)

2021年7月23日 (金)

松木渓谷を吹き抜ける風は、木々や人間に爽快感を与えます。

 本日は7月23日、昨夜の雨で気温が下がり、足尾の森びと広場は涼しく感じられます。寒暖計をみると9時の気温は23℃です。今日の舎人は済賀さんと筆者、森作業に福原さんと加賀さんが参加してくれました。

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 みちくさのオープン準備を済ませて、作業小屋に集合し、コーヒーを飲みながら打ち合わせを行いました。21日に第3回里親植樹が開催されましたが、臼沢西の森の草の生長が早く、幼木が草に覆われていると報告を受けて、加賀さん、福原さん、筆者は臼沢西の森の草刈り、済賀さんには舎人担当をお願いし、さっそく作業に取り掛かりました。スタッフがハチに刺される被害も出ており、ハチ除けスプレーと薬類を準備し、軽トラックに荷物を載せて森に向かいました。

 現地に到着し、植樹地を確認すると幼木が草に覆われています、黄色い花をつけたビロードモウズイカが一段と大きく伸びています。

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 幼木が太陽の光と風を感じられるように草刈りをスタート。草を刈りすすめると、ウサギに頭を食べられた苗木の根元からは新しい枝が伸び葉を広げています。

 刈った草は根元に敷きマルチング。水分の蒸発を遅らせ、木の栄養になります。

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 草を刈っているとブーンという羽音が横切ります。ハチが来た!と警戒すると、大きなアブが飛び去り、また来た!と見るとトンボが支柱の篠竹に止まりました。そして東側の金網に近くなるとハチが数匹飛び回りはじめ、ハチが落ち着くまでその場所を避けて草を刈りました。ハチは土留めの甲羅板の下の草に潜るように隠れたので、甲羅板の隙間に巣を作っているのかも知れません。

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 天気が良いため蒸暑く、熱中症にならないように水分を取りながら作業をすすめていきました。ヒグラシの鳴き声が松木の森に響きわたっています。

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 12時近くになると松木渓谷から涼しい西風が吹き始め、ジャンダルム方面を見ると灰色の雲がでてきました。雨が降ってきそうなので草刈り作業を切り上げ下山することにしました。植樹地10段の草刈りが出来ました。

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  “みちくさ”には、埼玉県より二人組の女性が立ち寄ってくれました。「自然がいっぱいでいいところですね。紅葉がきれいな秋に来てみたい」と感想を伝えてくれました。「緑基金」にカンパ金をいただきました。ありがとうございました。ハイカーや森ともの皆さまが休憩できるように“みちくさ”横のベンチ周りの草を刈りました。皆さまの来舎をお待ちしています。

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 草刈りチームが森びと広場に着くと雨が降り出しました。昨日も昼に強い雨が降ったようですが、今日も強い降りです。昼食をとっている間に止むことを期待しましたが、止みそうもないので、ビニールハウス内の整理をし、荷物入れのロッカーを運び入れました。

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  2時半過ぎに雨も上がり、済賀スタッフより松木の杜の草刈りが途中になっているということで、1時間ほど草刈りを行いました。草に隠れた低木の周りを刈りました。風が通るようになり、低木も気持ちよさそうです。雨が上がるとキジやシカなど森の仲間たちも顔を出してくれました。

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 3時半を過ぎたので、草刈りに区切りをつけて、道具を片付け、本日の作業を終了しました。

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 “みちくさ”の訪問者は2名でした。本日の舎人は、済賀、清水。森作業は、加賀、福原でした。

 報告・清水(本日の放射線量0.155μ?/h)

 

2021年7月22日 (木)

山の天気は変わりやすい ~本来の森はこれくらいの雨大丈夫~

連休の初日の今日、朝みちくさに着くと、すでに気温は30℃を超えてました。Img_0287 この暑さだからハイカーは午前中はこないだろうということから、済賀さんは松木の草刈へ。自分は、昨日の里親植樹の、植樹確認にこられた橋倉さんのお手伝い。Img_0298_2 おかげで、これまでの里親植樹の現場を確認できました。尾根筋の暑さの厳しいところ、苗木たちは元気そうです。こうした場所に植樹場所をつくられたスタッフの皆さんには頭が下がります。Img_0292_2

昼になると雲行きがあやしくなり、昨日もそうだったようですが、午前とは一転雷雨になりました。

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外にでていたカップをみると2cmぐらいの雨がたまっていました。Img_0354_2

でも森を見てみると、水たまりなどなく、すべての雨を土壌に十分吸収できていで、これぐらいの雨であればまったく問題ないようでした。
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しばらくすると、晴れてきました。

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今日は、みちくさに寄ってくれる人は誰もいないのかと思っていたところ、林子さんがきてくれました!Img_0356_2

今日は、来客がほぼなかったですが、快晴から一転、雷雨でまた快晴とその環境変化を観察して、本来の森は、これくらいの雨であれば、まったく問題ないものであることを実感しました。今、気候変動による災害が多発しておりますが、本来の森の機能であれば、それらは十分対応できるのではと考え、本来の森の機能を改めて見直すべきではと考えたりしました。

本日の舎人 済賀 宮原 (本日の放射線0.124μSv)

2021年7月21日 (水)

新たな活路へ向けて市役所と意見交換

 今日(7/21)は、市役所との意見交換会を現地(南相馬雫育苗場)で行うため、応援隊参加者は10時に集合し、事前の準備・打ち合わせをしました。

2021721  意見交換会に出席してくれた市役所職員は、武内農林整備課係長、植樹祭を担当する武内係長の二人でした。竹内さんからは、「これまでの植樹祭には、森びとプロジェクトの皆さんをはじめ応援隊の皆さんに大変サポートしていただきありがとございました。」、「いのちを守る森の防潮堤づくり」に向けて共に取り組んでいく挨拶と決意が述べられました。 

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2021721_3  話合いの進行は小川事務局がすすめ、私たちからの要望と意見は岩橋事務局から丁寧に説明しました。武内係長から「話された内容については持ち帰り検討していきたい」、「皆さんかのご意見についてはきちんと受け止め、よりよい環境づくりに向け努力していく」と述べてくれました。

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2021721_6  意見交換会は、短時間でしたが双方が新たな活路の再出発としていくことを受け止めて終了しました。終了後、農園で育ったスイカを食べながら親交を深め合いました。「甘いスイカ美味しいね。お金では買えない愛情がたっぷりですね。だからおいしんだよ」との感想を訊いた松林副代表はニンマリしていました。スイカ作りに満足していた松林さんは、今日はヤーコンの苗を植え、ますます苗場農園野菜の親になりつつあります。

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2021721_8  最後は、全員で後片付けと水撒き、給水タンクへの水入れ等の作業を行い散会としました。コロナ対策等で大変忙しい中を現場へ参加してくれました竹内さん、ありがとうございました。また、暑い中での森作業を行ってくれました応援隊の皆さんお疲れさまでした。

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721  今日の応援隊スタッフは、渡部、菅野、松林、小川、山田、岩橋、道中内、原田、菊地、松本、岩橋(恵)、そして筆者でした。(報告 東城敏男)

 

恵の雨に喜ぶ苗木・第3回里親植樹無事終了しました

 本日の足尾・松木沢の気温は24℃でした。今日は、第3回7月里親植樹を行いました。植樹には59名の皆様から申し込みを頂きました。ありがとうございました。スタッフとサポーター10名は参加者の願いが宿った103本の苗木を「臼沢西」植樹地に植えました。

 現地に集った皆さんは、9時10分から日程の説明を受け、道具と植樹資材を軽トラックに積み込み「臼沢西の森」へ向かいました。
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 スコップで穴を掘り、苗木を植えて篠竹を刺し、麻ひもで苗木を篠竹と固定し、周りの草を刈って土の乾燥防止と保水の為に根元を覆いました。スタッフの皆さんは、1本いっぽん丁寧に植えてくれました。Dsc05811_2 第3回7月「里親植樹」に申し込みをしてくれた皆さん、ありがとうございました。
Dsc05813里親植樹後は、前回の植樹地の草刈りをして苗木の生長を助けました。

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Dsc05821松村宗雄さんからピーマン、キューリ、インゲン。柳澤さんからジャガイモ、玉ねぎを頂きました。いつもいつも美味しい野菜をありがとうございました。本日の作業者は、大野、加賀、鎌田、松村宗、橋倉、山本、柳澤、福原、林子さん、そして筆者でした。雨の中の作業でしたがご苦労様でした。(報告・済賀正文)