2021年7月31日 (土)

みちくさでの出会いはやはり楽しい

 本日の9時の足尾の気温は29℃、天気は曇りでした。風が心地よく吹き、蒸し暑さは感じませんでした。私は4月以来の足尾であり、コロナ禍で自然を五感で感じる機会がなく、悶々としていましたので、久しぶりの足尾に期待を膨らませてのぞみました。

20210731_110944 今日は開舎から松木渓谷を目指す方が多く、みちくさ前を通っていきました。9時30分過ぎには、中倉山を目指す男性2名が、足取り軽く向かっていきました。10時過ぎには4名のグループが松木渓谷に向かっていきました。

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 今日は、株式会社大和木材(http://www.daiwa-mokuzai.com/)さんから購入した甲羅板の搬入があり、福田社長自ら運転されて足尾まで来てくださいました。ユニック車で甲羅板300枚をおろした後、みちくさに来ていただきコーヒーを飲みながら話をしました。「同じ木を扱っているけれど、私有林や県有林をやっていて、国有林はやっていなかった」「お話を聞いていたけれど、1回来ると気持ちが変わってくる」「丸太など必要なものがあったら、個人的に協力したい」と仰っていました。福田社長、今後ともよろしくお願い致します。

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 お昼前には2人組が来舎されました。最近引越しをされた今市から来られました。松木沢を訪れたきっかけを伺うと、田中正造のことを学びに来られたそうでした。すでに谷中村も訪問されていました。話をしていくと、女性は下野新聞の「しもつけ子どもタイムズで「漫画とちぎ人物伝」の連載をされている方ということでした。地元の加賀さんは読者であり、その連載を見ていましたので、まさかそのような方と知り合うことができるとは、とても興奮をされていました。ぜひまたお越し下さい。

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20210731_120342  午後には、群馬県前橋から来られた2名が、蝶を探しに9時30分ごろみちくさの前を通って、松木渓谷を3時間ほど歩かれてから来舎されました。とても貴重な蝶らしく(名前は伺いましたが・・・)、その絵を描いてくださいました。次回来られる際には発見できると良いですね。20210731_111401

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20210731_133401 ↓運営委員の小黒さんの奥様より、香り袋を作って持ってきてくださいました。ありがとうございました。希望される方はお持ち帰り下さい。シューズ内に入れると消臭効果があります。

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【お知らせ】

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、8月はみちくさを閉舎させていただきます。

本日の舎人は、加賀・山本・小林。放射線量は0.105μSV/hでした。

浜辺の生きものたちと分かち合う心をもって森作業

P1020087  7月31日、応援隊9名は原町区雫育苗場に10時に集まり、7月最後の森作業を行ないました。

Photo  天気は晴れ、気温30℃と蒸し暑い中、ポット苗の草取り、水撒きを行ないました。先日の台風8号では、植樹会場や雫育苗場は被害はありませんでしたが、育苗場の入り口は水はけが悪いので水たまりができていました。市役所との意見交換で要望していた砂利での整備については、近日中に工事着工との連絡がありました。有難いことです。

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Photo_4  応援隊農園のスイカ2個が小動物(野ウサギ?)に食べられていました。次回の作業終了後にみんなで美味しく頂く予定でしたので、皆さんガッカリでした。特に、農園担当の松林さんは落胆していました。でも、松林さんは、生きものたちの中でのことだからこんなことは常識だ、と言っていました。

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P1020093  今日はカボチャときゅうりの収穫があり、応援隊のみんなで自然の恵みを分かち合いました。明日からは8月です。暑い日が続きますが、熱中症や新型コロナウイルスに注意して、シニア世代は元気で森作業を行っていきたいと思います。

Photo_5  本日の参加者は松林副代表、菅野副代表、山田事務局、小川事務局、東城スタッフ、道中内スタッフ、原田スタッフ、岩橋恵美スタッフ(報告・岩橋 孝)

2021年7月30日 (金)

栃木県民の“2050カーボンニュートラル”を実現したい!

 私の予想通り、日本中でデルタ株が猛威をふるい1日で1万人を超えるコロナウイルス感染者が出てしまいました。私たちも必死に感染を防ごうと思っていますが、見えないウイルスの猛威に負けているようです。地球上では温暖化が収まらず、シベリアなどの永久凍土が溶けだし、その中に2万以上の未知のウイルスが眠っていると言われています。発生対処型の対応では防御は後手後手になり、混乱が増すだけになってしまう気がしています。

Dscn7519         足尾ダム

 こんな中で、私たちは二酸化炭素削減を何とかしなければと思い、二回のファンクラブメンバー会議を開き、栃木県議会への温暖化防止の「請願書」をまとめています。提出にあたっては、お付き合いのある県会議員とお会いし、意見交換を行っています。議員からはアドバイスをいただき、私たちが要望する植樹の候補地に関しては、県の土留め工事や植生工事を請け負っている会社から工事当時の状況を聞き取っています。

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Dscn7529    足尾町会社からのアドバイス

 9月の県議会までには更に「請願書」を実現できる内容に話し合っていきます。多くの皆さんからのアドバイスをお待ちしています。

Dscn7522 (栃木県FC・橋倉喜一)

2021年7月26日 (月)

心に木を植える出会いが嬉しい足尾「みちくさ」

1  昨日の夜から朝にかけて足尾は強い雨が降ったようです。日光駅から足尾へ向かう朝8時過ぎの国道は路面が濡れていました。午前9時、みちくさオープン、気温は25.8℃、昨夜の残り雲か、曇り空スタートです。

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4  朝一番の仕事は水道が出るか否かの確認。昨日は正常に出ていましたが、心配した通り水は出ませんでした。取水口に行くと沢水が溢れていましたが、パイプから水槽に注ぐ水はチョロチョロ。みちくさ蛇口に続く水槽内の水位が不十分でした。取水口が沢水の土砂下に埋まっていました。パイプを掘り返し、水槽の土砂を洗い流し。ようやく水槽内に十分な水量を供給できました。 

5 その時、訪問者が来てくれました。大野さんが対応中でした。この方は鹿沼市で自動車整備工場を営む山崎さんです。色んな事をユーチューブで発信されているそうです。「3.11で被災した同業者へ自ら工具を届けた」等の経験も語ってくれました。里親植樹の話を紹介すると、「妻の分も」と2口申込み頂きました。帰り際に一声、「次は奥様も御一緒に!」

6  午後、大野さんは松木の杜を草刈り。筆者は庭やハウスの見回り。

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8  草刈りの様子を見に行くと久し振りの珍客。アナグマに出会いました。その後、写真家の林子さんが来訪しました。お菓子の差し入れを頂きながら最新アナグマ情報も報告してくれました。

9  落とし物(カメラのキャップ)を預かっております。【SIGMA】との刻印あります。お心当たり有る方、お申し出ください。

10 本日の舎人は大野、弘永(筆者)でした。放射線量は0.105μ?でした。

2021年7月24日 (土)

心つなぐ“みちくさ”の一杯のコーヒー

東京などに4回目の緊急事態宣言出されていますが、都内ナンバーの車がつながっていました。

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9時、気温は27。足尾への道中、少し小雨がぱらつきましたが、日足トンネルを抜けると青空が見えてきました。今日の松木もいい天気です。

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準備を終えた9時30分過ぎ、みちくさ入り口で入るのをためらっていた二人に、「どうぞ入って休んでください」と声をかけました。二人連れのご夫婦は「今朝、6時ごろ桐生の家を出て、7時頃に着いて、この奥の松木川沿いを散策してきました。」と話されました。ウメコバ沢の入口まで行ってきたそうです。

年齢を聞くと、「現役をリタイヤし67歳です。」とのこと。私と同年代と分かり、一気に距離が縮まり会話が弾みました。

帰りに「おいしいコーヒーをいただきありがとうございました」と、ご寄付をいただきました。森の木魂の冊子と里親植樹のチラシを渡し、みちくさの看板の所で記念撮影をしました。根岸保・美佐子さん、また足尾に来て、“みちくさ”に寄ってください。

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その後、昼までに少し時間がありましたので、私はみちくさの周囲、小柴くんは松木の杜の草刈りを行いました。松木の杜で、奇妙な形をした「シャチホコガ」を見つけたとのことです。

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昼食後は、誰も訪れる人はいなく、私は松木・新松木の杜の点検、小柴くんは刈払機のメンテナンスをしました。

みちくさの庭や新松木の杜にはたくさんのジャノメチョウやヒョウモンチョウ、アキアカネが飛び交っていました。鮮やかな色のシオカラトンボのオスも見ることができました。

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気象庁によると、日本で「バケツをひっくり返したように降る雨」の年間発生件数は、2011年からの10年間で平均334回だそうです。地球温暖化による気温の上昇で豪雨が増えているのです。その原因の二酸化炭素など温室効果ガス排出です。木を植えることで少しでもCO2吸収の一助になれば…。

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夏はこれから…台風の季節です。コロナ感染、熱中症に気を付けて、持続可能な生存を可能にするため、ますます健全な森づくりが重要です。

本日の放射線量:0.089μ?、舎人は大野(筆者)、小柴でした。