2021年11月23日 (火)

冬に向かう静寂な足尾・松木沢

 本日は勤労感謝の日(11/23)です。足尾・銅親水公園の駐車場は車で満杯でした。「みちくさ」に着くと気温は8℃、ジャンダルム方面は雲一つない快晴ですが、冷たい風が気温より寒く感じさせていました。早速、薪ストーブに火を付け、部屋を暖めました。

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 コーヒーで体を温めながら打ち合わせを行いました。鎌田さんと弘永さんは臼沢の階段修繕を行うことにしました。筆者は、「みちくさ」で訪問者を待つことにしました。現場では、鎌田さんの指導の下で階段づくりが始まりました。作業の様子を獲るために同行すると、弘永さんは最初、杭を打ち付けるのにカケヤが杭の中心に当たらなかったのですが、徐々にうまくなっていきました。

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 午前中は、先日残したBエリアの3段と上から3番目のエリア(Cのエリア)の17段の20段を作りました。

 「みちくさの」訪問者は、オープンと同時に、桐生から足尾を訪れたお二人の方が立寄ってくれました。松木沢方面へのハイキングということで、直ぐに向かっていきました。

 鎌田さんと弘永さんの二人は午後も階段修繕に向かいました。筆者は「みちくさ」で訪問者を待ちましたが、駐車場の車の方々は中倉山登山の模様で、その後の訪問者はいませんでした。鹿や猿も現れません。少し前には松木渓谷に響き渡るほど鳴いていた牡鹿の声も聞こえません。耳を澄ませると、「臼沢の森」で杭を打つ掛矢(カケヤ)の音だけが聴こえている程度の静けさでした。

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 ”みちくさ”から周辺の森を観ていると、「臼沢の森」以外の木々は葉を落としていましたが、「臼沢の森」のふるさとの木の落葉広葉樹木は葉を付け、最後の秋色を楽しませてくれました。ブナ、コナラ、ミズナラ、クヌギ、カエデの仲間たちが厳冬を迎える準備をしているようでした。

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 午後2時を過ぎると中倉山に陽が隠れ、北側にある「みちくさ」周辺はめっきり冷えてきます。気温は朝と同じ8℃になっていました。3時過ぎに鎌田さんと弘永さんが戻ってきました。午後の階段修繕では、杭を打ち込む土中に石があり、杭が入らない場所が多く苦労したようです。午後は12段を修繕したとの報告をいただき、今日は32段を修繕しました。お疲れさまでした。

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本日の舎人は、鎌田さん、加賀、森作業は弘永さんでした。本日の放射能線量:0.104μ?

(報告:加賀春吾)

2021年11月21日 (日)

晩秋へ歩み続ける松木渓谷

本日8時の気温は8℃、天気は晴れでした。午後は肌寒く冷たい風が身に沁みる一日でした。Dsc_13533279相方の済賀さんが8時に入り、ストーブに薪を入れて「みちくさ」は暖かくなっていました。打ち合せをしていると、嬉しい最初の訪問者です。Dsc_13643275 Dsc_13573278 宇都宮在住の中国の男性ハイカー1人が訪れ、「みちくさ」内に飾ってある鹿の角を撮影後、ハイカーは済賀さんの道案内を受けてジャンダルム方向へ向かって歩いていきました。Dsc_13623274_2 Dsc_1343_2 昼少し前、橋倉サポーターが4人の兄姉を足尾に案内し、この間の森づくりの活動の現場を百聞は一見にあらずと松木渓谷を案内してくれました。ありがとう御座いました。Dsc_13653276済賀さんは、階段修繕用材料を30セットを背負って運び上げてくれました。天気予報では今晩から雨予想ということなので、その材料をブルーシート覆ってくれました。本当にお疲れさまでした。報告は松井でした。本日の放射能線量:0,109μ?/h(舎人:濟賀・松井)

文間根本寺便り

 ここ茨城県では今年、シラカシ、アカガシ、コナラは多くのどんぐりを落としているようです。早い気温の低下に慌てて落とし始めたように感じます。始めは少しづつ、徐々に数が増え、それに合わせてゾウムシが卵を産みつけています。やがては間に合わない数のどんぐりを落とし、生き残りをはかっているようです。木々の自然の中で身に付けた戦略と思えて驚きです。

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 4月頃、鮮やかな黄色い花をつけるキンラン

Photo_3 樹上を見上げると、何本かの大樹の枝葉が隙間なく空を埋めています。枝は重ならないようそれぞれのテリトリーを主張し、せめぎ合っているように見えます。競争しながら共存しているということでしょうか。そんな事を思いつつ、私は庭木の枝を切っていますが、一言「いままでありがとう」と呟いています。そんなことを考えて、作業はゆっくりになります。木を植えることを学んできましたが、最近は伐ることの方が多くなっています。山であれ畑であれ、人間が手を入れた所は後々も面倒を見なければならないと思っています。Photo 作業を始めた文間根本寺(もんまこんぽんじ)の山際は、樹木もありますがほぼ竹林となっています。この森を管理される場所にするために、竹を伐っていかなければなりません。まずは倒れた竹の除去と竹の間引きから始めて環境を整え、その先に生きる木々を元気にしていく。時間はかかるが一歩一歩前を進み、故・宮脇先生が育てた横国大のような森の「ふるさとの木による森」を目指したい。

県FCの皆さん、よろしければ遊びに来てください。(報告:茨城県FC・大津 崇)

2008_3 横浜国大の森(2008年当時)

2021年11月20日 (土)

小春日和の松木沢渓谷に森びと集る!

秋が深まる松木沢渓谷の朝9時の気温は10℃で秋晴れでした、沢風が少し吹きましたが小春日和でひばりの囀りが時より聞こえる穏やかな終日で、13名もの訪問者がありました。コーヒーを飲みながら朝の打ち合わせを行ない、午前は森びと号のスタッドレスタイヤ交換、午後は臼沢の森の点検を行なうことにしました。

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午前に訪れてくれたのは、埼玉からの男女4名のパーティーでジャンダルムを抜けて中倉山に直登し、帰りは仁田元へ下山する方。渋滞で送れた時間を取り戻したいと足早に出発して行きました。 

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午後、最初に訪れてくれたのは、東京都内から初めて散策に見えたご夫妻でした。松木沢渓谷の様子を見ての驚きと森づくりへの関心を寄せてくれました。次に訪れてくれましたのは、10月に一度ガイドをして来舎した群馬の佐藤さん達の4名でした。Dsc_1348

前後して宇都宮大学の学生さん2名が、卒業論文の研究「山の森づくり」をテーマ‐で立ち寄り、真剣に資料などに目を通していました。良い論文が出来上がることを願っています。

Dsc_1349_1日が落ちて少し寒くなった頃、最後に訪れてくれましたのは高根沢のAさんで、中倉山の「孤高のブナ」の保護活動に、来年森びとブログの案内を見て友達を誘い参加をしたいと約束をしてくれました。お待ちしておりますので宜しくお願いします。

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臼沢の森の頂上のネットに80cm×120cmの穴が空いていましたので、途中のゲートにあったネットを活用して補修をしました。 Image16

 本日は、様々な人たちと出会いが出来たことに感謝しています。コロナが収束に向かっているように思われますが、対策を施し残り少ない「みちくさ」での出会いをお待ちしていますので、是非お立ち寄り下さい。本日の放射能線量:0,112μSV/h     舎人:小柴、松井

 

 

 

2021年11月19日 (金)

秋晴れの中、応援隊は森作業に汗を流しました。

 今日は11月19日、今月2度目の集中作業日です。育苗場の気温は 17℃、快晴の一日となりました。

 応援隊9名は10時に雫育苗場に集合し、岩橋恵美スタッフが入れてくれたコーヒーを飲みながら、作業の打ち合わせを行ないました。

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 育苗場内の草が伸びており、今日の作業は草刈機での除草作業とポット苗の草取り、水撒きを行ないました。

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 その後、10月20日に行われた「里親植樹」(日光市足尾町松木・臼沢西の森)の「植樹証明書」が運営委員会から届き、申し込んだ皆さんに「植樹証明書」の配布を行ないました。皆さん、自分が申し込んだ里親の苗木の植樹場所や樹種、苗木番号と写真を見て「無事に早く大きくなってほしい」と語っていました。

 足尾の森づくりに取り組むスタッフ・サポーターの皆さん、来年の紅葉の時期には、応援隊全員で足尾の森に行ってみたいと話しています。苗木の育樹よろしくお願いします。

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 作業終了後は、30分程、この1週間の出来事を報告し合い、今後の応援隊の取り組みや活動に参加してくれる会員を増やしていくための市民への働きかけ、市役所に対する要望などの意見交換を行なってきました。

  今日は渡部代表からスタッフ全員にキムチと卵のプレゼントがありました。毎回ありがとうございます。次回は11月29日に第4回役員会を雫育苗場にて開催します。

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 本日の参加者は、渡部代表、松林副代表、菅野副代表、山田事務局、東城スタッフ、道中内スタッフ、松本スタッフ、岩橋(恵)スタッフ、筆者・岩橋でした。

、(報告:事務局 岩橋孝)