2022年5月 9日 (月)

苗木の嫁ぎ先が決まり一安心

    今日の南相馬市の苗場の天気は、曇り空でした。朝の打ち合わせでは、岩橋事務局からうれしい報告がありました。先日、市役所の担当者から苗木の嫁ぎ先として、応用地質株式会社が使用したいとの連絡があり、その準備をお願いしたいとの報告でした。参加したスタッフは、ようやく念願かなって小さなポット苗から解放されて、すくすく育ってほしいと話されました。

202259_3    今日の作業は、嫁ぎ先の苗木の選別作業と農園の春野菜の苗の植え付け(スイカ、カボチャ)に分担し行いました。

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    12樹種の800本を選別し終え、ホッとしました。

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    農園では、前回植え付けした菊芋も大きく生長していました。今回は、農業のベテランでもある渡部・松林両人が担当し、スイカとカボチャを植え付けしました。今から楽しみですが、次回はサツマイモの苗を植えていきたいと夢を語りながら話していました。

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202259_9    前回(4/26)植えつけた菊芋の苗が大きく生長

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 苗場には、大事な苗木が1200本ほどあります。今後も育樹・補植作業に力を入れ取り組んでいきます。応援隊は、6月5日の第10回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭の成功に向け市民のみなさんをはじめ全国の植林ボランティアみなさんと共に取り組んでいきます。植樹会場での出会いを楽しみにしています。

今日の作業には、渡部代表、松林副代表、山田事務局、岩橋事務局、道中内スタッフ、筆者でした。大変、お疲れさまでした。

                          (報告 東城敏男)

2022年5月 7日 (土)

足尾は曇ったり、晴れたりで静かな一日

 ゴールデンウイーク終盤の今日7日は、雨の予報が出ていたので、足尾を訪れる方は少なく、“みちくさ”に立ち寄ってくれる方も少ないのではないかと心配しながら足尾に入りました。

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 9時の気温は13℃、昼には22度まで上がりました。対岸の河川敷では堰堤工事を行っており、ショベルカーのキャタピラの音が時々聞こえましたが、小鳥の囀りが綺麗に聞こえる静かな一日でした。

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 朝の打ち合わせを行い、福原さんと筆者・大野が「りんねの森」の湿地ブロック担当になっているので、どのような種類の木を植え、どのような杜にするか、案を出し合い構想を練りました。

 その後、湿地ブロックの周囲の長さを再度測りました。以前測った長さとほぼ一緒でした。

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 その後、“みちくさ”をオープンし、訪問者を待ちました。10時頃に男女二人連れがダムゲート方面に歩いていきました。

 福原さんは、14日に森の観察・植樹に訪れる野田さんグループが安全に植樹ができるように“臼沢西の森”の整備を行いました。

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 昼食を取り、柳澤スタッフが持ってきてくれたヒューム管の太さ、長さを調べました。直径25cmは6mあり、それより小さい直径20㎝のものは、27m60cmあることが分かりました。水路づくりも少し見えてきました。

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 今日は、遊働楽舎“みちくさ”に寄ってくれる方を待ちましたが、人通りもなく立ち寄る方はいませんでした。福原さんは水路の整備をし「いい汗をかいた」と笑顔を見せてくれました。

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 “みちくさの庭”は草花が咲き始めました。松木の森・杜の新緑と草花を愛でに来ませんか。“森とも”の皆さんの訪問をお待ちしています。

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 帰り道、筆者は渡良瀬商事に立ち寄り、黒土の搬入について打ち合わせを行いました。社長との打合せでは、今月16日から「りんねの森」入り口付近に数回に分けて搬入していただけることになりました。

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  本日のみちくさ担当は、福原さんと筆者・大野でした。

2022年5月 5日 (木)

爽やかな春風が吹き抜け、新緑が目に沁みる松木の里でした。

 足尾に向かう途中、田植えを終えたばかりの水田は朝日でキラキラと輝いていました。今日はGWも後半に入る5日子供の日、松木渓谷は快晴です。「森びと広場」の八重桜は満開です。気温も8:40で既に18℃ありました。

 今日の「みちくさ」担当は鎌田サポーターと加賀スタッフです。打ち合わせを行い、午前中は14日に神奈川県から森の観察に訪れる野田さんグループが植樹をする「臼沢西の森」の植樹地に土を入れる作業と、先日落石で獣害防止柵が破壊された時に、土留めも何か所か破壊されており、その修理を行うことにしました。

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 人の力では動かせないほど大きい石が3個ほど、その他大中小の石がかなりの数で落ちてきていました。崩れた土留めを修復するのですが、土留めを取り去ると土が崩れて流れ、苗木も一緒に流れてしまうので、苦肉の策ですが崩れた所はそのままにし、上に新たに土留めを作ることにして土の流れを防ぐようにしました。

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その後、植樹地に土を運び、袋から土を出して14日の植樹地を整備しました。

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 昼食を早めにとり、加賀スタッフは「みちくさ」をオープンさせました。鎌田サポーターは、昨日点検できなかった「民集の杜」の獣害防止柵の点検に行き、異常ないことを確認してきました。

 12:30頃、宇都宮から来たというご夫妻がベンチで昼食をとっていました。これから、渓谷の方に散策に行くということでしたので、帰り「みちくさ」に寄ってくださいとお誘いしました。

 13:10頃には、ジャンダルムの下近くまで行ってきたという、伊勢崎からお越しになったNさん夫妻が寄ってくれました。「何処へ行っても混雑しているが、ここは静かで風も爽やかで川の水がきれいでした。」「川の対岸の山は崩れているところが多くビックリした。鹿に会いたかったが会えなかった」と残念そうでした。

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 14:30頃に松木渓谷に行ってきた宇都宮のWご夫妻が約束通り来訪して下さいました。「静かでのんびり散策できて気持ちが良かったです。」と満足そうでした。

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 今日の担当は、鎌田サポーター、加賀スタッフでした。(報告:加賀春吾)

2022年5月 4日 (水)

新緑のまぶしさ!こんな言葉がぴったりの足尾・松木沢

 今朝の足尾・松木沢は、雲ひとつない快晴。9時の気温は12℃もあり、昼過ぎには25℃にもなって、少し動いただけでも汗ばむ陽気でした。臼沢の森は淡い緑色の光を放ち、足尾・ジャンダルムは、真っ青な空の下で堂々とした姿を見せていました。

 余りのすがすがしさに、思わず深呼吸をしてしまいました。

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 今日は昨日と同様に、今後の森づくりを始めとした諸活動を、意識しながら散策する事としました。同時に、獣害防止柵の点検を行う事としました。行先は、松木の杜と新松木の杜です。

 それぞれの森は木々の枝打ちが行われ、下草もきれいに刈り取られていて陽の光が差し込み、それを好むスミレの花が至る所に咲いていました。

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 他方で、毎年楽しみにしていたヤマユリの片方が芽吹いていませんでした。他の一本は既に90cmくらいまで成長しています。何故そうなったのか?原因を探る必要があります。  

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 獣害対策は、折れたポール4本が見つかり、新たにポールを立てて補強をしました。松木の杜では、出入りしていた箇所が確定され(柵のてっぺんにシカの毛が付いていた)柵のかさ上げの処置をしました。

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 また松木の森の中で、二重に柵をかけて獣害対策をした「壬生北小学校」の植樹地の苗木たちも成長を続けていました。当時の小学生も大きくなっている事でしょう。苗木たちに会いに来ませんか?。待っています。

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 午後は、作業小屋周辺の環境整備を行いました。入口にあった薪置き場を整理して、左側の薪置き場も単管を使って頑丈な設備にする予定です。

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 大型連休も山を過ぎようとしています。中倉山は大人気で、銅親水公園の駐車場は満杯です。明日は5日で「こどもの日」です。清水副代表が柏餅を差し入れしてくれました。柏の葉の香りが昔を思い出させます。

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 今日の参加者は清水副代表、済賀スタッフ、筆者は橋倉サポーターでした。

2022年5月 3日 (火)

新緑の中、森の散策で将来の森づくりを考える

 本日の8時40分の足尾・松木沢は、気温3℃。快晴で風が少しあり肌寒く感じましたので、作業小屋の薪ストーブに火を入れました。

Photo_2 9時からの打ち合わせで責任者の大野さんから「本日は、森作業を行なわないで自分たちが作ってきた森の中に入り、今年から始まるりんねの森づくりを考えましょう」との説明があり、ホットコーヒーを飲みながらこれまでの森づくりの感想を出し合いました。

Photo 柳澤さんから「2004年秋の時はススキだらけだった。当時を思うと、ずいぶん変わった」と森づくりの最初のころの苦労話が出されました。2004929_2

             (写真)2004年9月の足尾

 早速、木々の生長を確認するために、17年経った臼沢の森に入りました。そして、M&mのベンチに座り、森を見ながらこれからの森づくりを考えました。

 次に臼沢西の森に入り、昨年から始まった里親植樹地を見ました。ウサギの仕業と思われますが、苗木が一定の高さで切られていました。動物たちとの知恵比べとはいえ、私たちの苗木に向かう姿勢が問われ、人間の都合で森づくりは出来ない、と改めて感じました。

Photo_3 昼食後の話し合いでは、「今後の森づくりについて森としてうっそうとしているが、木々がひょろっとしており細い」、「平和でないと森づくりはできない」等の意見が出されました。

Photo_4 最後に大野さんから「自分の森として活動していきましょう」との言葉を参加者で確認して、本日の新緑の森の散策会を終了しました。

Photo_5 本日の参加者は、大塚、柳澤、弘永、大野、そして筆者・済賀でした。(報告者:済賀正文)