2022年5月15日 (日)

お互いの目を見ての話は大切

 本日、Zoomによる各県ファンクラブ代表者会議を開催し、20名が参加しました。

Zoom 話し合ったのは、各県で秋に計画する地球温暖化にブレーキをかけるためのお茶会についてと第3回総会に向けての意思統一をしました。

 提案をしたのは私たち運営委員ですが、高橋顧問から社会運動を運営する私たちの言葉遣いには注意しようと提起されました。特に、労組役員経験者は無自覚的に労組用語が使われてしまう傾向が強いので、その話を聴く市民の受け止めをふまえていくことを大切にしようとの指摘がありました。

 議論では各県ファンクラブの現状・お茶会開催に向けての悩みや計画を出していただき、深掘りをしていきました。1時間ほど議論をして分かったことは、提案する側は当初各県ファンクラブの現実を掴んで提案をしていなかったこと。各県ファンクラブ側は、呼びかけ相手が不明確であったり、呼びかけ相手の意識を掴んでいないこと等であり、前段に提案していた中身(文字だけ)では心が一つになっていないことがハッキリとしました。直接会うことはまだまだ難しいですが、Zoomを使用して顔を見て話をすることはつくづく重要であり、今後もZoomを活用してお互いに対話をいきたいと思います。Photo_4 今日は、岸井成格さん(当時NPO法人森びとプロジェクト委員会理事長)の命日でした。天国から「皆んなよく頑張っているなぁ~」と言われるよう、今後も各地での森づくりも議論も真剣にやっていきます。Photo

Photo_9 (左)今日の琉球新報     (右)50年前の琉球新報

(報告・小林敬)

2022年5月14日 (土)

天気に恵まれ、ゲストを迎え楽しい植樹でした。

 5月14日(土)、朝8:40足尾・松木の里の天気は雨を心配していましたが、雲が多いものの雨は上がり、雲が山の上の方にどんどん上がっていき、山頂が見えてきました。気温は18℃もあり、蒸し暑くなりそうな天気です。今日は、コロナの外出規制が無くなったので、何としても足尾に木を植えに行きたいと、森びとプロジェクトの会員である東京の野田佳子さんがお友達を誘って来てくださいます。

 11時頃の到着予定なので、「みちくさ」をオープンさせましたが、雨の予報のためか来訪者は見えません。「みちくさ」の周りを少し散策しました。今年初めて聞く「エゾハルゼミ」の鳴き声が聞こえていました。

Img_3354 Img_3360 Img_3362 Img_3371 桜の木は花も散り葉桜になっていますが、小さなサクランボが赤くなってきました。ウワミズザクラもブドウのように生る房が出来ています。猿や熊の食料になります。

Img_3382 Img_3378 11:10に野田さんたち13名が到着しました。うんしゅう亭で濟賀スタッフから歓迎のあいさつを行い、加賀スタッフから植樹地やスケジュールの説明を行いました。その後、昼食をとり12:15に植樹地である「臼沢西の森」に歩いて向かいました。皆さん、ご高齢にもかかわらず、「わっはっは!ワッハッハ!」と笑いながら元気に山を登って行きます。今日は、参加者分13本と参加できなかった方の9本を合わせ、ミズナラ、コハウチワカエデ、シラカンバ、ヤマザクラなど9種類22本を植えます。植樹地に着き、濟賀さんが植樹の仕方の説明を行い、「さあ、では植樹スタート!」といったのですが、ここでもセレモニーがありました。野田さんグループの名前は、「ラフター・ヨガ・元気の会」と言って、ラフター(笑い)が健康の基であるということで、笑いが物事の始まりのようです。

Img_3380 Img_3386 Img_3392 いよいよ木を植えます。慣れないスコップの扱いと石が多い場所で穴を掘るのに苦労をしていましたが、ゆっくり、丁寧に植えてくれました。約1時間で植え終わり、記念写真を撮る時も笑って、笑ってのポーズです。その後、昨年、「里親植樹」に申し込んでくれた方の木を見てみました。皆さんしっかりとハガキを持参して、自分の木の番号を探してみましたが、かなりの数でウサギの被害にあっておりがっかりしたかと思いきや、「あっ、小さな芽が出ている。まだ生きているよ。元気になってね。」とあくまでもポジティブでした。

Img_3397 Img_3396 Img_3400 14:00頃に下山。「新松木・松木の杜」を外から見学をして「うんしゅう亭」に戻り、感想を伺うと、「本当に楽しかった。」「空気が美味しい。」「紅葉の時も来たいね。」などと言っていました。

 閉会となるのですが、ここも「ラフター・ヨガ」式の閉会式でした。言葉では言い表すのが難しいので写真をご覧ください。

Img_3407_2 Img_3424 雰囲気は伝わったでしょうか。とにかく体を動かして、笑いまくるのです。空も喜んでいるかのように青空が広がってきました。八重桜の桜のじゅうたんの上に座って記念写真を撮り、今日の楽しい一日が終わりました。野田さんグループの皆さま、ありがとうございました。また、お会いしましょう。Img_3429 Img_3426 本日「みちくさ」の訪問者はいませんでした。参加した森びとプロジェクトメンバーは、濟賀スタッフ、弘永サポーター、筆者加賀スタッフでした。

2022年5月13日 (金)

雨模様の空のもと、ゲストを迎える準備の森作業!

 今朝の足尾・松木沢は小雨で、9時の気温は15℃、薪ストーブに火を入れましたが今度は暑くなる微妙な天気でした。今日は、雨の中での作業になるだろうと覚悟をしてきましたが、打ち合わせを終えるころには雨が上がり、作業を行うのにぴったりの陽気でした。

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 今日の森作業は、明日植樹に来られるゲストの皆さんを迎える準備作業です。

9時過ぎに苗木を積んだ加賀スタッフの車が到着、作業開始です。

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14日の植樹、18日の里親植樹に使う苗木を、植樹地別に分けてトレーに並べます。隣り合った苗木が同じ樹種にならないようにするため、似た苗木に区別の為の荷札を付けます。

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 植樹地の臼沢西へ向かう頃には、足尾ジャンダルムも顔を出し雄大な姿を見せてくれました。

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加賀スタッフ、済賀スタッフは現場に着くと、打ち合わせ通りテキパキと作業を進めます。

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明日訪れるゲストの皆さんは、昨年の里親植樹に参加されてる方が何人かいますので、二人のスタッフは、「この木があなたの木です!」とご案内することを楽しみにしていました。

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 その中には、ウサギの食害を受けながら元気に芽を吹き頑張っている木があります。自然の厳しさと、木の生命力をぜひ見て頂きたいと思います。

 森びと広場の桜も、八重桜を最後に終わりを告げます。精一杯咲き誇った花びらが大地をピンク色に染めます。

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 家に戻ると、春の便りが届いていました。千葉の森ともの相川さんから”ソラマメ”が沢山届きました。いつも本当にありがとうございます。また元気を頂いて頑張れます。

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 今日の森作業は、加賀、済賀両スタッフ、と筆者でした。

   (報告 橋倉 喜一サポーター)

2022年5月12日 (木)

無言の語り木“孤高のブナ”は若葉がひらき、次代への花を咲かせていました。

 今日12日は朝日新聞社の中村記者と中倉山のブナに会いに行きました。4月29日に計画した「2022中倉山のブナを元気にする恩送り」に参加申し込みをされましたが、雨で中止、6月11日に開催が変更となったため、取材日程を調整し本日となりました。

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 九州地方から雨が振り出し天候を心配しましたが、時折太陽も顔を出し絶好の登山日和となりました。

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 足尾ダム下の駐車場で待ち合わせをし、7時25分に中倉山登山口を出発しました。

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中村記者は低山ハイキングを楽しんでいるそうですが中倉山は初めてということで、済賀さんが先導し、リョウブやヤシャブシが芽吹き始めた九十九折りの登山道をゆっくりと登りました。

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 森の中ではツツジの紅い花が光を浴びて、私たちの目を楽しませてくれます。

 こまめに給水タイムを取り、足を滑らせないように登ること1時間。最初の尾根に到着しました。

 リュックを下ろしてしばし休憩。済賀さんからいただいたチョコレートでエネルギー補給しました。白と紅のツツジが咲き、南西の山の斜面は新緑で輝き、ポツンポツンと点在するヤマザクラの白い花が満開でした。

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 ここからは尾根の直登です。呼吸を整えながら一歩一歩踏み出して登りました。ピークに到着して木々の間から中倉山を眺めると、遠くの尾根に「無言の語り木」”孤高のブナ”が凛とした姿を見せてくれました。

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 「遠くに見えますが、あと少しですよ」と、疲れの見える中村記者に声かけして、一路ブナを目指しました。南斜面の迂回路を歩き、ミズナラの森を抜けると笹の斜面が広がり、“孤高のブナ”が目に飛び込んできました。はやる気持ちを抑えブナに近づき、枝や葉の様子を見ると、若葉が芽吹き、下の枝は蕾が膨らみ葉を広げようとしています。

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 よく見ると花が咲いています。びっくりしました。秋に実をつけてくれることを願いました。

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 持参した植生袋に黒土5リットルを詰め、昨年11月に貼り付けた植生袋を確認し、土留めとの隙間に貼り付けました。3袋と少ない数ですが、北斜面に根付くよう、しっかりと止め金具を打ち込みました。

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 ブナの観察と植生袋の発芽状況、崩壊地の状況を確認し、山頂の尾根コースを通り下山しました。下山後は遊働楽舎“みちくさ”に移動し遅い昼食を取りました。昼食後は、森びとプロジェクトの森づくり活動やブナ保護活動について取材を受けました。

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 煙害に耐え、中倉山の山頂から足尾を見続けてきたブナが、現在気候変動による豪雨・強風に耐えています。延期した「中倉山のブナを元気にする恩送り」は6月11日に開催します。皆様のご協力をお願いいたします。

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 本日の参加者は、朝日新聞・中村記者、済賀さん、筆者・清水の3人でした。

 (報告 清水 卓)

2022年5月11日 (水)

新緑に包まれ、爽やかな風に吹かれての森作業進む!

   本日(5月11日)8時40分の足尾・松木の気温は13度、晴天で爽やかな風が吹きぬけています。Dsc06189Dsc06190

   9時からの作業打合せで、りんねの森に網目の細かい獣害ネットを張りにしました。松木川湖畔の植樹地の周囲約90メートルを張り終わりました。

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   昼食時に大野さんからの差し入れを頂きました。ごちそうさまでした。

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  昼食後も森びと広場下の新植樹地の残っていた獣害ネット張りも順調に終わりました。

しかし、網目の細かい獣害ネット張りは、時間切れで途中までになってしまいました。

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   作業中いろいろな緑色を見て松木川からの風にあたると目と身体が洗われます。今年から始まるりんねの森づくりの準備が着実に進んでいます。Dsc06196

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   将来どの様な森になるのかを想像しながら作業を進めました。本日も、怪我や事故も無く無事森作業を終了しました。

 本日の作業者は、鎌田さん大野さん済賀でした。本日の森作業ご苦労様でした。

                                                                                                       (報告:済賀 正文)